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フルートの調子が悪い時ありませんか?

明日は、発表会なのに、今日は調子が悪いな、
昨日とっても、いい音が出たのに、今日は全然音が出ない。
なんでだろう、、どうぞ調子が良く吹けますように!と
良い音が出るか、出ないか、
運でもあるかのように思ったことはありませんか?



調子が悪くなる理由と、ならないようにするためには、どうしたら良いかを、お話しします。

勿論、本当に身体の具合が悪い時にフルートを吹くと、フルートの調子が悪いです。
睡眠不足や、仕事の疲れ、体調が優れない、といった身体の不調が直接、フルートの調子につながります。どういうふうに、繋がるかというと、
身体の調子が悪い時は、呼吸が浅くなって、身体に力が入っています。
その結果、口に力がはいって、音が出にくくなります。
なので、身体の調子が悪い時は、ゆっくり休みましょう

では身体の具合が悪くない時
調子が悪いな、と感じる時は、どういう時でしょう?

音が、かすれる、バサバサする、高い音が出にくい、低い音が出にくい、指がまわりにくい、いつも間違わない所で今日は間違ってしまう、
という時に、調子が悪いな、と感じますね?

その理由は、お腹の筋肉が弱いことです




お腹の支えが弱い人、お腹の筋肉が弱い方は、調子が安定しません。
お腹の筋肉が弱い人は、ちゃんと腹式呼吸ができていなくて
上手く呼吸ができないので、いつも同じように、安定した音で吹けません。

お腹の筋肉が弱いと、口に力を使って、強く吹きます。
その時々で、吹き方が変わってしまいます。
そうすると音が出たり、でなかっったりします。
昨日、いい音が出たのに、、今日はでない、というふうに安定しません。

お腹の筋肉が弱いと、肩や手やに力が入るので、指が滑らかに回りません。たまたま上手く回ることもあれば、練習のしすぎで疲れて、手に力が入って、指が回らないこともあります。

以上お話しして気付いたと思うのですが、調子が悪いのではなく、吹き方が安定していない、ということです。それはアマチュアの方、プロの方、にかかわらずです。

なぜ安定しないか、それは、お腹の筋肉が十分強くないからです。お腹の筋肉が強い方は、口に力が入っていないので、割と、口の穴が大きめで歌口の中央に息が当たりやすいです。大体いつも同じ場所に息が当たります。おおらかな、綺麗な音です。




お腹の筋肉が弱い方は、呼吸が浅いです。口の力で強く吹いています。口の力で強く吹いているので、低音、高音が出にくく、毎日吹き方が安定しないので、毎日音の出方が違ってきます。
特に、息の出る穴が左右に偏っている方は、毎日、音が安定しません。口の穴の息が当たる場所が微妙に毎日違うからです。良い場所に当たった日は調子が良い、うまく当たらなかった日は、調子が悪い、と思ってしまうわけです。
そして、このように安定しない吹き方をしているほとんどの方が、歌口を内側に向けて吹くようになります。内側に向けて吹くと、ある程度、いつも同じような音が出ます。そしてその音が自分にとって綺麗な音に聞こえます。

でも、注意して欲しいのですが、歌口を内側に向けて吹いていると、お腹の筋肉を使わないで吹くようになります。そうすると、結果的、低音高音が出しにくくなってきます。そうなると、低音の吹き方はこうする?高音を吹くときはこうする、といろんな工夫をするようになっていきます。そうなると、ますます安定せず、日々調子が変わっていきます。

精神的にも安定していきません。

重要なポイント
「調子が悪い」というのは、吹き方が安定していないということです。安定させるには腹式呼吸で吹いて、お腹の筋肉を鍛えていくことが大切です。
お腹の筋肉が強くなると安定して音が出るようになります。
低音も、高音も出しやすくなります。

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