自分のしたいようにさせること

愛ってなんだろうと
時々考える

例えば私は
自分の娘を相当に愛しているし
ソウルメイトな彼のことも愛している

友人やお客様のことも
父や母や兄弟や亡くなった祖父母や犬
共に働いた仲間や
通り過ぎて行った人達
暖かく優しい一瞬の関わりの中にも

自然や木や草や花や海や空や星々
風や水や土や火の暖かさ
美しい景色や便利なサービスや
心にぐっと迫る言葉や本や音楽
美味しいご飯や熱いお茶

ありとあらゆるものの中に
愛を感じる

それは空気みたいに透明で
見ようとすると見えなくて
ただ感じると手触りのある

そんなようなもの

自分の中が何かに触れる時にだけ
じんわりと感じるもの

愛するってなんだろうと
時々考える

私は
私の好きなようにさせている時に
自分の事を愛しているなぁと感じる

好きな服を着て
好きなものを食べて
好きな音楽を聞いて
好きな時に好きなことをする

好きな場所に出かけていって
好きな人に会いに行って
好きな時に仕事して
好きなだけゴロゴロして
好きなように好きなだけ祈る

そういう時に
私は自分のことを愛していて
とても愛されていると感じる

うっかり我慢したり
誰かに気を使ったり
周りの目を気にしたりすると

あっという間に
愛から離れてしまって

自分は取るに足りない
つまらない存在のように感じる

愛するって
自分の好きなようにさせること

愛するってきっと
その人の好きなようにさせること

泣いても笑っても
転んでも大成功しても
それがしたかったんだから
好きなようにしたらいいと
ただ見るような

そんな事のような気がする