人から受け取る言葉って強い
自分の言葉で放ったポジティプ発言が
実際、行動に移せずに終わってしまうことがよくある。
誰かから突きつけられた言葉の方が
自分を、心を、動かしてしまうような
強いエネルギーを持っている気がする。
特に音大生活において、先生方、同期、先輩後輩から受け取った言葉は心強かった。
ほんの、ちょっとした一言でもそう。
───────────────────────これは今日のこと。
論文や来月2つある発表のテーマが決まらなくて
焦る日々。
すぐに不安でいっぱいになる。
音楽作品への興味はあるのに、何から始めれば良いかわからなくて、音楽史の授業が上の空だった今日。
授業後、先生に相談した。
先生は、私の興味を聞くと、分析方法を色々教えてくれた。
え、それでいいの?ってくらい単純だった。
そして、最後に言われた。
『楽しんでさ、?』
いつもの元気で明るい声で発せられるその言葉。
どきんとした。
心が一気に明るくなった。
そこで思った。
もっと、自分の興味に単純に、楽しく、素直に向き合って良いんだ。
プロフィールに「楽しいを大切に」と書いておきながら、すっかり忘れていたのだ。
悩みすぎて動けなくなっていた私に動く勇気をくれた、先生の言葉。
話し終わった後、1人になれる場所へ行き
白紙のノートに作品分析する手順を書いた。
すらすらと出てきた。
上手く行きそうな気がしてきた。
先生、本当にありがとうございます、、、、、、
今は眠いから明日実行します、笑
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なぜ、人から受け取る言葉って強いのだろう。
その人を尊敬しているからだろうか。
私にはわからない。
でも
自分がしんどくなっても生きていられる理由の1つとして、
多くの方々の内から発せられる、強い言葉に支えられてきたから
ということが言える。
忘れられない言葉と共に生きている。
最後に、私が孤独を感じたとき、思い出した言葉を。
大学1年生のときの西洋音楽史の授業にて
音楽学の先生より、努力することについて
『誰かが見ている』
当時は少しこの言葉を疑った。
今は信じている。
その誰かが、人でなかったとしとも、
どこかで自分を見守っている何かが存在するって思うのだ。
お守りのような、言葉。
人から受け取る言葉って強い。