教材ジプシーからの脱出(前編)
本物との出会い
初めて購入した教材は、デイトレード用。しかし、リアルトレード動画すらない、とても薄っぺらいシロモノでした。なのに、金額は30万円位したと記憶しています。教材の内容を吟味するような目も肥えていないまま、よくある煽り文句につられ、家業を建て直したい、親を助けたいといった思いで、まだ地元にいた時に入手し、その後半年くらいは勉強していたでしょうか。リアルトレードを始めた時のローソク足の激しい動きにあっという間に飲まれ、何回か負けた後に怖くなり全額出金。その後、ビギナーズラックで小銭を稼いだ記憶が忘れられず、バイナリーオプションの高額商材を2回も買ってはリベンジトレードを繰り返し、大金を溶かし、完全に相場から退場してしまいました。
手痛い強制退場後、2年ほど経過した頃に、リアルトレード動画が収録されている教材が主流と知り、勉強し直したくなり再度相場の世界へ。3本目くらいに買った教材が、いまだに学びの多いぷーさん式「輝」でした。ぷーさん式はその後「火花」や「光」も購入し、すっかり愛用者となりました。なぜなら、ぷーさんに勝ちの味を教わり、相場心理の肝を初めて教わったからです。
しかし、検証ソフトを使って回すとそれなりの結果が出るのに、リアルでやるとじわじわ資金が減る。大負けしないがジリ貧だなと思う状態が長く続いてしまいました。検証すると全通貨ペアトータルで、光&輝ロジック15分足ならPF1.4以上。決して悪くはないと思っていたので不甲斐なかったです。
そんなやきもきするような状況を打破してくれたのが、ユーチューブで『迷晴れFX』を運営されている迷晴れ氏と、『FX原理原則』という、これまたぷーさんとは異なる視点(エリオット波動)を軸に、基礎基本をパッケージにしてくださったDAI氏でした。
『ぷーさん式』と『迷晴れFX』と『FX原理原則』、この3つのコンテンツによる相乗効果によって、自分のトレードスタイルが構築されたといっても過言ではありません。
DAI氏も素晴らしい方なので、別稿でしっかりと説明したい。ですので、本稿では、迷晴れ氏がいかに自分に影響したかをお話ししますね。
私が迷晴れ氏の動画に本格的に向き合い始めたのが、2022年の春と記憶しています。当初は、気になって動画を視聴していた複数の方の一人でしかなかった。もっと言うと、説明に専門用語も飛び交い、当時の私のレベルでは、内容が良く分からなかったです。それでも、迷晴れ氏の動画に吸い寄せられるようになったのには理由がありました。それは、①迷晴れ氏が動画で話す専門用語が、他の方の動画でも出てくることがあり、深く知りたくなった、②迷晴れ氏の動画のコメント欄がいつも熱く、視聴者の成果報告や感謝のメッセージに勇気づけられた、③迷晴れ氏が動画内で、ご自身の失敗談やほろ苦い経験を引き合いに出しながら語る、FXとの向き合い方やその奥にある人生観にとても共感し、トレードスタイル以前に、リスペクトできると強く思った、の3つの理由からです。
家でも、移動中の社内でも、BGMの様に繰り返し迷晴れ氏の動画コンテンツを聞きまくりました。そうすると、少しずつですが、チャートの読み方が分かるようになってきたんです。おそらくですが、迷晴れ氏のチャートリーディング、相場観を繰り返し動画で学ぶうち、自分のトレードに必要なエッセンスを取捨選択できたことが影響しています。ただ、それは、自分自身が聖杯探しをやめ、トレンドの初動を狙う、という決まった型に落ち着いていたからこそ、できたことなのだと思います。幾つもの手法を現在進行形で実践していたなら、自分が強化すべきもの、捨てるべきものが判別できなかったでしょうから…。
次回は、迷晴れ氏と同じく、覚醒を果たす上で不可欠だったDAI氏とその教材『FX原理原則』について、お話ししようと思います。お付き合いいただきありがとうございました。
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