メイキング|村焼き(仮題) #12 執筆:転【1】
2.3 転:溢れる魔力
ここでは先に挙げたように「新しい村への移動」〜「2回目の村焼き」までの話を書きます。最初に想定していた内容は、
【転】子供から指摘される「魔力の多さ」→過去の村焼きも自分が引き起こしていたことを悟る(魔法使いの過ちとそれが再現されることについての精神的負荷について書く)
となっています。ただ、【承】の間に新しい村への移動できなかったこと、村人との生活について記載できていないことを踏まえて、まずそれらを描写した後に「魔力の多さ」について指摘してもらいましょう。おおよその流れは以下のように考えています。
防衛魔法の構築
手帳の掲示板機能を使って防衛魔法の構築方法を募る(他の魔法使いからの襲撃を防ぐ、のような具体的な内容には言及しない→ほとんどが当てにならないものばかり)
その中で無機魔法を使ったやり方を示す人が現れる。
「空間に関する魔法を採取できれば、そのまま反射できるかもしれない」
「反射」「空間」「境界」というイメージから魔力の込められた大きな湖であれば無機魔法を採取できるかも、と考える。
村に到着した後、家を建てている間に湖へ
建築中の数日間は湖畔で生活する。
考えている通り湖の魔力が濃い部分があるから確認する(前の村と同じように視覚を切り替えて世界の彩度を下げる)→空間にまつわる魔法を認識する。条件によってその濃さが異なる(月の満ち欠けなど、世界の状態に合わせて無機魔法の発生量は異なるため)。
自分の仮住まいを使って防衛の試運転をする(※このタイミングから余剰魔力が土地に紐付いてしまう)
小さな男の子がこちらを見ている。
村人との共同生活
薬草を使った治療と、エレナから教わった治癒の魔法を使って身体を癒す
害獣避けや天候の予測、自立人形を使った仕事のサポートなどで村人と良好な関係を築く
湖で見かけた男の子と仲良くなる。
両親が早くに死んでしまって村ぐるみで育てていた
魔力を眼鏡なしで認識できる→魔法使いの才能がある(魔力を生成する器官は発達していない/循環系を持たないから純粋な魔法使いにはなれないけど、魔導具なしで簡易的な魔法は使用可能)
弟子として招き入れ、一緒に暮らすことになる
魔法を教える傍ら、魔導具の解析や無機魔法の研究をする
エレナとやりとりをしながら、過剰な魔力生成を抑える方法を模索する(腕輪を作り対外に放出することとする→空間にまつわる魔法を活用して湖を通じた世界への魔力の還元を行う)
弟子には身を守る魔法を教える(物理的な防御、害獣に対する威嚇・攻撃)
数年経過させる
村の魔力が濃くなっていく
魔法を使用したことによる副生成物の蓄積と、自分が過剰に生成している魔力の湖への流入が原因(ただ、魔法使いからしたらほとんど差がないので分からないけど人間には毒)
風邪の初期症状を訴える人が多くなってきた。
この土地特有の感染症を疑って薬草での治療を行う。ほとんどの人は奏効するけど症状が持続する
薬草系の書籍を使う(冒頭の机の上に広がっていた本のひとつ)
エレナにも類似の症例を聞いてみる→該当なし
弟子が湖畔で魔法の練習をしていると、前に来ていた時よりも魔力が濃くなっていることに気づく→周期的なものだと取り合ってくれないけど、そう言うなら大丈夫だと思ってスルーする
村に新しい家族が越して来る(その中に弟子と同年代の女の子がいて気にかける?)
魔力の許容量が限界に近づく
「先生、最近キラキラしていますね」「あら、ついにお世辞が言えるようになったのね。でもそれはあの子のために取っておいたら?」「そういうのじゃなくて。先生の周り、魔力が多いから光って見えるんです」
再び村人たちの体調が悪くなるけど、新しく来た人たちはなんともない→魔力に長期間曝露されたことによるもの。流石に魔力中毒を疑う。
中和するもの薬を合成する
参考にしたのは解毒や解呪の書籍(冒頭の机の上に広がっていた本のひとつ)
湖の様子を見に行ってもらい、その変化を確認する
世界の変化や天体について書かれた書籍を参照する(冒頭の机の上に広がっていた本のひとつ)
だんだんと自分自身も眩暈やふらつきが頻発するようになり、活動を維持できなくなる。
睡眠はとっているはずなのにずっと眠い、集中力が持続しない、物忘れが多くなって来る
机の上の散乱状況と自分のこの不安定な感じに覚えがある
皮膚が粟立つ感覚と焼けるような痛みを自覚する
魔力計が壊れる
あくまで大枠なのでここから変わることもあると思いますが、こんな感じで書いていきたいですね。文字数はあまり決めず、必要なことを書けたら次に進むようにします。
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