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大雪の記憶

人生最初の大雪の記憶と言えば

北海道ニセコ町

保育園から小学3年生迄住んでいた

旧名を「狩太町」

北海道の地名や山の名前は

アイヌ語が語源だが

「狩太」と母の生まれ故郷の

樺太は

発音が似ている

富士山に似ている羊蹄山

別名蝦夷富士と呼ばれる山と

国際スキー場で有名な

ニセコアンヌプリの山

に挟まれた町は

パウダースノーで有名だ

視力が良かった私は

空から降ってくる雪が

六角形の綺麗な結晶に

なっているのが

見えたものだ

小学校で冬の体育は

裏山で直滑降や大回転の

スキーをやり

雪上運動会を行う小学校

としてニュースになるほどだった

男子は小学生低学年で

手作りジャンプ台から

ジャンプもしていた

日本のスイスのような町

そんな記憶だ

積雪は2mから3m

小学校3年生の時

父の転勤で兵庫県に移住した後

あの大雪の景色や空気感は

封印されたままだ

時を経て

2014年2月8日に関東甲信地方に

積もる雪

ロシア、ソチオリンピック

開催中の出来事だった

6日後に更に大雪が積もり

我が家の敷地はまるで

ニセコのようになった

残念ながらスキー板はなかったが

この景色は私の原風景だったので

かなり興奮した

明治生まれのお年寄りが

こんな雪は初めてだと

言うぐらいの大雪

もちろん雪国では無い町

町全体が麻痺した

奥地には自衛隊が救援に

コンビニ、スーパーから食糧が

品薄になった

それでも時はソチオリンピック

暖かい部屋でジャンプを見て

臨場感たっぷりだ〜と

わくわくした記憶が残っている

2022 2月9日

北京オリンピックの

スノーボード男子ハーフパイプを

今見ながら

明日の雪予報で仕事休みになれば

男子フィギュアスケートフリー

をLIVEで見ることができるから

もうわくわくしているのである

結果はどうであれ

起こることには

全部意味があるらしい

昨日のスマイルジャパンは

手に汗握る試合だった

子供の頃ウィンタースポーツなら

アイスホッケーがやってみたかった

日本女子がアイスホッケーで

オリンピックに初めて出たのは

確か長野オリンピックだったと思う

こんな時代が到来するとは…

ガンバレ日本❣️


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