言語聴覚士しゅんPさんと話そう!! #2-3 こどもの吃音治療~吃音のリハビリ~
みなさん、こんにちは!こんばんは!おはよう!
ふたつの痛みの病に侵され、痛みに呪われたflutist_umakoです。
前回”言語聴覚士の”しゅんPさんと話そう!!”「第2章こどもの吃音治療 Vol.2 吃音の進展段階」は多くのスピーカー、オーディエンスの方にお越しいただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。
当日の様子は前回の投稿に微々たる量ですが追記させていただきましたので、お時間のある方に読んでいただけると嬉しいです。
告知
さて次回は…
2022年1月29日(土) 21:00~の
”言語聴覚士のしゅんPと話そう!!”は…
「第2章こどもの吃音治療 Vol.3吃音のリハビリ」
#Clubhouse の #医療部屋 にて行いますので
お時間のある方はお耳よせください。
言語聴覚士の中でも日本にまだ数少ないボイスクリニックで働くしゅんPさんの話はとてもハートウォーミングでとても分かりやすいです!
みなさん、チャンスですよ!!
#2-3 こどもの吃音治療~吃音のリハビリ~
復習~吃音とは?進展段階とは?~
吃音とはいわゆる、話し言葉が滑らかに出ない発話障害のひとつ。
症状としては、中核症状がよく知られています。
二次的症状
「解除反応」
例)「詰まって声が出ない時に力を入れて乗り切る。」など
「助走」
例)「【えーと、まー】等の言葉を意識的に入れる。」等があります。
ブロックしないで言えると思うまで、話すのを先送りにするのが「延期」です。
他のことばに置き換えてしまうのを「語の置き換え」と言います。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
一生懸命に解除反応や助走、延期を使ってもブロックしてしまい、恥ずかしくて仕方がなくて、話すのを止めたり(発話回避)、話す場所に行かなくなったり(場面回避;登校拒否など)するのが「回避」です。
この第1層~第4層の順を辿ります。
第1層:症状は出ているが自覚はなく自由に話している。
第2層:注目している分ブロック症状が出てしまう。自覚あるが悩みはない。
第3層:意図的な操作をして隠している。苦悩が出始める→否定的価値観
第4層:声が詰まると恥ずかしいと思い、話すことを回避
→技を使う(ある種のテクニック)、工夫をする
進展段階を理解することで、中核症状に注目するようになる。
吃音のリハビリテーション(環境調整法)
言葉の訓練なんだから「発声訓練」なんじゃないのか?
→リハビリの方法もたくさん。しかし、今回紹介するのは訓練室で「話す」訓練をする直接法ではなく間接法を使います。
↓ ↓ なぜ? ↓ ↓
自分のどもりに気が付いてみると、正反対にますます恥ずかしく辛くなるため。
小学校2年生までのリハビリ。
進展段階を1層から4層に悪化してきた時とは逆に、4層から正常域に向かってさかのぼって行く。
リッカムプログラム(親御さんが褒めることによって報酬を得る)より都筑澄夫のモデルを参考にした方法を紹介。
都筑澄夫のモデルとは?
・家庭内の環境調整を重視
・危険なことは怒るがそれ以外は受容する。
今回も表を用いて解説を行います。
環境調整法の「環境」とは…家庭内環境(養育環境)
感情抄出:過剰なしつけを行わない
(例)⑯バカにされる
→ 「うるせー」と自然に言えるようになる事で自信がつく
これからの不妊治療が増えることにより…
一卵性双生児:これれから双子の出生率が上がると吃音になる子が増えるのではないか?
→一卵性二卵性の場合でも二卵性の場合で遺伝的要因に変わりはない。
両親が吃音症の場合の有病率:100%
引用
「間接法による吃音治療」都筑澄夫 編著
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