【💌FLOWERレター】「また芍薬買っちゃった」が嬉しくて。
こんにちは。フローリストの小室です。ブーケの企画や仕入れ、品質改善を担当しています。
今回のFLOWERレターは、もうすぐ見頃が終わってしまう芍薬について。
FLOWERのユーザーさんはSNSに届いたお花の写真をアップしてくださることが多く、私たちもいつも楽しくチェックしています。そしてこの時期に多いのは、やっぱり芍薬。
「数年ぶりに買ってみた!咲くかな...ドキドキ。」
「数時間で満開になった!」
「5本中3本咲いた!あと2本がんばれ〜」
こんなふうに芍薬が咲くことを応援している投稿を見かけると、「わかりますわかります」と強い共感と共に、素敵な光景だなぁとほっこりした気持ちにもなります。
最近見かけた投稿で一番印象的だったのは、「また芍薬買っちゃった」というもの。
芍薬のシーズン中、4回は楽しんで欲しい!そんな思いで企画しているので、とっても嬉しい...。4回はさすがに多いのではと思われるかもしれませんが、実はちゃんと理由があるんです。
以前から私も芍薬が大好きで、フローリストになる前から毎年この時期がやってくると、ごほうびのように芍薬を1本買っていました。咲くかわからないドキドキ、咲いた時の言葉にできない喜び。1本のお値段が高いぶん、たっぷりは購入できないけれど「今年は君に決めた!」と楽しんでいました。
そんな楽しみ方ももちろん良いのですが、お花の仕事をはじめてから気づいたのは芍薬の種類の多さ。色のバリエーションはもちろん、咲き方も個性的!
花びらがつやつや質感の「レッドグレイス」、和紙のようなモシャモシャの「グリーンハロー」。
ゆっくりとおしとやかに咲く「ゴールデンホイール」、エネルギーを爆発させるように咲く「メニーハッピーリターンズ」。
どんどん色が変わっていくなんて聞いてないよ「ゴールデンラズベリーローズ」!
「つぼみからは想像できないほど大胆に咲く芍薬」とよく表現されますが、その大胆さが本当にひとつひとつ違う。特にめずらしい品種は想像の斜め上。それぞれくらべてみると本当に面白いんです。
ここには書ききれないですが、芍薬とひとくくりにするのがもったいないくらい。
シーズンがとっても短い芍薬。次に会えるのはまた来年になってしまうので、今年のうちにいろんな芍薬をたっぷり楽しんでほしい。だから、今年のFLOWERはさまざまな品種をご用意しています。
毎年1回だけ、ではもったいないくらい、多様な表情を見せてくれる芍薬。
お部屋で飾れる時間が短いからこそ、何度も何度も楽しんでいただけるよう、これからも手に取りやすい価格を実現していきます。
本当にもう少しで旬が終わってしまうので、残りの芍薬シーズンをぜひお楽しみください!