母の予祝
昨日お風呂に入ってたら
すっかり忘れていた記憶を
突然に思い出したので
書いてみます。
私は4年ほど前に離婚したのですが
突然の強制終了みたいな形の離婚で
「私は子供以外の全てを捨てる」
と、一瞬で判断して
ある日突然に家を出て
それっきり
家に帰ることはできなくなり
「もう一生会わない」
と、絶縁していた両親の元に
命からがら身を寄せるしか
行くあてがない…
という
究極の選択みたいな状況でした。
眠ってしまった子供を抱っこして
泣きながら
着の身着のままで実家に帰った私。
絶縁していたはずの母は
私のことを
「ごめんね。辛かったね。」
と言いながら抱きしめてくれました。
小さい頃から私には
母に抱きしめてもらった記憶はなく
スキンシップもあまりなかったので
とても驚きました。
そして、母に抱きしめてもらった瞬間に
私の中で
ものすごく拗ねていた何かが
フワッと解けていって
「赦し」
としか言いようのない
優しくて温かな気持ちが広がり
どう考えても最悪の状況なのに
なんだか幸せで嬉しいような
穏やかな愛に包まれたのでした。
そしたら
眠っていたはずの小さい娘が
パチリと目を覚まし
「ママとばぁば、仲直りできちゃったね!」
とニコニコと笑いながら
私と母を見守っていました。
その翌日のことです。
なんと母は
ニコニコるんるんしながら
私と娘の為に
お赤飯を炊いたのです。
え?
なんでお赤飯?
お赤飯っておめでたい時に食べるやつだよね?
わたし、離婚するのに??
わたし、家を追い出されて
今、絶望して途方に暮れてるのに??
なんのお祝い???
お赤飯を見て
びっくりして固まる私…
「…離婚するのに赤飯って…」
と言う、父の一言で
( ゚∀ ゚)ハッ!と我に返る母…
「嗚呼っ!ごめんごめん!嬉しくてつい!!」
…そうです。
私の母は空気が読めない天然の人なのです。
仲直り出来たことが嬉しくて
孫に会えたことが嬉しくて
母は勝手に1人でお祝いモードになり
離婚沙汰で絶望のどん底にいる私に
お赤飯を炊いてしまったのでした…
当時は苦笑いで
ため息混じりにお赤飯を食べた私。
だけど今では
絶縁していた両親とも仲良くなり
離婚してますます自由になり
私も娘もとても幸せに日々を過ごしていて
「あの時、離婚してよかったなぁ」
と、心から感謝の気持ちをかんじています。
あの時、窮地に追い詰められていなかったら
私は絶対に実家に帰ってないし
両親とも仲違いしたまんまだったと思う。
振り返ってみると
「あのお赤飯は予祝だったなぁ〜!」
と思う。
最悪の時だからこそ
お赤飯を炊いて
楽しいことに目を向けて
予祝するといいのかもしれない。
それは最高の未来を祝う
幸せな現実化を引き寄せる
パワフルな魔法なのだろう。
母よ
あの時
お赤飯を炊いてくれて
ありがとう!
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