パソコンの窓から:正義の判決だと私は思います
Aloha!
先日触れました大分でおきた交通事故の裁判で、「危険運転致死罪」で有罪判決が出ました。
判決は有罪で懲役8年。求刑は12年でした。
被告が主張していた「過失運転致死罪」の刑罰としては、「7年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金」ですから、微妙と言えば微妙。
危険運転致死罪の場合は最高20年ですからね。
自分の感想としては、「危険運転致傷罪」というのはとっても、わかりにくくて、具体性が乏しいということ。
ですから、検察も最初は「過失運転致死罪」で立件しようとしていた。
その理由が、車はしっかりとコントロールされていて制御が困難ではなかったから、危険運転致死罪の要件に当たらないと主張されていたから。
でも、被告が直線の道路で時速194km で走行していて、交差点で右折しようとしていた被害者の車と衝突して起こした事故ですよ。
これがなんで、危険運転じゃないの?どう考えてもおかしいでしょう。
これは、危険運転致死罪の要件が曖昧であるからですよ。
たしかに、2番目の項目に、「制御が困難なスピードによる走行」というのがあって、制御出来ていたなんて主張されると検察も及び腰にならざるを得ないかも。
今回の判決を出された、地裁の裁判官の方は正義の判決をされたと言ってもいいのではないかと思います。
ご遺族はそれでも不満はおありかもしれませんが。
聞けば、全国で同様の裁判があるそうです。
今後の裁判の流れに影響がある画期的な判決になりそうです。
また、法務省もこの法律の改正についての検討を始めたという報道もありました。
車のステアリングをにぎる全てのドライバーに安全運転をお願いしたい。
飲酒運転についても厳罰を下せるようにしてもらいたい。
大切な家族、友人などが傷つくこと命を落とすような悲劇が起きないようになって欲しい。
心からの願いですね。
それでは。
Mahalo!