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寝起きの雑感
私はいつも鮮明な夢を見る。フルカラーフルボイスだし五感に訴えかける質感がある。重力や痛みも強く感じる。そして何より「これは夢だ」と思いながら見る。嫌になると途中で起床ができる。なお意図して再入眠時に続きを見ることはできない。
もともと不眠症気味だったがいまの薬を初めてから正しく眠れるようになった。薬を断つと夜更しができる便利な体になった。
いま眠りというものはまさしく落ちるもので、入眠時には少しエネルギーを使う。気持ち悪いが毎晩しっかり眠れているので結果オーライと思っている。これが正常な眠り方であるとは思わない。しかし薬がない状態よりもある状態のほうが早く長く眠れるので仕方がない。眠れないよりかはずっといい。
体を壊す前、不眠症気味であるため疲れているのに眠れず、結果的に平均睡眠時間が3時間程度だった。それなら体を壊しても仕方がないと医者から言われた。
いまは早朝覚醒しても5時間は眠れるようになった。まだ改善の余地がある。熟眠感とやらはよくわからない。
早朝覚醒する代わりに、起きるべき時間にダラダラ寝続けることはなくなったからここをゴールにしても悪くないのかもしれないが。
夢にリアリティがあるのは昔からだ。不眠症だったときも鮮明な夢を見続けていた。これは持って生まれた能力なのかもしれない。
他人の夢は見れないから自分の夢をスタンダードにするしかない。
願わくばもう少し楽しい夢を見れるようになりたいが、今日の夢は楽しくないのに正夢になってほしい。上手く付き合っていけないものか。