サンカノゴイ、アオハクガンなど【探鳥日記#07】2024.01/03(水)
この日は県北を回った。
まずは蕪栗沼へ。
駐車場に着き、あたりを覗いてみると、遠くにオジロワシが見えたので歩いて近づいていった。
嘴基部のみが黄色でまだら模様が強いため幼鳥のよう。
少し観察していると飛び立って、狩りを始めた。
低く飛び回ってカモを狙っていたが、チュウヒ2羽にモビングされて狩りを諦めて遠くへ飛んでいった。
次に見つけたのがヘラサギ。
2羽見えたので、1羽増えたのかなと思って撮影してみると、違和感があり、確認してみると1羽はクロツラヘラサギだった。
クロツラヘラサギは初めて見れたので嬉しかった。
この日は白鳥地区をチュウヒがよく飛んでおり、合計4羽見ることができた。
ピィヨ!ピィヨ!と元気に鳴いていた。
白鳥地区の沼には前回来たときよりオオハクチョウとオオヒシクイが増えていた。
どろんこに首を突っ込んで餌を探していた
フィールドを半周ほどして、蕪栗沼まで行くとこちらにもたくさんのオオハクチョウとオオヒシクイがいた。
沼の対岸にはオジロワシ成鳥が止まっていた。
前回来たときも見たが証拠写真にもならないくらい遠かったため、それなりの距離で見れて良かった。
他、探鳥中に見た鳥。
蕪栗沼を一周して次に伊豆沼へ向かった。
次の狙いはアオハクガン。伊豆沼周辺にいるとのことで探してみるが、見つからない。
いないなぁと思いながら伊豆沼を流し見していると、大きめのサギが逆光の中飛んできた。
大きさ的にアオサギ?いやシルエットが太いからゴイサギか?でもここにゴイサギっているっけ?と考えながら見ていると、木々で沼が見えなくなる直前に見えたのがサンカノゴイの顔!
車をバックし、降りたったあたりを探してみると、擬態しているサンカノゴイがいた!
30秒ほど擬態したあと首を縮めて水際を歩き始めた。
でかい!
のそのそとゆっくり歩きながら葦原の中に入っていった。
ずっと憧れていた鳥だったので、久しぶりに鳥を見ていてかなり興奮した。
もう一度出てこないかなと同じ場所で少し待っていると、茶色いシルエットが出てきた!これは!
…
たぬきでした。そしてすごいダイサギに見られていた。
なんだよ、と思っていると、マガンとは違うガンの声。
あ、これはと思い見てみるとハクガンの群れが沼へ降りてきた!
遠いので写真を撮って確認してみるとアオハクガンが混じっていたので、田んぼに移動するまで待つことにした。
飛ばないかなと見ていると、ハクガンが固まり始めた。
不思議に思っていると、オジロワシがハクガンを狙っていた。
ハクガンを狙って低空を旋回していたが、うまくいかなかったらしく、諦めて飛んでいった。
他のカモを狙われないようハクガンの近くに集まっていた。
そんなこんなでハクガンの群れが飛び出したので、ストーキング開始。
すぐに遠くまで飛んでいったので急いで追いかけると、マガンに混じって田んぼに降りて採食していた。
というわけで初めてのアオハクガン。初列風切の羽縁がとても綺麗だった
この2羽は去年も伊豆沼に渡来したようで、そのときは幼鳥だったらしい。
そのときは真っ黒ではなくところどころに白斑があったようで、中間型なのだろうか。
実はハクガンをちゃんと見るのも初めてなのでじっくり観察してきた。
この日ハクガンは63羽見ることができたが、幼鳥が3羽しか混じっていなく、繁殖状況が心配になった。
最後に蕪栗に戻ってハイチュウの塒入りの観察、をする前に内沼へ寄ってオナガガモを見に行った。
ハイチュウの塒入りまで時間が限られていたため短時間の観察だったが、1羽雄化を見つけられた。
蕪栗に戻ってすぐ、雌が飛んでいてすぐに葦原に入った。
この日は曇りだったためか少し飛ぶのが早かったよう。
また飛ばないかなと待っていると♂が戻ってきた。
初めて上面を綺麗に撮れた。
次に♀が戻ってきた。
最後に♂1羽と♀2羽が同時に飛んだ!
複数羽が同時に飛んでいるのを見るのは初めて。素晴らしい光景だった。
日時 2024.01/03(水)08:00〜16:00】
観察種
✨ハクガンad61j3、アオハクガン2
・ヒシクイ(亜種オオヒシクイ)
・マガン
・オオハクチョウ
・ハシビロガモ
・マガモ
・オナガガモ(雄化個体1)
・コガモ
・ミコアイサ
・カワアイサ
・キンクロハジロ
・クイナ(c)
・バン
・オオバン
・カンムリカイツブリ
✨タゲリ6
・ユリカモメ
・カワウ
・アオサギ
・ダイサギ
✨サンカノゴイ1
✨ヘラサギ1
✨クロツラヘラサギj1
・オオタカj1
✨チュウヒ4
✨ハイイロチュウヒ♂1♀3
・トビ
✨オジロワシad1、j1
・ノスリ
・コゲラ
・アカゲラ
・ハヤブサ
・モズ
・ミヤマガラス
・ハシボソガラス
・シジュウカラ
・ヒヨドリ
・ウグイス(c)
・エナガ
・ミソサザイ(c)
・ムクドリ
・ツグミ
・ジョウビタキ(c)
・スズメ
・ハクセキレイ
・セグロセキレイ
・タヒバリ(c)
・シメ
・ベニマシコ
・カワラヒワ
・ホオジロ
・カシラダカ
計52種類
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