艶麗イワナ
#19|フライフィッシング/FlyFishing
2016年9月15日/新潟県上越地方
秋の足音が聞こえ始めると、色めいた艶麗なイワナが釣れはじめる。
錆の入ったメタリックボディーに、くっきりと浮かび上がった朱点がなんとも美しい。
鮮やかに染まった腹部の橙色も、自然が織りなす色合いとは思えないほど。
移ろいの流れでは、貫禄充分な良型イワナも顔をのぞかせてくれる。
グリップに伝わる重量感と引き味は、尺越えならではの別格。
流れにまかれれば引き寄せるのも一筋縄ではいかないほど。
そしてなにより、大人びた様相がたまらなくカッコいい。
ひんやりとした空気、色めき始めた草木、見上げれば空に鱗雲。
近づく秋の足音は禁漁間近の知らせである。
FF.BUM(エフエフドットバム)
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Profile
1979年生まれ。2007年に新潟県上越地方に移住。自由と孤独を愛する西洋式毛鉤釣師(フライフィッシング)。いかにして豊かな人生を歩むか、模索の日々を邁進中。
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