2022年11月欧州視察報告
さて前回書いたように我々は11月13~28日にかけて欧州視察を行いました。
今回は新千歳-羽田-フランクフルトの飛行機を利用。
移動はレンタカーを借りて交代で運転、宿の2/3ほどをAIRB&Bを利用し現地で食材を調達して持参した米などで自炊します。
そして16日間の総走行距離は約3,200㎞。都市間はアウトバーンなどですが、しっかり街中も左側通行もラウンドアバウトもドイツ、スイス、フランスの国境も何とか問題ありませんでした。
実は日本で我々が行っているフィールドワークでも車で街中を見て回ったり、行きたいところを探したり、現地の人と話したりすることがメインですが、今回もまさにそれを実行でき、非常に充実した時間となりました。
大まかな行程は以下の通り
①EuroTier 展示会(Hannover,Germany)
②乾式バイオガスプランメーカー施設見学
③再エネ100%地域先駆者の町(Jühnde,Mauenheim,Germany)
④ブラックフォレストとアルプス連峰(Wolfach,Germany)
⑤ヴォーバン地区~エネルギー再開発地域(Freiburg,Germany)
⑥フライブルグ大聖堂(Freiburg,Germany)
⑦脱原発のパイオニアの村(Schenau,Germany)
⑧パッシブハウス宿泊~AIRB&B(Hilzingen,Germany)
⑨ソーラーコンプレックス社(Hilzingen,Germany)
⑩ドイツバイオガス農家見学と熱供給(Hilzingen,Germany)
⑪スイスバイオガス農家見学(Switzerland)
⑫地域ゴミ乾式プラント見学(Switzerland)
⑬コンテチーズと豊かなまちづくり見学(Pontarlier,France)
⑭クリスマスマーケットとLAMY万年筆(Heidelberg,Germany)
ウクライナ戦争とエネルギー問題直撃、新型コロナの影響、そしてW杯も開幕とまさに日本では感じられない様々なことを見ることができた、大変充実した視察となりました。
私が帰りの飛行機でメモった今回の欧州視察の総括トピックは以下の4つです。
■再エネに舵を切った責任とやりきる覚悟の重要性
■ローテクと発酵プロセスの可能性
■地域経済循環と豊かな社会
■日本の影響力低下と進むべき道
今後講演などでも話していくと思いますが、ここでも全部は載せられませんが少しづつ書いていきたいと思います。今回の経験を我々が取り組む日本のまちづくりに活かせればと思っています。
先日、忘年会でも話になりましたが、今の日本を取り巻くニュースや状況は非常に不安で明るいイメージがつかめません。しかし諦めるわけにはいかず、真面目に自分たちのできることを少しづつ進めて発信し、変化することのきっかけを提供する。それが我々の役割だと思います。
来年もよい年でありますように。
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