ソロコンテストで「パンの笛」の選曲をしたらまさかの却下!
中2フルート生徒さんの吹奏楽部の学内のソロコンサート選曲エピソードです。
(ちょっと私の愚痴も含みます。気分を害しそうなのでそれが嫌な方は読まないでね)
冬になると開催されるであろう学内のソロコンサート用にムーケ作曲の「パンの笛(1楽章)」を選曲し、吹奏楽部の顧問の先生に提出したところ、却下された様子。
生徒の母親から「却下」されたと電話を頂きビックリ!
当人のことを理解しその子のことを考えて却下したとは思えない判断に私は内心激怒。
※私の講師としてのプライドもちょっぴり引っかかる!
代替え案をきいてさらにビックリ…というか不信感。
フルート業界では有名な「フルート名曲31選」というべスト楽譜集みたいなものがあるのだが、それから選んだであろう代替え曲候補を数曲言い渡されてきた。
♪タイスの瞑想曲
♪ユモレスク
♪アルルの女(メヌエット)
♪白鳥(チェロの方が有名?)
♪シチリアーノ
う~む…言葉は悪いが、これでは中学生がどんなに上手く吹いても…いや、上手く聞こえるかなぁ…。
私でも正直これでソロコンサートに参加して、もし選考が通っても学外のソロコンテストにこの曲で参加したいとは思わない。
せめて「歌の翼」やノブレの「メロディー」を選ぶ。
曲をご存じの方は想像に難しくないと思いますが、これをコロナ禍の練習時間が少なくフルートを持って2年目の子が吹きこなすのは簡単なだけに難しい曲だと私は考えます。
当人の生徒さんは顧問の先生から言い渡された曲はもちろんどれも知りません。
楽譜も持っていません。
翌日までにこの中から再選考して申し込むのははっきり言ってちょっと無理では…。
「パンの笛」は取り組む前に1週間まえに楽譜を渡し、YouTubeで演奏を聞いてみるように指導した結果、当人はこの曲が好きになってくれたようで、「この曲を吹きたい」という気持ちが芽生えてきたところ。
これは私としてはつかみはOK。
「パンの笛」に取り組みやすい状態を作ることができた(^^♪
まだレッスンは冒頭数小節の譜読みだけの状態で、申し込みの期日が迫っているので取り敢えず申請をしてみるように背中を押してあげた。
で、顧問の先生まさかの「却下」で、「本当にできるの?伴奏は難しいのに大丈夫?」と疑問符を投げかけた上に代替え案として提言してきた。
ちょっと私も納得がいかない…。
意地悪に思えるのは私だけ?
言われた生徒も困惑するばかり。当然私も。
せっかく勇気をもってソロコンサートと始めてのフルートの楽曲に取り組もうとしているのに…。
顧問の先生は取り組めるように協力しなくても、選曲を受け入れてくれるか、できれば協力をしてくれると思っていた私が甘かったのか…。
難しい曲だったとしても指定の早いテンポでななく、ゆっくりから取り組めばよいし、ピアノ伴奏も一楽章は決して難しいものではない。
難しところは時間の関係もあるのでカットすればいいし。
(昨年の場合もかなりカットしてある曲をさらに当日先生判断でさらにカットされていたことも踏まえてカット前提の選曲でもある)
う~む…顧問の先生の真意は如何に。
結局翌日の朝母親の前で泣きじゃくり、この生徒さんはすっかり自信をなくし、一時間目の授業には出られず。
それでも頑張って顧問の先生の所へソロコンサートには参加しない旨を伝えたそう。
その時の先生の反応は申し込みのときとは違い、あっさりしたものだったそうな。
なんだかね、はじめから参加しないことを望むような対応だったのではないかと勘ぐってしまう私。
次回なんといって声をかけてあげようか…。
我が家の末娘も中2で実はこの生徒とお友達。
先生のこともよく知っている。
私の娘も先生の対応には反発気味。
「お母さん言ってあげれば!先生にさぁ~」
と憤慨している。
当事者の生徒は一体どんな気持ちで一晩すごしかたと思うと…。
話をややこしくしたくはないので、私としては一言言いたいが、生徒の母親ともよく話し合い、顧問の先生にはなにもこちらからは言わない事とした。
母親曰く「これは本人が自分で乗り越えなくちゃいけない問題」とはっきり言われていた。
それも”ごもっとも”。
顧問の先生は一体なにを思っての今回の事なのか、いつか聞いてみたい気もするが、先生はきっとその時には忘れているような気もしないではないな。
※顧問の先生、真実は不明だがフルート経験者らしい。
だどしたらなおさら実際の難易度はわかるのだろうと思うが。
生徒の友達で「アラジン」の曲を演奏したいといった生徒にもクラシックをススメたそうで…音楽学校でもあるまいし好きな曲を選曲するのが一番ではないか。後からいちゃもんつけるなら選択肢のなかから選曲をさせれば良いものを。
まだまだ書き足りないが、憤慨のあまりいろいろ愚痴が噴出してきたのでこのくらいにしておこう。