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サンコウチョウ、オオルリなど【探鳥日記#13】2024.05.12(日)

そろそろ渡来しているだろう思い、サンコウチョウを探しに行った。

森に入ってすぐ、キビタキの囀りが近くから聞こえてきた。
なんだか短く、くすぶるように鳴くなと思っていたら縄張り争いをしていたようで藪の中から目の前に追いかけっこをしている♂2羽が飛び出してきた。その様子を近くでキビタキ♀がケレレレと鳴きながら様子を見ていた。

さて、いつも見ているところで探してみるが声すら聞こえない。不安になってきながら奥へ歩いていくとやっと鳴き声が聞こえて安心した。

鳴き声を追いかけていると死角のところでバッタリ出くわしてしまい、警戒させてしまった。とりあえず証拠写真を撮影。尾が長いタイプで中央尾羽が片方かない個体だった。

森の奥へ入ってしまったのでまた来ないか少し待ってみるとまた巡回してきたが姿は見えず。違う個体を探してみることにした。

探しているといつもは探しに行かないところで♂2羽と♀1羽が縄張り争いをしていたと聞いたので行ってみることにした。
行ってみると、絶賛縄張り争い中だった。

尾の長い♂2羽が羽を震わせながら、盛んにつぶやくような声を連呼しあっていて、その様子を♀が鳴きながら近くで見ていた。
素早く飛び回っているのでファインダーにいれるのが難しかったが、動かずに待っていると近くの枝に止まって少しの間とどまってくれた。

♂尾が長いタイプ。
興奮していて頭の羽が逆立っている
恐らく上の写真と同じ個体。縄張り争いが収まり落ち着いた様子
とても美しい個体。
少し葉が被って色かぶりしている。
近くで様子を見ていた♀

3羽とも姿が見えなくなった後、また来ないかと待ってみるが姿を現さなかったので移動した。

少し歩くと声が聞こえてきたので近くで待ち構えることにした。

去年の観察から学んだことだが、サンコウチョウは人の動きをよく見ており下手に動くとすぐ移動してしまう。近くにいるのがわかるが姿が見えない状態でも、動き回って木々の隙間から姿が見えるのを探さずに、静かに動かず、相手から姿を見せるのを待つほうが撮影しやすいと思う。
基本的にずっと飛び回っている鳥なので、鳴き声から位置を予測し、目を凝らして探すことに集中していれば、フライキャッチしているシルエットを見つけるのはそう難しくないはず。
あとは双眼鏡を持つこと。すぐ近くにいても暗いところに止まっているサンコウチョウは肉眼では気づくことができないことが多い。私の場合、双眼鏡を持つだけでも撮影の機会は格段に多くなった。

というわけで待っていると近くまでやってきた尾の長いタイプの♂。中央尾羽の片方が脱落してしまったのか、一枚しかない個体。

今日1番最初に撮影した個体も同じく一枚だけだったが同じ個体?結構撮影場所が離れているのだが。現時点では写真が足りず断定は難しい。

今年初の観察だったためどうしても撮影に集中してしまって、観察が足りず、物足りなさがあったのでもっと見るようにする。 

また、なぜかサンコウチョウはアップで撮ってしまうクセがあるので、構図に気を配るようにしようと思う。

あと、サンコウチョウは朝しか動かないという謎の偏見があったのだが、普通に真昼間でも活動していた。
今度行くときはいつもより長い時間フィールドにいようと思う。

オオルリ
キビタキ
ホオノキ

日時 2024.05.12(日)05:20〜12:15

観察種

  • キジバト

  • アオサギ

  • コゲラ

  • アカゲラc

  • サンショウクイ

  • カワセミc

  • サンコウチョウ♂4♀1

  • ヤマガラ

  • シジュウカラ

  • カケス

  • ヒヨドリ

  • ツバメ

  • ウグイス

  • ヤブサメs

  • エナガ

  • センダイムシクイs

  • メジロ

  • オオルリ♂1

  • キビタキ♂3♀1

  • イカル

  • アオジc

計21種

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