ハクガン、カリガネなど【探鳥日記#27】2024.12.01
今日は県北部へガンを見に行きました。
まずは伊豆沼でガンの飛び立ちの観察です。伊豆沼はとても寒く、それなりに防寒対策はしていたのですが凍えました。暖かかった先々週とは大違いです。
今日は曇っていて朝日は見えませんでした。大きな群れが飛び立ったのは6時25分頃でした。今回は群れが分散している感じで、前に飛び立った時に聞こえた、地鳴りのような音は聞こえませんでした。
なんだか物足りなかったので、今季のうちにまた来たいところです。
次に今季まだ見ていないハクガンを探しに行きました。
今季はまだあまり数は来ていないようですが、前に見た田んぼ周辺を中心に探しました。
30分ほど探していると、マガンの中に白いシルエットが見えました。ハクガンです。
運良く、かなり早く見つけることができました。
8羽、2グループに分かれて行動していました。
ちょうど採食していた田んぼが木陰になっていたので、陽炎を気にする必要がなくてよかったです。
車に驚いて一斉に飛び立ちました。
北国で雪が降ると、もっと数が増えるものだと思います。今年は幼鳥が多いといいのですが…
第一目標は見れたので、他の珍しいガンを探しにさまよいました。
ガンを探していると、遠く。オジロワシが飛んでいるのを発見。追いかけると、ちょうど上空を飛翔してくれました。今季初観察です。
1羽見ているとさらにもう1羽現れて一緒に飛んでいました。
オジロワシは見れたものの特に珍しいガンは見つからなかったので、次にカリガネを見に行きました。
カリガネはいつもの田んぼにたくさんいました。
顔と嘴の小ささ、嘴の付け根の白い部分が大きいところを意識するときに見つけやすいです。
また、他のガンよりも牧草地を好む傾向がある気がします。
とある群れでは、120羽ほどのガンの中には40羽ものカリガネが混じっていました。
その中で、初めて標識個体のカリガネも見つけることができました。
A93A94はペアだと思います。
今日気づいたのですがカリガネは他のガンより警戒心が強いですね。マガンが警戒していないから大丈夫かと少し近づいてみると、カリガネだけが飛んでしまうということがありました。これから気をつけようと思います。
カリガネを十分観察して、最後に蕪栗沼にハイイロチュウヒの塒入りを見に行きました。
ハイイロチュウヒの塒入りまで時間があったので、沼の鳥を見ていきました。
沼はとても風が強く、小鳥はほとんど見られませんでした。
いつもヒシクイがいる場所では先々週もいたオオハシシギが、ヒシクイを風よけにして休んでいました。
ヒシクイの近くではヘラサギが採食中でした。ヘラサギが食事している姿を見るのは久しぶりです。
オオヒシクイも見ることができました。最近、オオヒシクイだと思っていた鳥が全てヒシクイだったことに気がついたのですが、今日初めてちゃんとオオヒシクイをみることができました。
オオハクチョウは泥だらけでした。
さて、沼の鳥をひと通り観察して、ハイイロチュウヒが塒入りするのを待ちました。
肌寒い中、2時間ハイイロチュウヒが現れるのを待ちましたが、ハヤブサが一度飛んだだけで、残念ながら今日は姿を見れませんでした。
最後にガンの塒入りを、見て〆にしました。
観察種
シジュウカラガン1
ハクガンa8
ヒシクイ
亜種オオヒシクイ
マガン
カリガネ55
オオハクチョウ
コハクチョウ
ハシビロガモ
オカヨシガモ
カルガモ
マガモ
オナガガモ
コガモ
ミコアイサ
キジバト
クイナc
オオバン
カイツブリ
カンムリカイツブリ
ハジロカイツブリ
ハマシギ2
オオハシシギ2
カワウ
ヘラサギ1
アオサギ
ダイサギ
チュウヒ1
トビ
オジロワシa2
ノスリ
アカゲラc
コチョウゲンボウ1
ハヤブサj1
モズ
ハシボソガラス
シジュウカラ
ヒバリ
ムクドリ
ジョウビタキc
ハクセキレイ
セグロセキレイ
タヒバリc
スズメ
ベニマシコc
カワラヒワ
カシラダカ
オオジュリン
計47種類