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レストランのミネラルウォーターに課金するということ
先日行った某バルで、ドリンクのモア・オーダーを断ったら、「最後にお水をお持ちしましょうか?」と聞いてきました。
なかなか気の利いたサービスだと思ったら、「当店はガス入りのミネラルになりますが… 」ときました。
その後に「普通のお水がいいですか?」と確認してきたので、もちろん普通のお水にしましたよ。
ようするに、ガス入りのミネラルです、ということは有料のお水ですということだからです。
このことを知らなければ、後でレジで一悶着が起きます。
このバルではちゃんと事前に確認をしてくれたのでいいですが、お客に黙って有料のミネラルを注いだり持ってきたりしておいて、後で会計したらしっかりとその料金を搾取されていたというのは、よく耳にする話です。
以前、メディアに露出しまくりのイケメン・イタリアンシェフが、自店でのミネラルの課金について、「ミネラルの料金に文句を言う、そんなケチ臭い貧乏客は相手にしない」という旨の発言をして問題になってましたね。
こんなシェフなど論外ですが…
この軟水の豊富な日本において、なんで有料のミネラルなんでしょう?
何が悲しくて、わざわざ高い金額のミネラルをオーダーする必要があるのでしょう?
水道の蛇口をひねれば、美味しい軟水がいっぱい出てきます。
(日本の水道水は、ほとんどが硬度100以下の軟水。優しいお水です)
ヨーロッパの水道は、飲むことを前提としてインフラが整備されてません。
一般的な家事、洗濯や食器洗浄、庭の水撒きができる程度に綺麗であればよいという発想です。
レストランで飲み水に料金を支払うということも、そういう水文化の根底が異なるのです。
そんなヨーロッパの表面的な事情だけを真似てどうするのでしょう?
巷に流通しているミネラル・ウォーター、ヨーロッパ系のものはほとんどが硬水です。
画像のサンペレグリノもかなりの硬度です。(硬度700以上)
ほんとうに美味しいと思って飲んでるのでしょうか?
私には疑問です。
某セレブ姉妹などは、ホテルに投宿する際に多量のコントレックスを持ち込むそうです。
この仏産のミネラルは超硬水です。(硬度1,400以上)
慣れない人が飲んだら、お腹壊すと言われてます。
(もっとも、この姉妹は飲むためではなく、風呂用に多量のコントレックスを持ってきたとのこと。罰当たりな姉妹ですね。)
長くなってきたので、この辺りで止めます。
レストランでのミネラル・ウォーター
この軟水の豊富な日本で、有料のミネラルなどあり得ない。
これが私の持論です。