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【恋愛】あの少女漫画に、あの雑誌に影響されて

雪林檎です。
今日も今日とて軽く恋バナしましょう。
*人によっては少し不快な気持ちになってしまうかもしれません。あくまで自分に対する感想であって、何かを否定したいという気持ちはないということをご了承ください。



一言

甘くないものが食べたい。


ルーツ、自覚

皆さんは、自分のルーツについて考えたことがありますか。雪林檎は、最近自分が影響されているものを自覚して、ハッとしました。

おまけに言うと、少しげんなりもしました。

それは、本屋さんでのことでした。最寄りの蔦屋ツタヤでとある雑誌を見かけたんです。隔週ならぬ隔月で発売されているはずなので、そりゃあ見るだろうという話なんですけど、ちょっと表紙が気になって手に取ってみたんです。

「ありがとう」「感謝」という言葉たちが使われていて、「さようなら」……はあったか定かではありませんが、とにかく「卒業」「集大成」「最終回」という雰囲気を感じました。

また、何の関係もない作品のキャラクター数人が一様にドレス姿で描かれていたことも、「豪華な最終回」という印象作りに貢献していました。

気になって手に取ってみると「お引越し」の文字が。スルーすることができなかったのでスマホで調べてみると、やはり思った通りでした。どうやら、今月で紙雑誌は休刊して、アプリに全面移行するようでした。「休刊」とは言っていても、実質廃刊のような扱いになるんじゃないかなと思っています。

多くの作品が最後のページに「アプリにお引越し!」「アプリで続きが読めるよ!」というようなメッセージを残しており、いよいよこの雑誌が終わってしまうのだという本気度が伝わってきました。



作品群

実は雪林檎、懐かしさと「今はどうなっているのかなぁ~」という興味から、その雑誌が発売されているときはチラ見していました。

懐かしい先生方の名前もあれば新人さんの名前もあって、「あぁ、今でもこの雑誌は続いているんだなぁ」と思い、「全然知らない作品ばかりになったなぁ」としみじみとしたような感じにもなっていました。

でも、いつの時代も変わらないテーマがそこにはいつもありました。

それが、「壮大な恋物語」「運命の恋」「許されない恋」「絶対に惹かれ合ったり巡り合ったりしてしまう二人の恋」です。

雪林檎は幼少期のうちにこれらに触れ、そして染まったんだなぁということをまざまざと感じたんです。どうしてか、その日だけは。



率直な思い

正直言って、ゾッとしたというのが本音です。

これは、その雑誌への悪口でも先生方への批判でもなんでもなく、雪林檎が自分に対して感じた感覚です。

言うなればそうですね……小学生の頃の価値観そのままで育ってしまったことに対する自己嫌悪とでも言うんでしょうか。

多くの人が「そんなものないから笑笑」と飛ばすところを、雪林檎は馬鹿正直に(というと肯定的な捉え方なニュアンスですが)、夢を見たままここまで来ているんじゃないか、と。

それ自体別に悪いことではないと思うんですよ。理想が非現実的で理想が高くなって「理想の相手」を見つけなることが難しい、というデメリットはあれど、他人様に迷惑をかけるわけではないでしょうから。

でも、恋愛脳で悩んだ雪林檎のルーツが「ここ」にあるのかと思うと、何か禍々まがまがしいもののように思えてしまったんです。

別にその雑誌が嫌いなわけでも、それを好きな人たちを批判するわけでも、そのジャンルを否定するわけでもありません。雪林檎だって、その雑誌には大変お世話になりましたし、今でも大好きです。リスペクトと今後の益々ますますの発展そして長く続くことを願っています。



壮大な恋愛

ここからは内容について少し詳しく書きたいと思います。

単刀直入に言って、雪林檎は「壮大な恋愛」に憧れている節があるんだと思います。実際、自分が描く作品の中にも、そういった要素を含むことがよくあると自覚しています。

数年~十数年に渡る恋愛、昔からの因縁持ち、一度離れてみたし別の人とも付き合ってみたけどやっぱり好きなのはその人だけだった、紆余曲折あっての大恋愛が大好物なんだと思います。

もっと具体的に言うと、
池山田剛先生の「好きです鈴木君!!」
能登山けいこ先生の「キミは宙のすべて」「終わる世界でキミに恋する」
やぶうち優先生の「まほちゅー!」
桃森ミヨシ先生&鉄骨サロ先生の「菜の花の彼」
水波風南先生の「今日、恋を始めます」
有賀リエ先生の「パーフェクトワールド」
種村有菜先生の「猫と私の金曜日」
樋口橘先生の「学園アリス」
……などがそんな感じでしょうか。もちろん順不同で(個人的にドンピシャで「これの感じ!」という順番はありますが、ここでは割愛します)。

「ちょっとこれは違くない?」という作品があればすみません。

これらの作品に出てきた男子たちに想われている主人公たちを見て、何度、どれだけ羨ましいと思ったことか。羨まし過ぎて見返すことができなくなった作品もいくつもあります。

風化した懐かしい感情だと思っていましたが、心底今でも思っているのかもしれません(苦笑)

でも、現実にそんなことって、そうないじゃないですか。付き合ってはすぐ別れてまた恋をする。不倫に浮気もある。再会するかもしれないけど再会なんてなくて、再会しても恋の再燃なんてないかもしれない。

そんな、ある意味無味乾燥むみかんそうな世界です(もちろんこれもケースバイケースで良し悪し)。そんな世界で世紀の大恋愛なんて、現実的じゃない気がします。

でも、雪林檎はそういう物語に憧れているんだなぁ、と。「君のことをずっと(=年単位で)想っていた」とか「君じゃないと駄目だ」とか「彼を選んじゃいけなくて、でもやっぱり彼が良くて……でも好いてくれている素敵な人もいて……」とかやりたいんだなぁ、と。我ながら歳の割には少し痛々しくて苦笑いが出ます。もちろん、これに憧れることが「駄目」というわけではないですが。

幸いなことは、雪林檎には今彼氏のC君がいてくれて、漫画になるようなならないような日々を過ごせていて、C君は現時点では「雪林檎がいい」と言ってくれていることですかね。

最後が惚気のろけですみませんが、この世界にも素敵な恋愛が沢山あって、これからもそうあることを願う形でこの記事を結びたいと思います。



ありがとうございます

アロハ、イトコ。

今日はこれくらいにしましょうか。
それでは、またお会いできればと思います。

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