マックとソフトクリームの二刀流
手にはソフトクリーム
もう一方の手にはハンバーガー
それらを交互に口に運ぶ…
久々にマクドナルドの店内で息子と食べた時、
目の前で黙々とマックを食べる10代の男の子たち
どうやら夏休みの部活帰りっぽい
そんな光景を見ながら
あぁ、あと何年かすれば息子もこの子達の年齢になるのか
恐らく高校生
どの部活かはわからないけれど
髪型と雰囲気からして野球部ではなさそう
なんとも言えないこの年齢
もう子供らしさは消えてきて
でもまだまだ大人とは言えない
きっと男性ホルモンが増加してきて
なにかと心のバランスが暴れん坊
そんな持て余すマインドを部活で解消
ほとほと疲れ果てたあとに食べるマック
もちろんバーガーで腹を満たしつつも
甘いソフトクリームも食べたい
だけどそれらを時間差で頼むほど器用ではない
ならばどうする
”二刀流”で食べるしかない
男の子っぽいなぁ
しかも3人で食べているにも関わらず
ほとんど会話はない
目線の先は携帯電話
青春だなぁ
そんな様子を眺めながら食べる40代半ばの私
そしてその私と高校生の間で落ち着きなくマックを食べる我が息子8歳児
息子の場合は片手にバーガー
もう一方の手にはこの日お友達に借りたベイブレード
私はベイブレードのことをほとんどわからないけれど
どうやらいくつかのパーツが重なり合い
そのパーツを分解できるらしい
そして先ほどとは違う組み合わせをし
攻撃力を変えられる、とのこと
息子は分解こそしたが
元通りにできなくて焦っている
「やべ。壊しちゃったのかも。」
とわかりやすく顔に書いてある
私の
「まさかさっき借りたばかりのそれ、壊したの!?」
その問いに
「壊してないよ!ただ元に戻せないだけ!」
それを壊したと言うのではないのだろうか…
息子の焦りはどんどん増す
「ちょっと見ないで!見ていられると落ち着かない!」
「あ〜ハンバーガー美味しいなぁ」
「ただ元に戻らなくなっただけだもん。壊れてはいないもん。」
この子の”壊れる”の定義を教えて欲しい…
「貸してみ!」
と、私
すると
「グーグルとか見ればいいんじゃない?」
「そうすれば直るんじゃない?」
と私をグーグルに誘導する
相当焦ってんな
と思いながらなんとか元通りに直した私
すると息子は
「ほら!壊してないでしょ!」
と安堵の表情
「素直に助けを求めれば良いのに」
と心の中で思いながらも
なんだかこういう感じって男の子っぽいなと感じる私
・・・・・・
男と女は全く違う生き物
きっと目の前の席が女子高生グループだったら
ずーーーーっとキャーキャー言いながらお喋りしているんだろうな
そしてその女子高生グループに対して息子は
「うるさいなぁ」って言うんだろうな
そんな甘酸っぱい男女差に萌えると同時に
この部活帰りの汗臭さや
友達同士で食べるマック
そんな青春時代を息子はこれから迎えるのか
と羨ましく思う私
どうかどうか楽しい10代を送ってね!