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高校一年生 フルートとともに 個人レッスン

あらためて書いてみると、言いにくいかも。
フルートとともに、って、タンギングの練習かい!
失礼しました、”と”ってアタックしませんね(^0^;)

お断り。これから文中に出てくる名前は仮名?です。それと、記憶の曖昧な部分はAIが補正してるかも(^^;)しれませんが、そんなもんかなと温かい目で見て頂けると幸いです。では、つづき、行きましょう\(^_^)/


グループレッスンのクラスがなくなる~

夜の渋谷。道玄坂のダラダラ坂を登ると、左手に「YAMAHA渋谷店」が見えてきます。

フルートのグループレッスンがあるスタジオは店舗とは別の、ビルの入り口から入ってエレベータで上の階へ。
エレベータのドアが開くと、スタジオが並んでいるフロア。
レッスン室のドアを開ければ、非日常の空間が、、、

なんてことを考えて通ってたわけではありませんでしたが(^^ゞ

レッスンの講師から、グループレッスンのクラスが閉鎖になると言われた私でしたが、

「はいそうですか。今までありがとうございました。」

なんてなることはなく、

「個人レッスン受けます!よろしくお願いします。」

となりました。「アルテ」1巻のつづきをやるということで。

レッスンは杉並区南阿佐ヶ谷の先生の家で。
ていうか下宿してたのかな?
良く覚えてないんだけど、表札はW辺じゃなかったはずだったような。
こちらに通うようになりました(^^)

さらば、渋谷の夜よ、、、なんて(^^ゞ

「フルートとともに」放送開始

私がフルートを始める前1971年からNHK教育テレビで「フルート教室」という番組が始まりました。講師は「吉田雅夫先生」「森 正先生」でした。
その頃は、たまに見る程度だったけど、

私がフルートデビューした1973年から番組名が
「フルートとともに」
になったんです。そして、講師は「吉田雅夫先生」。
私にとっては、音楽人生の大きな出会いの一つでしたね。

ビデオのない時代。
放送時間には必ず家に帰ってテレビの前に正座して、テキストに書き込みしながら見たものでした。ホントですよ(^^;)

この番組は、ただで放送していいの?ってくらいレベルが高くて(テキスト代と電気代はいりますが)、吉田先生がエラく難しいためになる話をビシビシ投げ込んでくれてたんですよ。
だから、一言一句聞き逃すまいと、テキストは書き込みでびっしり。
個人レッスンでも、こんなこと教えてくれないでしょ、ってくらいのレベルの内容だったと思いますよ。

それから、
番組の中で「マルセル・モイーズ先生」の話もよくされてたと思いますね。
フルートをある程度やったことがある人ならば、練習でやった記憶があると思う「ソノリテ」。
それを作った神フルーティストですが、当時はご存命で私もなんどか公開レッスンでご尊顔を拝し奉りましたよ。そのお話しはまた改めて。

レッスン番組から得たもの

そのときの経験から、私はレッスン番組から得るものの素晴らしさを学びました。
「フルートとともに」では、当時NHK交響楽団の首席奏者の「小出信也先生」「宮本明恭先生」のレッスンは視聴していました。

また、楽器は違えども、道を究めてきた音楽家の話の興味深さに引き込まれるのです。以下、敬称略
ピアノの、ミシェル・ベロフ、フィリップ・アントルモン
レッスン番組じゃないけれどドキュメンタリー番組で、ヴァイオリンのアイザックスターン などなど。
指導を受けた人の音楽が、みるみる変わっていく様が魔法を見ているように思えてなりませんでしたね。

レッスン番組を見ていると、自分よりも高いレベルの方の音楽に触れることができます。
たとえ、私が個人レッスンで先生と直に教わっていたとしても、そのときの私のレベルに応じてでしか先生は要求しようがありませんからね。

音符の一つ一つをどのような音にしてつなげていって、音楽を表現するのか。
自分自身、人間としてどんな感情を持って楽譜に向き合って表現するのか。

レッスンで、テレビで見聞きした一つ一つの音楽のピースが、自分自身の心の中に埋まっていくんだ、ということを学ばせてもらった気がします。

つづく

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Flute Papa
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