影響力の、破壊力

中学入学からずっと日陰にいた私でしたが

3年生になったある時、事件が起きました。

なんと、彼氏ができたのです!


彼は、日陰の私とは真逆の

日向で生きていた人。

学年で一番目立つグループに属する

ヤンチャな人でした。


それまで、小学2年生の時の一目ぼれから

幼馴染に7年間も片思いしていた私は

彼に告白された時も

「誰に言ってくればいい?」

と質問してしまう始末。笑

まさか私のことを好きだとは思わず

伝書鳩的な役割を

頼まれたのだと思ったのでした。笑


そんな超恋愛初心者の私は

付き合うということも、好きか嫌いかも

正直、よく分かりませんでしたが

彼の見た目とは裏腹に

純粋で優しい一面に心惹かれて

お付き合いすることになりました。


その時から、私の周りが

音を立てて変わり始めたのでした。


ずーっと日陰にいた私が

急に誰もが知る日向の彼の彼女になる。

学校という狭い世界で生きていた私たちには

学校という社会が世界のすべてです。

そんな世界の中で、日陰にいた私は

急に日向に連れ出されていったのです。


それからというもの

昔は私を疎ましく扱っていた人たちからも

気軽に話しかけられるようになり

人間関係が一気にブレイクスルーしました。


影響力は、すさまじい破壊力を持っている

そう、身をもって経験した出来事でした。


当時、華やかで明るい日向に居ながら

日陰で暮らす私を見つけてくれた彼には

感謝しかありません。

彼のお陰で、私は中学生活で

闇だけでなく光を味わえ

狭い世界ながらも、両極に居る人と交わり

それぞれの想いを知ることが出来ました。


私一人の力じゃ難しいことでも

周りの誰かの助けや力で

私たちは意図せず

新しい世界に踏み出せることがあります。

そんな時、それをチャンスと捉え

まずは一歩、踏み出してみること。


私はこれからも

新しい世界を見に行くことを辞めずに

生きていきたいと思います。

それが、海外で暮らしていることにも

繋がっているのだと思っています。

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