サンコウチョウ、オオルリなど【探鳥日記#14】2024.05.19(日)
先週に続きサンコウチョウを探しに行った。
気温が高い日だったので薄着で行ったら、曇っていたせいか思っていたよりも肌寒かった。しかも昨日寝るのが遅かったせいかものすごく眠く、フラフラしながら鳥を探した。
気温が低いせいか鳥もあまり活動していなく、寂寞としていた。まだいたイスカが一羽で空を彷徨っていた。
7:00を過ぎてやっと暖かくなってきて、眠気も覚めてきて鳥が活発化し始めた。
やっと低い枝にオオルリが止まっているのを見つけた。近かったが全く動かずに泰然自若としていて、渡ってきたばかりで憔悴しきっているようだった。青みが強い綺麗な個体だった。
そのあとサンコウチョウの声が聞こえてきたのでこの近くで腰を据えて待つことにした。すると突然縄張り争いをしている♂2羽が肉眼で見れるほどの距離に現れ、お互いにささやきを連呼しながら眼の前を飛び回り始めた。
しかしあまりに突然のことで反応できず、争っているところは撮影することはできなかった。
だが、蝶のようにヒラヒラと舞い踊りながら尾をたなびかせる姿を肉眼で見ることはできたのはとても幸運なことだった。
姿が見えなくなったのでまた鳴き声を探して歩き回った。歩いていたら目の前をオオタカが低空飛行していったので驚いた。
1時間ほどたって、またサンコウチョウの鳴き声が聞こえてきたので近づいていって姿を見せるのを待った。
すると滔々と囀りながら近くまでやってきて、短い時間だったが観察できた。
また移動し森を彷徨っていると、ツリィーというメタリックな声が聞こえてきた。
最初はコサメビタキだと思ったが正体はキビタキで、雄が雌に向かって、尾羽を広げ、強い黄色の腰を見せつけて求愛をしているところを観察できた。
雌は一定の距離を保ちながら雄の様子を見ていた。今季はまだ繁殖地でのキビタキをうまく観察できていなかったので、ここでじっくり見ることができたのは嬉しかった。
移動し、さっきの場所でまたサンコウチョウの声が聞こえてきたので切り株に腰掛けて来るのを待った。
すると急に眼の前に飛んできて、慌ててしてしまってつい構図を考えず撮影してしまった。
そして勢いよく飛び出したと思ったら眼の前の幹にホバリングをして中くらいの蛾を捕まえた。
捕まえた蛾をブンブン振り回して、鱗粉を撒き散らしながら弱らせていた。サンコウチョウの採食はじっくり観察したことがなかったのでこれはかなり嬉しかった。
その後も少しの間、近い距離で姿を見せてくれた。
最後に、朝見たであろうオオルリ♂とキビタキ♀を眼の前で見て終わった。
美しさをたくさん感じられてよく満足できた鳥見だった。
日時 2024.05.19(日)05:00〜11:30
観察種
アオバトs
オオタカ1
コゲラ
サンショウクイs
サンコウチョウ♂3
カケスc
カラスsp
ヤマガラ
シジュウカラ
ヒヨドリ
ヤブサメ
エナガc
オオヨシキリs
メジロ
クロツグミs
オオルリ♂1
キビタキ♂1♀1
カワラヒワ
イスカ
ホオジロc
合計20種
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