#36【写真でお散歩】南大阪のイングリッシュローズ。デビッド・オースチン・ロージズが運営するローズガーデンは、実際にバラを見てお買い物できます。

画像1 こんにちは。今日は、雨が降っていますが、涼しくて快適です。 今回は、ちょうど今日のような日を思わせる、去年の泉南(せんなん)デビッド・オースチン・ロージズ・イングリッシュローズ・ガーデン(davidaustinroses.co.jp)訪問記です。  その日、午後は晴れるというので出かけたのですが、結局雨が降ってしまいました。
画像2 このローズガーデンは、大阪府の南、泉南市の農業公園「花咲きファーム」だったところにあり、周りは山に囲まれて、平地よりは少し涼しいようです。 泉南市とビジネス提携をして管理を任されているのでしょう。 デビッド・オースチンのバラがこれだけ一堂に咲いているのを見るために、北海道や鹿児島からもお客さんが来る、とタクシーの運転手さんが話してくれました。 そう、ここは、平日車がないと、大変に不便なところにあるんです。入場は無料ですが、タクシー代が。。。
画像3 アメリカでも、David Austin (デイヴィッド・オースティンと発音しています)といえば、イングリッシュ・ローズのブリーダーとして、フランスのメイヤンより、一般の人には知られていると思います。 それくらい今のバラの主流となっているのは、おそらくロマンチックな花の色と形ではないでしょうか。 私も最初に、デイヴィッド・オースティンのアメリカ営業の方が職場にプロモーションにいらしたとき、スライドのバラの写真にうっとりしながら、心が踊ったのを覚えています。
画像4 ’ガートルード・ジェキル’は、昔からある品種のひとつですが、こんなに強かったかしら。 30年近く前、ニューヨークで育てられていた、デイヴィッド・オースティンは、病気に弱く、黒斑病で、夏に葉っぱがほとんど落ちてしまい、おまけに花はすぐにうなだれて散ってしまっていたのですが。
画像5 ’オリビア・ローズ・オースチン’。 そういえば、’パット・オースチン’、ないんですよね。 日本で育てやすい品種を選んでいます、ということですので、同じ色味なら、他をご紹介します、ということでしょうか。どこでも見かける品種なので、あえて他の品種を植えてくださっているのかもしれません。 毎年新しい品種も出てきますし、取捨選択、大変だと思います。
画像6 パット・オースチンに似た、優しいアプリコット・オレンジ(’レディ・オブ・シャーロット’)。
画像7 少し平たい、丸いカップのような形で、たくさんの花びらが詰まっています。 デイヴィッド・オースティン・ローズに限らないのですが、蕾の頃の色合いから、開ききってしまうまでの色と形が楽しめます。
画像8 デイヴィッド・オースティンの十八番(おはこ)とも言える、この優しいサーモン、アプリコット、ピーチ色。(’ザ・レディ・ガーデナー’)
画像9 房咲きのものが多いので、まず、真ん中の花が咲きます。 それからその周りの花が咲きます (’プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント’)。 シーズンの始めだと、花の数は少ないですが、蕾から開いたものまでを一度に見ることができます。 ロザリアンの同僚は、「バラが咲いたばかりが一番いいよ。花柄摘みもしなくていいし、手入れが楽だからね」と言っていましたが、確かに一番最初の花が終わると、花柄摘みに追われて忙しくなります。 写真を撮るのにも、この最初のタイミングは、狙い目です。
画像10 花の周りに蕾が付いている姿を見るのが好きな私は、早めに見に行きます。 (’ジェフ・ハミルトン’)
画像11 スーズンの初めに見に行く、ということは、早めに咲く花が見られるということです。 全てのバラが一斉に咲くわけではないので、その日一番よく見える、”ローズ・オブ・ザ’・デイ (Rose of the Day)”も違うことでしょう。 この日、際立っていたのが、この’ボスコベル’です。 サーモンピンクの蕾が開くと、温かみのあるピンク色になります。 大きい花なのに雨にもしっかり持ちこたえています。
画像12 この’ボスコベル’、あちこちに植えられているのですが、その度に目が行きました。 もちろん、ショップでも売られています。
画像13 そして、数ある中でも、この’クイーン・オブ・スウェーデン’は、秀逸です。花に乱れが見られません。
画像14 今日のドレスアップ賞は、ローズ色の傘をさしていらっしゃる、この女性に差し上げたいです。
画像15 イングリッシュガーデンとバラ、とくれば、他に一緒に見たいエレメントは、レンガの小道や壁、芝生、
画像16 綺麗に刈り込まれた、ボックスウッド(つげ)のヘッジ、 鉄のフェンスやアーチ、 彫像、 ベンチ、
画像17 それから、小さな池(ここには鯉が泳いでいます)、
画像18 そして、大切な、宿根草(Perennials プレニアルス)、です。 こちらのキャットミントのように青っぽい色は、よく合うと思います。
画像19 後ろのアプリコット・オレンジもいいですね。
画像20 ソフトなトーンの中に、この明るいマジェンタピンクの’プリンセス・アン’があると、アクセントになってガーデンが引き締まります。
画像21 日本の景色にイングリッシュガーデンを取り入れるのは、大変だと思いますが、頑張ってくださいね〜。
画像22 デビッド・オースチンのバラは、白と黄色は少なめです。 こちらは、’トランキリティ (Tranquility)'。 丈夫そうです。
画像23 一重咲きの’キュー・ガーデン’は、ぎゅっと詰まった花びらのバラが多い中で、ちょっと目先が変わって、スッキリとかわいらしいです。オレンジがかった蕾もキュートです。
画像24 手前の黄色は、’グラハム・トーマス’だったか、、。すみません。
画像25 濃い赤の中で、一番頼りにされているのが、’ダーシー・バッセル’。 ひらかたパークでも見ました。日本の気候にあっているのでしょう。
画像26 散っている花びらを見るのが好きです。
画像27 花びらが散っている姿。
画像28 秋は、10月の下旬から11月初めが見頃ということなので、また出かけたいと思っています。 花の数は少なくても、色が濃い目だったりしますので、楽しみです。
画像29 雨の中、お疲れ様でした。今日も最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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