連載２　何か夢中になれるものが欲しい

40代、50代女性のお悩みNO.1ではないかなと思うくらいご相談の多いテーマ。

「何か夢中になれるものが欲しい。」

このことについて連載でお届けしています。
まだご覧いただいていない方は、連載１の記事からご覧いただくとお話が分かりやすいと思います。

■今日は《得意なもの》について

昨日のブログで、夢中になれるやりたいものって何だろうって考えた時に

①あなたが得意にできる、上手にできる
②好きなことをすることで
③誰かのお役に立つ

この3つを満たすものが、あなたの心を満たす　《やりたいもの》　だねとお話しました。

連載１では②の好きなことについて考えていただきましたので、
今日は①の得意なものについて考えていこうと思います。

■得意なものって何だろう

だれでも、得意・不得意はあります。
自分の子供を見ていても、同じ姉妹でさえ、同じように育てているのに、得意なものって違いますよね。

私は、得意なこと、というのをこう考えます。

「人より上手にできて、自分が満足感を得られるもの
持って生まれたその人の性格、特性、個性。それを生かして、仕事や生活をするうえで役に立ち、力を生み出している状態」

例えばこんな感じね。

・時代の変化を先取りする
・客観的
・人を育てるのがうまい
・経験と実績を積む
・頭の回転が速い
・将来の展望をもてる
・オリジナリティあるアイデアが浮かぶ
・マイペース
・チャレンジ精神
・プロ意識が強い
・ひらめき
・完璧主義

あなたが生まれながらにして持っている個性、これを無意識に自然と発揮してるとき、それがあなたの得意になっているということなんですね。

私は、《即断即決できる》　とか、《スケジュール管理》が得意なので、
わりとね、忙しい時でも、たくさんの仕事をこなしていけちゃうんです。

持って生まれた個性を生かして発揮できているから、人よりもなんだか、自分でも上手にできてるなって感じるし、どんどん頭の回転も速くなるんですよね。勝手に頭が働いてくるの。
はたから見たら、すごく生き生きしているように見える。
こういう分野が得意なのね、って思ってもらえるし、そこまでいったら、それは、もう、「才能」として、自分の中で、うまく活用できている状態にあるのです。

■間違いやすいのは、上手なスキル

勉強して獲得した知識は得意なもの、ではなく全く別物です。
得意なものは、生まれつき持っている性格、素質のこと。

だから、

「得意なものは、英語が話せることです。」

ということは、違うのね。これは、後から身に着けたスキル。持って生まれた資質ではないのでね。

■スキルを磨くことの落とし穴

勤勉な日本人はスキルを磨くこと、身に着けることが大好き♡
私が学生の頃就活をしていたときは、どれだけたくさんの資格を持っているかということが重要視されていたような気がします。

秘書検定とかね、とったなー。
旅行の取扱主任者の資格もダブルスクールに通って取得しました。

でもね、こういったスキルや勉強して身に着けた詳しい知識は、特定の業界でだけ役に立つもの。なので、このスキルばかりに依存してしまうと、自分の人生の選択肢が狭まってしまいます。資格に縛られてしまうのよね。

同じ理由で、詳しい知識を得た業界に縛られてしまってる方も多いと思います。

■得意なものを知り、磨き続ける

例えばね、ネットの検索の仕組み、SEOとかね、そんなネットのシステムの知識を学んだとします。だけど、それは、特定の仕事でしか使えません。

それよりも、この人が、

「新しい流行に敏感」
「どんどん新しいことを取り入れる」

ことが得意という個性を持っていたとしたらどうでしょうか。
それはいろいろな分野で生かすことができるし、どんな仕事でもつかえるのです。

自分の得意なもの、個性・素質が自分でわかると、すごくね、自分の自信につながります。

どんな分野でも生かすことができる。
どんな仕事でもいきいきと力を発揮できるようになる。

だから、人生や生活の満足感や幸せ感が、とても高くなるのですよね♡

■個性・素質を知ることの大切さ

個性・素質って、持って生まれたものだから、変わらず、ずっと使っていけます。

一方、変化の早い今の時代、今使える資格も数年後には全く使えない資格になってしまうこともあり得ますし、民間団体が発行する資格など、あとからあとから出てきてしまうので、資格に頼った生き方をしてしまうと、資格取得にきりがないです。

だけど、スキルや資格はすべてが無駄なのではなく、自分の個性を知って、その個性を生かせる分野の資格ならば、
そしてさらに、
自分の個性にそのスキルをうまく掛け算することができたら、あなたの個性は身に着けたスキルの分だけ大きく輝きだすんですね。

スキルをいかすのも、無駄にしてしまうのも、すべては、自分の個性を知っているかどうかにかかってくるのです。

だから、得意なもの、個性・素質を見つけるって本当に大切。
これを理解して生活しているのとしていないのでは、ものすごく、差が出てきてしまうんですねー。

ではでは、次回は、③誰かのお役に立つ
についてお話していきます。

⇒連載３　③誰かのお役に立つことについて

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