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アカショウビン遠征2024後編

遠征2日目。

もちろん朝から探鳥開始です。

まずは昨日、アカショウビンがよく現れた池で、撮れていなかった飛翔写真を狙いに行きました。

アカショウビンは昨日よりはあまり現れませんでしたが、それでも1時間おきくらいに現れてくれました。

そうして飛び立ったところを頑張ってファインダーに入れて、無事に飛翔写真が撮れました。

三脚も標準器もなく手持ちだったので、飛んでいるところを撮るのは結構難しいかと思っていたのですが、アカショウビンが大きいのでそこまで難しくなかったですね。一眼レフのAFは強し。

待っている間ハクビシンが来た時もありました。近くを動き回っていて可愛かったです。しかしこんな山深くまで進出しているのには驚きました。

池の近くの木にはオシドリが止まっていました
ゴジュウカラ
オオルリ
モリアオガエル

まだアカショウビンは現れそうでしたが、飛翔写真は撮れたのでもう1つのポイントへ移動しました。

というのも、この場所が鳥目的以外の人もよく通るので、少し邪魔になっていて申し訳なかったのと、アカショウビンが簡単に見れすぎて、つまらなく感じていたんですよね。なんだか動物園で見ている感じがして、物足りなかったです。

そんなことで違うポイントに移動すると、先に見ていた方が、さっきまでアカショウビンが現れていたとのこと。

「この枯れ木の近くで鳴き声がずっと聞こえていたので、ここがソングポストかも。待っていれば来るかもしれませんよ」と教えてもらい、一緒に待たせてもらいました。

ソングポスト?の枯れ木の近くで待っていると、少し離れた木にアカショウビンが飛んできて、さえずっている姿を見ることができました。

このアカショウビンが去ってからは、しばらく現れない時間が続き、先に待っていた方は帰られて、私も枯れ木から離れた場所で待つことにしました。

ここで面白かったのが、その日、芸術系の大学の方々がスケッチに来ていて、1人がアカショウビンの鳴き声を口笛で真似をしていました。
最初は下手だったのですが段々うまくなってきて、ついにアカショウビンが縄張りに侵入者が来たと勘違いしてスクランブル発進。
真似していた人の近くに飛んでいって、姿を見せたようで、大学生の方々は「ほんとに赤かったな!」と大喜びでした。
撮影目的に呼び寄せる行為は良い気持ちにはなりませんが、こういった出来事は楽しいです。

このこと以外でアカショウビンは現れず、そろそろ帰ろうかと思っていると、アカショウビンの鳴き声がさっきのソングポスト?の枯れ木の近くから聞こえてきました。

気になって見に行くと、枯れ木の近くの木にアカショウビンが止まっていました!

喜んで観察しているとソングポストだと思っていた枯れ木に赤い物体。なんだあれ?と思い双眼鏡で見てみると、枯れ木の中からもう1羽のアカショウビンが出てきました。

あれ…

そう、ソングポストだと思っていた枯れ木の裏側に穴があり、そこが営巣場所の候補地になっていたのです。

これは失敗したと思いました。巣の候補地に張り付いていたんですから、大やらかしです。アカショウビンがこちらを大きく気にしている様子はなかったので、大きなストレスは与えていないとは思いますが…

まだアカショウビンは木に止まっていましたが、繁殖に影響が出たらたまったもんではありません。これは長居は禁物だと思い、離れることにしました。

この後はフィールドに残るか迷いましたが、十分アカショウビンを観察できましたし、疲れてきましたし、お腹も空きましたし、ラーメンも食べたかったので、帰ることにしました。

アカショウビンの生態をじっくり観察できて、とても良い遠征でした。

ラーメンは帰る途中で食べました。美味しかったです。

アカショウビンを待っている時に見つけたミヤマクワガタ
ニホンカワトンボ

日時 2024.06.09(日)04:15〜13:00

観察種

  • オシドリ 

  • カルガモ

  • ツツドリs

  • アカゲラ

  • オオアカゲラ

  • アオゲラ

  • キジバト

  • アオバトs

  • カケス

  • ハシブトガラス

  • ヒガラ

  • ヤマガラ

  • シジュウカラ

  • ヒヨドリ

  • イワツバメ

  • ヤブサメs

  • ミソサザイ

  • アカショウビン4

  • ゴジュウカラ

  • クロツグミ

  • コサメビタキ

  • キビタキ

  • キバシリ

  • カワラヒワ

  • ホオジロs

計25種類(2日間合計)

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