悔やみ欄
少なくともわたしの住んでいる地域では、今日はありえないほどに涼しい夕方でした。
いよわさんより前に推していた人がいました。
その人はある時期から、ボーカロイドと本人歌唱をどちらも始めました。
何がいけなかったのでしょう、私はそのひとを嫌いにならないで、すばらしい人と認めたままで、
離れていきました。
大きな転機となったのはやはり、きゅうくらりんだったと思います。
あの日はたしか、夏休みの宿題も終わらないまま、大した期待もせずに、軽い気持ちで聴いていたはずでした。
人生で初めて味わう、「破壊」でした。
以来、私にとって本人歌唱とは地雷そのものでした。
間違い、とは思いませんが。
2024年8月15日。
いよわさんがYoutube Music Weekendに参加するという旨の発表がありました。
MVは2つ。
「いよわ - 上書き」と、
「いよわ - うわがき feat.初音ミク、花隈千冬」。
説明が必要でしょうか。
居場所を奪われた気分でした。
私がボカロを聴いているのは、単に馴れ合いとか、ファッションとかでないのはもちろん、
単に良い作品に触れたいというわけでもありませんでした。
いよわさんを理解したかった。
したがって、いよわさんのいない場所などに価値を感じられなかったのです。
Twitterから、そういう人達との交流の場から、離れました。
前置きはこのくらいで良いでしょう。
今日は、上書きの公開日です。
貴方はいつもそうだ。
なんでもないファンに干渉したことなど1度もない。
私の心配など、杞憂と言った方が正しいか、全く意味などなくて。
貴方が何かをしたから私は何かをするなど、一度も許してくれない。
もしかしたら貴方を知らない方が幸せだったのかもしれない。
今となっては離れることすら許されない。
貴方はただ、虚構の私たちを見つめて、
本当の私たちには少しも助けられない領域の問題に頭を悩ませて、
それを乗り越え、独りよがりな創作をする。
それこそが、貴方だった。
私の見つめていた貴方だった。
私が信じたかった貴方だった。
ごめんなさい。
良かった。