2.3.1
それでは書いていきましょう。まずは新しい村への移動から。馬車の中で手帳を使って防衛魔法についての情報収集をします。
まずは手帳へ記入しました。答えを得られるまで数日かかるため、少し時間を稼ぎます。魔導具の解析をしつつ、魔法とはどんなものなのかを改めて説明します。理論的な(基礎的な)ことは弟子とやりますし、【起】でも似たような話はしているので出来るだけサラッといきたいですね。
時間稼ぎはこんな感じでいいですかね。魔力や反応については弟子と一緒に学びましょう。どのように使うかだけ示しました。魔導具の地図についても、完全なネタバラシをする余裕はないので程々の言及にとどめておきます。実際のところ、お爺さんの工房の壁に大きな地図があり、そこの一部を魔法用紙に投影することで地図を表示しています。手帳もそうですけど、ネットワーク関係に強いのかもしれませんね。
さて、ここからちょっと日にちを進めて手帳を確認します。
流石に同じしこう思考を何回もやっていてくどいので、もうこれ以上はやらないです。このまま諦めようとした時に無機魔法を使ったやり方について言及する人が現れます。
ちょっと紆余曲折ありましたけど無機魔法についての情報提供ができましたね。この掲示板のイメージ的にはTwitterに近いです。自分の投稿につけられたリプライに対して、全く知らない人同士が会話を広げているアレです。
あとはその無機魔法を手に入れるやり方を閃いてこのパートは終わりです。
さて、無機魔法の入手方法についても考察が終わりました。あとは村に到着したのちに湖を調べてもらいます。
新しい村についてですが、標高500mほどの山間部にあります。大きな湖の周りに家が立ち並び、その周辺にも大小様々な湖が点在しています。村の中に家を建てる間は近くの別の湖の近くで仮住まいを作り、そこで空間にまつわる魔法の研究と防衛魔法の構築をしながら過ごしましょう。
と、いうことで村に入る直前まで来ました。そのまま直で村に入ろうかとも思ったのですが、一旦手前の湖に寄りました。ここが仮住まいを作る湖畔であり、空間にまつわる魔法を採取して研究する場所になります。それでは気を取り直して村に入りましょう。
書いている間、思わぬ方向にいってしまい危うくこの村で暮らせなくなりそうでしたが、村長さんが理解のある人でよかったです。村人とのトラブルはあまり作りたくありませんが、最初から和気藹々よりはマイナスからスタートしたほうが仲良くなれるかもしれませんし。うまいこと付き合っていきましょう。
まずは村の案内をしてもらい、住む場所を決めます。
湖に沿ってぐるりと家で並べようとも思ったのですが、焼くときに大変なのでぎゅっとまとめました。いろんな世代がいたほうがいいのと、途中で別の家族が合流するための理由として山の向こうから人が来ることがある、ということにしてあります。その理由についてはまだはっきりとは思いついていないですけど、戦争や政治的なことなど重たい内容じゃなくてもいいと思うので、またその時が来たら考えます。家は遠くなっちゃいましたけど、仲良くなってみんなが遊びに来てくれるようになったらいいですね。
建てている間に最初に見つけた湖へと移動し、仮住まいを作りつつ空間にまつわる魔法の採取と防衛の構築をします。あとは蜘蛛の巣もばら撒かなきゃですね。
仮住まいを作るところまではできました。湖の水には実際に触れたことがないのですが、きっと冷たくて少し硬いんだろうな、と想像しながら書きました。日光もあまり入ってこないでしょうし、きっと魔力も少しだけ込められてるでしょうからまとわりつくような感じがあるでしょうし。