ウィッグライフのその後。お手入れがめんどくさい
化学療法が終わってから、触ってじょりじょりするくらいの髪の毛が生えてきた。この感じだと先は相当長いだろうなと思うくらい、本当にちょっとだ。眉毛とまつ毛は毛根がのんびりしているみたいで、まだ出てきてくれない。せめて、眉毛とまつ毛が、うっすらとでいいから先に伸びてくれるとうれしいんだけどなあ。
ウィッグ生活も6か月目に突入した。いまだにしっくりくるウィッグに出会えず、試行錯誤している。帽子をかぶってしまえば部分的に髪の毛が見えるだけなのでそんなに問題ないのだが。
さらに、夏は暑くて頭皮はものすごく汗をかく。インナーキャップが汗を吸ってくれるにしても、襟足の部分はウィッグが汗まみれになるので、どうしてもまめに洗う必要がある。
今日はシャワーを浴びる前にウィッグやインナーキャップを洗うことにした。
あごのラインのボブのウィッグ(人毛)が1つ。
Zoomのときにかぶっている医療用のショートボブ(人口毛)が1つ。
買い物やちょっとした外出のときに使う帽子用ウィッグ(帽子に隠れる部分がメッシュになっているやつ、人毛ミックス)が2つ。
インナーキャップが4つとケア帽子が2つ。
ウィッグはシャンプーを溶かしたお湯のなかをジャブジャブさせて、お湯を変えながらゆすいで、トリートメントをしてまたゆすぐ。
インナーキャップやケア帽子はシルクなので手洗い。
これを全部お風呂場でしゃがんで洗っていたら、結構時間がかかって膝や腰が痛くなった(涙)
それぞれ軽くしぼった後、バスタオルにはさんで水気をとる。キャップと人口毛のウィッグは干すだけだけど、人毛ウィッグはドライヤーで乾かしてアイロンをする。これが結構めんどくさい。
吊るせるウィッグ用のハンガーにウィッグをかぶせて、アウトバストリートメントをつけ、美容師さんのようにドライヤーで乾かしていく。半乾きの状態でヘアクリップで髪をとめながら、少量ずつアイロンをかけていく。
以前、買ったときはサラサラのストレートだったロングの人毛ウィッグが、洗ったらウェーブのパーマがかかっていて、なんじゃこりゃー!とびっくりしたことがある。乾かしてアイロンをすれば一応ストレートにはなるが、湿気が多い日だとすぐにクセ毛風のぼさぼさ頭になってしまうので、ちょっとかんべんしてよ、と思う。これははずれだった。安い通販で買ったからしょうがないとあきらめる。
今日洗ったボブのウィッグはいちおう毛質がストレートなので、乾かしてアイロンをかければさらっとまとまってくれたのでよかった。
10個以上のウィッグを試してみて、見た目の自然さとお手入れの面を考えると、人毛ミックスのウィッグが一番よさそうだという気がしている。
といいつつも、まだしっくりするものに出会っていないので、試行錯誤はまだ続きそうだ。