💌FLOWERレター:花屋には出回らない、幻の芍薬。
こんにちは。フローリストの小室です。ブーケの企画や仕入れ、品質改善を担当しています。
お花の企画や仕入れのあれこれについて発信するFLOWERレター💌今回は、産直の新企画「幻の芍薬」についてのお話。
はじまりは、以前センティアの伊藤さんを訪ねた時のこと(詳しくは産直チューリップ誕生秘話をご覧ください👀)。たくさんのチューリップを育てるハウス横の畑から「今年の芍薬はどうかなー?」という声が聞こえてきました。
「あのセンティアの芍薬?」「芍薬を育ててるなんて初耳!」「絶対にかわいいはず😍」と、芍薬大好き人間のわたしは一人で大興奮。
さっそく市場担当者に聞いてみると、2年前から販売をしているとのこと。オランダから輸入した希少な品種ばかりで、すでに仕入れ人の間でもファンが多く、なかなか手に入りにくいそう😭
また、そのかわいすぎる姿から、ウエディングでの使用が主。店舗に出回ることはほとんどなく「幻の芍薬」と呼ばれているんです。
「すでに予約が埋まってるから、FLOWERで販売するのはなかなか難しいかも...」という声も。
それでも諦めきれない私は、またまた伊藤さんに直談判!なんとFLOWERの分を確保してくださいました👏
「数日しか出荷できない品種がたくさんあるから、おまかせセレクトでもいいかな?」
「5本で3品種組み合わせたら絶対かわいいね」
「芍薬なので、楽しめる期間は短いけど大丈夫かな?」
「エッジドサーモンという色の変化を楽しめる品種、きっと喜んでくれると思う」
と、今回もユーザーさんのことを第一に考えてくださった伊藤さん。
消費者を第一に考えるスタンスは、オランダでの栽培経験がベースになっているそう。園芸先進国のオランダは、日本以上に生活に花が根付いている国。
伊藤さんは花のある暮らしについてこう話します。
「花は理解を中継するメディアのような存在。Wi-Fスポットみたいなもの。あればあるほどよい。花を贈ったり、飾ったり、植えたり、手入れしたりという行為は、よりよい環境や暮らしを望んでのことだと思いますが、きっとその先には理解したい、理解してほしいという希望があるんじゃないかと最近は思っています。」
FLOWERと一緒に取り組んでくださるのも、「最終消費者の満足を、もっとしっかりと掴もうとしている姿勢がとても印象的だから」。
わたしたちは、ただ花を配送するのではなく「花のある暮らし」をまるごと提供したいと考えています。花のある暮らしを続けることで、自分の暮らしがもっと楽しく、もっと好きになる。そんな風に生活を楽しむ人が増えたらいいな、と。
伊藤さんのような、同じ気持ちで花と向き合う生産者さんと出会えてとても幸せです。
これからも、ユーザーのみなさまがFLOWERを訪れるのが楽しみになるような「かわいい」をたくさん生み出していきます!
そんな今回のセンティアの芍薬は、嬉しいことに即完売してしまいました(それこそ幻のように...)。数量限定ですが、本日18時から再販しますのでぜひ。
そして、来週はミックス芍薬の他に、色が変化する品種「エッジドサーモン」だけを束ねたブーケも販売予定です。
なかなか出回らないセンティアの芍薬を、ぜひお楽しみください!
▼販売中のブーケはこちらから
https://flowr.is/collections