あ、共感とかじゃなくて。ディープリバーの考察
東京都現代美術館に行ってきました。
普段美術館とか行かないのですが、「あ、共感とかじゃなくて。」に関してはアートな視点というよりも生き方や人とのコミュニケーションがテーマだったりしたので、興味本位で足を運んだのです
その中でも有川滋男さんのブースの一つであるディープリバーというインスタレーションが気になりすぎて寝れなくなり、自分なりにずっと考察をし続けています。
そもそもが架空のお仕事で、何かと意味性を持たせたりと納得したいがために自己解釈すること=他人を型にはめてあ、分かるわかる、とか知ってる、とかそういう共感や理解の押し付け自体の解釈を疑ってみよう、というコンセプトなんだろうな、と思いつつも、
ディープリバーのカウンターの数字には重要な意味があると記載されており
有川さんがこの数字にどのような意図を持っているのかが気になってしまいました。
今回は、自分なりに解釈したことをまとめていますが、
結局のところ数字の”意味”にたどり着けず、備忘録としてこのnoteを書いています。
考察❶ 映像内の登場人物とカウンター
映像内では、4人の女性が現代美術館の中にある金庫を開けそれぞれが
配置につき、何やらアナログ的に誰かと交信しているような映像。
指示をするもの、受け皿を用意するもの、ロープをセットするもの、マイクで会話するもの。
ここで気がつくのは、4人がバラバラの人種ということ。
現美は東京にある一方で、国内外の多様なコンテンポラリー作品を保存したり展示したりしているため、グローバルとの対話や交流を意味しているかな?と解釈して見ました。
考察❷3つの記号
次に疑問が浮かぶのが、YDA→TOTという記号
これがさっぱり分からなく、どう解釈すればいいか・・・と思い悩んでいたのですが、
●グローバル性の強い登場人物
●日本っぽくない土地土地の映像
●短縮文字として見覚えのあるもの
として航空コードが浮かびました。
調べてみると
YDA=ユーコン・ドーソン空港 (カナダ)
TOT=トットネス空港(イギリス)
との記載を発見
さらに、有川さんが在住してるアムステルダムからも直便が出ているという情報もあったため、これらの点在する地名を指しているのではないかと解釈。
果たして、この地名がわかったとして何が関係しているか。。。
とどんな場所かを探ってみると・・・
どちらも大きな川に面した小さな都市のよう。
なるほど、タイトルにもある”ディープリバー”と関係があるかもしれない。
そういえば自分は清澄周辺に以前住んでいたので気がついたのですが・・・
そういえば清澄・門前仲町の一帯は江戸の前進として栄えていた土地であり
小名木川を中心にした運河で有名だったと聞いたことがある。
で、よくよく考えてみると、あそこの一体の地名は、深川。
深川=ディープリバー
拡大解釈ですが、川は元々は物流だったりの重要な移動手段。
川を通じて、それぞれの土地との交流、交換を意味しているのではないか。
一方で417と434という数字についてはまだまだ探りきれず。
この数字の意味をどう解釈するか、理解するのに時間がかかりそうです。
実際に行った方、ぜひコメントでどのような解釈をしたかぜひご感想お聞かせください。