ウスハヤブサ、コミミズクなど【探鳥日記#06】2024.02/22(木)
暖かくなってきたと思っていたら急な大雪。
その影響で学校が休校になり、午前中のうちに雪も止んだため、せっかくなので積雪でなにか珍しい鳥が来ていないかとMF周辺田園を自転車で回った。
ママチャリのカゴにバッグを入れて、すぐカメラを出せるようにして走りながら鳥を探すことにした。
道路の雪はだいぶ溶けていて、風もなく走りやすかった。
さてフィールドに着き、探鳥を始めるとすぐノスリとハヤブサを見つけ、撮影することにした。
少しづつ距離を詰めて撮影し、飛ぶところも撮りたいなと飛び立つのを待っていると、ファインダーに下面が白い猛禽が入ってきた。
これはもしやと思ったら、やはりコミミズクで、ノスリに向かってキャンキャンと鳴いて威嚇をした。
なんでこんな昼間に飛んでるんだと思ったら真上を通過していって遠くの田んぼに降りた。
雪で光が反射して白い下面がとても美しく見えた。
降りた場所へ行ってみたが見つからず、探しているともう一羽別の個体が飛んできてさっきと近い場所に降りた。
すぐに追いかけると、田んぼに止まっているのを見つけられた。
安心して撮影しているとひょこっと先に降りていた個体が現れて草陰で休み始めた。
もう一羽もその隣に移動し、2羽でぬくぬくしていた。
これ以上は動かなそうだったし、邪魔をしては悪いと思ったので別の鳥を探すことにした。
昼間に飛んでいた理由を考えてみたが、前日の朝からずっと雪が降っていた影響でろくに狩りができず腹ペコだったのかもしれない。
探索してみると、とにかく小鳥が多く、ヒバリ、ホオジロ類、スズメがあちこちにいて、猛禽も集まるわけだと思った。
ハヤブサ幼鳥が小鳥を狙って目の前をびゅーんと飛んでいって美しかった。
また、いくつかのハクチョウの群れが北上したり南下したりしていて気候に振り回されて大変だなーと思った。
ミヤマガラスの群れも見つけられたが、生身で近づくのは難しく、証拠写真だけ撮ってすぐ移動した。
持ってきたおにぎりを食べて、探索を続けていると目の前に大きめの猛禽が止まっていた。
トビかと思ったが、一応確認してみるとハヤブサだった。
これが仮にも10年鳥を見ているやつのjizzかと思ったが、確認してみると明らかに普通のハヤブサより大きく違和感があった。
これはちょっと前にツイッターでよく見かけたウスハヤブサではないかと思いドキドキしながら観察をした。
しばらくすると、飛んできたブトガラスを嫌がり飛び立った。
運良くこちら側に飛んできてくれたのでうまく飛翔している姿を撮影できた。
後に家で確認してみるとやはりウスハヤブサの特徴と一致しており、ウスハヤブサで良さそうだった。
ウスハヤブサは初めて見れたのでこれは嬉しかった。
なんだか頬の模様がデフォルメされた照れている表現みたいで可愛い個体だった。
回り回っていつもハクチョウを見ているところに来た。
数は少し減ってたがいつもの場所にいた。
今日は生身での観察だったので、近くのハクチョウが気にして採食をやめて警戒していて申し訳なかったので、標識個体探しはせず、短い時間の観察とした。
やっぱり雪の中のハクチョウは綺麗だった。雪を掘ってなんとか採食していた。
沼に移動してみると、南下してきたと思われる30羽ほどのコハクチョウの群れが降りてきて、羽を休めていた。
カモ類は少なくミコアイサもゼロだった(他の沼には1羽いたが)。カンムリカイツブリはたくさんいた。
さすがにガンは見当たらなかった。
それから引き続き田んぼを回ったがハヤブサが2羽とくそでかいスズメの群れがいたくらいだった。
猛禽がたくさん観察でき、私好みの写真も何枚か撮れてとても満足できた1日だった。
以下識別点
亜種ハヤブサより目に見えて大きい
全体的に茶色っぽい
上面のバフ色の羽縁が目立つ
細い眉斑
雪に反射光で下面が綺麗に描写されて美しかった。
日時 2024.02/22(木)11:30〜16:00
観察種
コハクチョウ
オオハクチョウ
ハシビロガモ
カルガモ
マガモ
オナガガモ
コガモ
ミコアイサ♂1
キジバト
オオバン
カンムリカイツブリ
カワウ
トビ
ノスリ8
コミミズク♂1♀1
チョウゲンボウ1
ハヤブサad2j2
亜種ウスハヤブサj1
モズ
ミヤマガラス
ハシブトガラス
ハシボソガラス
シジュウカラ
ヒバリ
ムクドリ
ツグミ
スズメ
ハクセキレイ
タヒバリ
シメ
カワラヒワ
ホオジロ
カシラダカ
計33種類
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