ここからは湖から無機魔法の採取が可能かどうかを判定し、防衛魔法を構築していきます。自分の住まいに対してそれを試して問題ないことを確認し、その間に数日経過しているはずなので村へと戻っていきます。その過程で、弟子となる男の子との接点を作っておきましょう。
ちょっと一息つかせようと思ったら寝ちゃいましたね。確かに、イベント盛りだくさんで1日の容量をかなり使っていたのでこの辺で区切っちゃっても良いかもしれないです。先程のやることリストは翌日にやりましょう。
ちなみに、村焼きの原動力としてたくさん魔法を使ったことによる副生成物の蓄積と魔力の湖への流し込みを考えていましたが、それにプラスして(もしくは変更して)供給が間に合っているから自分の中に魔力が溜まっていく、という状況を作りました。そうすれば時間をかけずにある程度の量は確保できますもんね。
空間にまつわる魔法を見つけました。少し前にも『時間にまつわる魔法の時はたまたま魔力が濃く見えていたから気づけただけで、実際には至る所に存在しているのか? 私たちが普段認識できないだけ?』と考察している通り、[私]が認識できていないだけということにしました。時間は確かにその前後によって経過を感じられますが、空間はその変化がないですもんね。でもきっとそれは存在しているはずだから、注視すれば分かるはず。環境は限定されますが、その視覚のズレによって認識できると考えました。イメージとしては風船とかキノコみたいな感じです。境界面からひょっこり伸びてる感じ。あとはこれをどうやって活用するかですね。その根本を蜘蛛の巣にくくりつけましょうか。
そういえば時間の方はその状態を変化させるものだった(反応性のあるものだった)から採取ができましたが、空間の方はただそこにあるだけのようなので採取できるんでしょうか。空間転移のノウハウを利用するにも、その機序がわからないのであればどうしようもないですね。掲示板の人にも聞けないですし。ちょっと探ってみます。
と、いうことになりました。イメージとしては正十二面体の骨格に、駄菓子屋でよく売ってる風船玉なような薄い膜が張っている感じです。辺のおかげで持つことはできますけど、面を強く押したら破れてしまいます。その被膜部分にも空間にまつわる魔法は存在しますが、その内側にもたっぷり含まれているため、作中で絶望しているほど大変なことにはならなそうです。破るとドロリとした魔力が流れてきます。
本来の空間にまつわる魔法を採取できましたね。この立体ひとつあたりの内包魔法量はどれも同じですが、これ自体がどの程度発現しているか(境界部分に浮いているか)は世界の状態に合わせて変化していきます。条件とすると月の満ち欠けや季節、周囲の魔力量などですね。別の空間へと繋がる詳しい原理については私も分からないので(おそらく物理方面の知識が必要)、「なんかやったらできちゃった」といった形で進めていこうと思います。
次は採取した魔法をどうやって使うかを検討します。今回の目的は襲撃時の魔法を別の空間に転移させる(入出力を同じ場所にして見かけ上反射させる)ことなので、そもそもこの魔法によって転移が可能なのかどうかを調べます
転移の法則については解決できました。魔力の繋がりのため、[私]の魔力を通じて移動したと考えられます。自然の状態ではただそこにあるだけ(=空気と同じ)のためただ透過するだけでしたが、道ができればそれに沿って移動します。指定がなければランダムに選ばれるため、流れを決めて仕舞えば任意の場所に移動できるはずです。
これで1日終わりです。あとは少し時間を進めて「距離に依存しない移動であること」「立体的な展開方法について」をサクッと紹介し、自分のテントで防衛魔法のチェックをします。その時に脅威の移動先を決めつつ、小さな男の子にこちらをのぞいてもらいます。
防衛魔法、うまく行かなかったですね。刺激が強いと言う設定が良くなかったかもしれません。なんとかしたいですね。
何はともあれ家もできたので次のセクションへと移ります。村人たちとの交流も増え、あの男の子を弟子にとります。いよいよお話が動いていくので頑張りたいですね。
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