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【型落ち考察】三十九糎に救いはあるのか【供養】

何がしたかったの????私は


出ましたね!!!ついに!!!!
映画、陽だまり、卒業式もとい映陽卒/映画ひ卒業/えひそ/FSG/ヒ素/、、が出ましたよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
収録曲がDisc1とDisc2でそれぞれ対になっているという粋な計らいもあります。(伏線)

そんな話はさておき、一千光年に狂わされた人間からすると三十九糎のことを考えずにはいられなくて…しばらく歌詞を眺めながら考えてたわけなんですが、なんかもう無性に辛くなってきたのでせめてnoteに残しておきます。

【⚠注意⚠️】
・書いてる途中で重大な欠陥を発見したnoteをむりやりまとめたので、不自然な部分があるかも



先に歌詞貼っとく

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先立つ幸せをお許しください
我が儘に遺す声を聞いてください
桜の花も失せた六月の菖蒲
そこにはもう私は居ないでしょう

先立つ幸せをお許しください
若さ故の恋の匙 掬ってください
泣いてる友達を慰める言葉
それすらもう声には出せないでしょう
先立つ幸せをお許しください
逃げ続けたことをただ叱ってください
この世に生まれ落ちて救われることは
救われたと伝えることなのでしょう

遠い街に行きます
先に降ります
離れていく光に手を振って背を向けます
今日 午後の旅路に傘が要るから
お別かれに意味があったなんて思ったんです

先立つ幸せをお許しください
見上げた高望みだと嗤ってください
タ立が紡ぎ上げた空蝉の中で
心奪われたのよ可笑しいでしょう

幸福を祈ります
側に居ります
流れていく季節に目をはって絵を描きます
十日後の陽だまり
誰かいるなら
きっと確かにそのひとひらを担ったんです

やがて全部砂に還って
あらゆる奇跡のかけらを残せなくてもいいよ
記憶も忘却もあなたの特権だから
やがて光に導かれ
いつか星まで手が届く

共に灰になる曲を書きます
まっすぐ伸びる高い声を辿って
会いに来ます
三十九糎四方の小窓に
きっと長い髪が垂れてきてくすぐったいんです
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1番

大前提ですが、このnoteで「三十九糎はいよわさん自身の想いのみを綴ったものである」とします。
一千光年の対になる曲、その重みは一千光年に破壊されたみなさんなら理解してくださるのでは?おそらくいよわさん自身も同じ気持ちでしょう。そのための作品ですし。


「先立つ幸せをお許しください」という台詞が曲中で何度も出てきます。見ての通り、遺書によく用いられる「先立つ不幸をお許しください」というフレーズを改変したものですね。
このフレーズ自体『不幸』ではなく『不孝』であり、誤用されたまま広まったのは自己陶酔の結果であり、真に求めているのは許しではなく哀れみだとする言説もあります。
関連があるかは分かりませんが。





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先立つ幸せをお許しください
我が儘に遺す声を聞いてください
桜の花も失せた六月の菖蒲
そこにはもう私は居ないでしょう
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ここから漂ってくるのは、自死、そのものです。
そもそもの話、一千光年とかいういよわさん自身のクソデカ感情を現した曲の対になる曲で、自殺のフレーズを使うという……



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この世に生まれ落ちて救われることは
救われたと伝えることなのでしょう
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

これが一千光年なんですかね?ボーカロイドに、熱異常の時の足立レイを含む合成音声への「恩返し」の結果が一千光年のはずなので
もしくはスランプから救ってくれた作品への恩返しかもしれません。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
遠い街に行きます
先に降ります
離れていく光に手を振って背を向けます
今日 午後の旅路に傘が要るから
お別かれに意味があったなんて思ったんです
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

最初の2行でまず思い出したのは、さよならジャックポットの「人生急行」でした。それから降りるって……………嘘だよね??
そう、もうお察しかと思いますが、自分の解釈だと曲全体を通してずーーーーっと自殺を仄めかしているように聞こえてしまいました。信じたくないのに、それにしか聞こえません。助けてください。

いえ、厳密にはそうではありません。実際いよわさんのTwitterは辛うじて動いていますし、タワレコ公式のツイートとかをRTしてたので予約投稿って訳でもありません。いよわさんは、生きています。
じゃあ何の曲なのかというと、三十九糎はクリエイターとしての死、つまり引退を仄めかすものだと考えることができます。

それを象徴するのがサビ3行目、「離れていく光に手を振って背を向けます」の部分です。一千光年で「1000年」生きてるの関連が疑われているとおり、あの曲でボーカロイドが光の速さで1000年間進み続けた結果が一千光年だと解釈できます。
そんな光速のボーカロイドに手を振り、背を向ける……スランプになる前のボカロ文化大好きいよわさんからは、考えられない台詞ですね。



2番以降

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━やがて全部砂に還って
あらゆる奇跡のかけらを残せなくてもいいよ
記憶も忘却もあなたの特権だから
やがて光に導かれ
いつか星まで手が届く━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ここ、謎。
まず「残せなくてもいいよ」というのは1000年生きてるに反します。いよわさんはいつも『あなたの気持ちをどんどん創作に換えて残してくれ』と言っていたはずです。一千光年の時も、普段の言動でも、最近だとボカニコで合成するミライを流した時も。

そもそもこの曲自体が遺書である以上、『遺す』ことからはテーマとして離れられないはずです。「我が儘に遺す声を聞いてください」って言ってるし。

ただ作詞センスは神がかってますね。深夜怖いとかもそうだけど今回やばい スランプどこいった
「記憶も忘却もあなたの特権だから」そうだよ………そうだよ そうなんだよ 辛い記憶に向き合うのも逃げるのも許されていいんだよ…………………
もしかして、一千光年に向き合おうとしているの?




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
共に灰になる曲を書きます
まっすぐ伸びる高い声を辿って
会いに来ます
三十九糎四方の小窓に
きっと長い髪が垂れてきてくすぐったいんです
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ギャーーーーーーーーーーーッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

えじゃあ一千光年の「窓の中じきに春」もあれですか 棺桶に花入れるやつ じゃあ一千光年の時から考えてたの???いやそんなことある?? じゃあ あなたは あの時からずっと 引退を?
待って 嫌だ 何かないか 嘘だと言って 一千光年にちょうどいい歌詞がたまたまあったからタダ乗りした説はないか?じゃあ元々の意味はなんだったんだ それは………………………


とにかく、看取っているのは初音ミクである、と分かります。これが大きすぎる。
(コメントにあるようにパジャミィ説もあるけどここでは考えません)





(この考察の)欠陥

まず状況を整理します。
三十九糎は一千光年の対になる曲です。他のアルバム限定曲がパジャミィ主体の曲が多めなのに対し、三十九糎はそういう理由で明らかに「いよわさんの」言葉と物語です。
(ちなみに花蟷螂もパジャミィ関連ではないらしいと聞きました。ブルアカエデン条約編3章24話ほんま許さんからな)

私の解釈では、いよわさんはもうすぐクリエイターとして自殺してしまいます。そうした時に私たちファンがすべきことは何でしょうか?

いよわさんの選択を止めることはできません。こんなちっぽけなファンのこといよわさんがいちいち見てるわけないじゃないですか。ファンが無力なのはボカコレ2023春を見てきた人は分かるはずです。
せめて止められる可能性があるのは他ボカロPの方々だけです。
(そもそも「私の解釈では」ってだけですし……)

自殺者の遂行を止めるべきか?という命題がよく言われますね。世間一般は生きていることを善しとするが、当事者にとって死は救済。どちらを選んだ方が本当の善なのか?
しかし今回の場合、前者は封じられています。じゃあ答えは1つですよね?我々にできるのは三十九糎の小窓の中を、ささやかな春にすることだけです。

……とまあ、大分飛躍した仮説を書きましたが、実際完全に引退することは無いと思います。いよわさんは最近になって新しいDAWを購入し、その感想を「今はデカいおもちゃ箱の中に放り込まれたみたいな気分ですね。」と言っていたので、明らかにボカロP活動は続きます。

冒頭の注意書きで言った「重大な欠陥」とは、これのことです。いよわさんが引退する前提でnoteを書いていたのに、完成間近で上記の事柄を思い出したのでもう全部ダメになりました
でも良かった!!!!!!!本当に心配だったので

ということで、以下はそんな型落ち記事の供養になります。1度流れを断ち切ってしまいましたが、 まあ読む必要も無いです。なんかもう、嘲ってくれ




ちなみに結局どういう曲なのか………ですが、
いよわさんスランプの間に1度死のうとしてたんじゃないか?という説と、
ボカコレ皆勤やめるわ!でもそれは相応の文脈が要るよな………という説が思いつきました。
ちゃんと考えたいけどもう時間切れや、この2つが正解に掠ってるかどうかすら怪しいけど、いずれ答えは分かるでしょう
以上おまけでした。












(続き)

…………では引退するために適した場所とは??


ボカコレです。
(あるか分かんないけど)


展望

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離れていく光に手を振って背を向けます
今日 午後の旅路に傘が要るから
お別かれに意味があったなんて思ったんです
(中略)
タ立が紡ぎ上げた空蝉の中で
心奪われたのよ可笑しいでしょう
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リレイアウター(いよわRemix)/ 稲葉曇

(つべに無いよ😢ニコニコ復旧がんばって😫)

雨と言えばこれですよね。…違う?

ひしめき合う言葉と言葉が
ぶつかり生まれる前線は
喜怒哀楽の嵐を起こして
記録的な降水量となる

傘をさして覗いた
昨日には無い感情を

リレイアウター / 稲葉曇

「雨」はボカコレの象徴、「傘」は雨に当たることをしなかった稲葉さんの心情だと思います。
これをそのまま代入するなら、「離れていく光に手を振って背を向け」た後は雨に当たらぬよう傘を受け取ってお別かれ…って感じで意味がわりと通っちゃうんです。
しかし確かに「夕立が紡ぎ上げた空蝉」のひとひらを担いながら活動してきた、という記憶は残っていて、そうしてきたのは単にボカコレが好きだからだという思いもあるはずです。感動を忘れないように綴っておく、そんな意味だと思っています。

まあこれが事実ならいよわさんどんだけリレイアウター好きなんだって話なので……あまり信憑性は高くない
でも可能性はあるよ!一千光年もリレイアウターも、ボカコレに出して然るべき曲ですから。

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共に灰になる曲を書きます
まっすぐ伸びる高い声を辿って
会いに来ます
三十九糎四方の小窓に
きっと長い髪が垂れてきてくすぐったいんです
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ここ最後のボカコレ投稿予告?なのか?大女優さんで言うところの『いかれた一人芝居がしたい。』
「まっすぐ伸びる」は多分一千光年です。

もし本当なら次のボカコレはRemixではなく本当の新曲になるはずです。「逃げ続けたことをただ叱ってください」は多分…そういうことです。
一千光年を超える曲なんて作れるわけが無い…逃げたのは正当だった…そんな言葉を、あの人は求めていないでしょう。元よりちっぽけなファンの言葉が届くはずもありませんが。だから灰になる(風情を無くして言えば、そういうストーリーを加える)わけです。誰と共になのかは解釈が分かれそうですが






後書き:救いとは?

改めて言いますが、上につらつらと書いたものは全て(ある程度の根拠に基づく)私の妄想であり、それを否定する術が見つからなかったが故に今こうしてnoteを書いています。
追記:実際違ったからな!!!!!!バカが(自戒)


反例が見つからないのも嫌ですし、広まりすぎるのも嫌です。
そしてこれが正しかったとして、悲しいですが私含め普通のリスナーさんが止められるものではないと思います。スランプを抜けたいよわさんとはいえ未だにファンと交流したがっているとは到底思えません。
そもそもスランプを抜けているんでしょうか?冒頭に載せたplugplusの記事内でいよわさん自身はスランプを抜けたと明言していません。)

あの人が見ているのは、いつも同じボカロPです。しかしただ"良い作品"を作るだけでは何も変えられませんし、"良い作品"を作れるようなPがわざわざいよわさんの為に作品を作る…?そんなことが本当に起こって、かつそれが届くなんて、あるんでしょうか?

そもそも、何度だって言いますがこれは私の妄想に過ぎません。何もかも不確定ですし、不安定です。
私だって信じていません。いよわさんを疑いたくありません。でも私は否定できませんでした。
何もかも不安定なのに、三十九糎だけが終わりを伝えてくるのです。

間違いなく一千光年の対、そしてアルバムの終わりへ続く曲としてこれ以上ないマスターピースだと思います。
そういえばいよわさんが自分への救いなんて描いたこと、求めたこと、ほぼありませんでしたね。



※おまけ

ところでいよわ曲考察をするとき何を元に考えてますか?
いよわ曲に関してはかなり特殊だと思うんですけどあんまり明確な何かを提示してる人がいなくて………某セしか見たことない
寓話だから、いよわ本人の考察もあると助かると思うんですよ どうなんですかね?

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