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統一されたトンマナがブランドを創る。企業専属デザイナーが「企業力を高めるデザイン」を語ってみた

こんにちは!きむらあんさいと申します。

Z世代の企画会社・僕と私と株式会社のイラストレーター&デザイナーとして、社内外に公開しているイラストやメンバー似顔絵などを描くほか、クライアントワークや社内で使用するデザインのほぼ全てを担当しています。

ぼくわたは、他社と比べても細かくビジュアル面にこだわりをもつ会社です。

Webサイトやプレスリリース、記事サムネイルなど皆さんの目に触れる場所だけでなく、社内のみで展開しているマニュアル、会議の資料などにもデザインを取り入れており「ただ情報を載せる」だけではない、見やすいものに仕上がっています。

毎月開催している全社会議(ぼくわた会議)の投影資料

こういった細かなデザインは、やりたいと思ってもすぐにやれるものではないですし、ここまで徹底的に取り組んでいる会社は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は「企業が細かなデザインにまで気を配るメリット」や、ぼくわたにおけるデザイナーの仕事、ビジュアル面に力を入れるならやるべき最初の一歩についてお話します!

きむらあんさい
イラスト系の専門学校を卒業後、Web制作会社でWebデザインに携わる。その後パッケージデザインやアプリデザインなど、さまざまな領域のデザインを経験しながら、長年の目標であったフリーランスのイラストレーターとしての活動を本格化。2023年にイラストレーター兼デザイナーとして独立し、同年僕と私と株式会社に参画。かわいいものが好きで、かわいくて優しいものづくりを心がけている。X:@ansai51452

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企業としての魅力が上がる!ぼくわたがデザインに気を配る、3つの理由

①統一性によって、ブランド力&認知度アップ!

デザインは、その企業らしさを視覚的に表現する手段です。だからこそぼくわたでは、色使いやイラストの質感を通じて、一目で「ぼくわただ!」と認識してもらえるブランドづくりを目指しています。

「らしさを咲かせる」というビジョンを活かした、カラフルでポップなどこか遊び心のあるデザインが特徴です。

このデザインが、Webサイトだけでなくサムネイルやプレスリリースなどに掲載する資料にまで適用されているのもこだわりの1つです。

多くのスタートアップでは記事や資料を作る場合、Canvaなどで配布されているテンプレートをアレンジしますが、ぼくわたでは1つずつオリジナルデザインを作成するか、オリジナルのテンプレートを作成して編集しています。

全てのクリエイティブにぼくわたらしいデザインを取り入れることで、ブランドの統一感が生まれ一貫性が強化されます。この徹底ぶりが、認知度向上と「ぼくわたらしさ」の確立につながっているわけです!

②「見にくい」は絶対NG。内容に集中してもらう

資料においても、デザイナーの視点が加わっています。

クライアント向けの会議資料を作成する場合、メンバーはオリジナルのテンプレートを用いて作成しますが、場合によっては僕が手を加えたり、代わりに作成したりすることもあります。

手を加えるといっても「端を揃える」「文字にメリハリをつける」といった基本的な技術を施す程度ですが、これらを整えるだけで読み手は資料の内容に集中できるようになるんです。

というのも「見にくい資料」と思われてしまうと、それだけで印象が下がり、読んでもらえない可能性があります。「人は第一印象が9割」という言葉もありますが、資料においても見た目は重要です。

同じ理論から、ぼくわたでは社内向けであっても「見たい!」と思わせる資料づくりを追求しています。マニュアルや重要な情報は全員に伝えたいからこそ作るものであり、読まれないのでは意味がありません。

社内向け情報にこそ、デザインを取り入れてみるのはおすすめです!

③好感度がアップ!?採用にも繋がる、デザインの力

最後に番外編として、デザインに力を入れると「好感度」がアップするのではないかと考えています。

ぼくわたに興味を持ち、エントリーした方のなかにはイラストやサイトがかわいくて興味を持ち、応募しました!と言ってくれる方もいるそうです。

そのためにポップでかわいいデザインにしているわけではないものの、こういった言葉は素直に嬉しいです。それにデザインから興味を持ったり、会社の想いや強みをデザインの力によって引き出し、魅力が上がったりしているのであればとてもやりがいがあるなと感じます。

「最速で最高」のクリエイティブを。所属メンバー全員のデザイン力が高い会社における、デザイナーの役割

こうした背景から、ぼくわたではメンバーのデザインリテラシー向上を目指して「Canva School」を実施しています。

Canvaで資料作成をすることが多いため、メンバーにはCanvaの研修動画の視聴と、課題に取り組んでもらいます。

結果、メンバーがデザインの重要性や基礎的なスキルを理解することで、業務がスムーズに進みますし、さらなる統一感が生まれるようになりました!

しかし一方で、「では、デザイナーの仕事とは何か」という問題が生まれます。

一人ひとりのデザインリテラシーが向上するのであれば、デザイナーは何のプロフェッショナルであるべきなのか。僕は「最速で最高」のデザインを出すことが仕事だと考えています。

ぼくわたのバリューの1つでもありますが、手戻りが少なくなるようにしたり、選択肢としていくつかのデザインを提出したり。特に多くのデザイン依頼をもらう代表・健登さんに対しては、最小限のコミュニケーションでニュアンスを受け取り、信頼をいただけるよう努力してきました。

また誰よりもぼくわたのことをデザイン面から考えてきた人間として、どんなときでも「らしさ」をデザインに落とし込むことも、社内デザイナーの役目です。最初は苦戦することも多くありましたが、経験とすり合わせを重ねることでだいぶデザインの精度は高まってきたと考えています…!

デザイナーとイラストレーターを兼任するメリット

ちなみに、僕はイラストレーターとデザイナーを兼任しているため、入社したメンバーの似顔やクライアントワークに使用するイラスト、資料に使用するイラストなども描いています。

デザインができるイラストレーターの方はお見かけしますが、広告代理店で社内専属のイラストレーター&デザイナーとして活動している方はそれほどいないようです。

しかしイラストが描けると、会社のオリジナルイラストが描けるようになったり、著作権を気にせずアレンジができるようになったり、仕事の幅とクオリティがぐっと上がります。

イラストレーター採用や、キャリアの参考になれば嬉しいです!

ビジュアル面に力を入れたい!明日からできる企業デザインの始め方

この記事を見ている方の中には、デザインの重要性にすでに気づいていて、力を入れたいと考えている経営者の方もいらっしゃるはずです。ただ「デザイナーを採用するのが難しい」「とにかく早くプロジェクトを進めていくため、デザインにそこまで力を入れることはできない」という課題もあるのではないでしょうか。。

専属のデザイナーを雇い、社内の細かなところまで多数のデザインを依頼することは時間がかかりますし、創業期にできることではなかなかありませんよね。

しかし、そんななかでもビジュアル力を上げる方法はさまざまにあります。例えば僕がおすすめするのは「デザイントンマナ」を決めて、それをみんなで守っていくことです。

ぼくわたの資料レギュレーション

トンマナとは「トーン&マナー」の略。統一性を担保するために必要な要素であり、クリエイティブ業務において非常に重要です。

デザイントンマナのなかでも、まずは下記のルールを決めるのが良いでしょう。

・配色(カラーパレット)
・フォント
・使用する写真やイラスト等の素材

デザインを作成する際に徹底的にこれらを使用するようにすれば、それだけで見やすく、集中すべき情報が拾いやすい資料・クリエイティブが出来上がります。pinterestなどを使用し、ムードボードを作るのもおすすめです。

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・ビジュアル面にこだわることで、ブランディングと印象アップにつながる
・社内全員のデザインリテラシーを上げ、デザイナーは基盤作りと「最速で最高」のデザイン作りを担当する
・ビジュアル力を上げるためにすぐできるのは、デザイントンマナを決めること

今回は企業が細かな部分にまでデザインを取り入れるメリットや、デザインに力を入れるためにまずできることについて、ビジュアル面に力を入れる会社のデザイナーの立場からお話させてもらいました。

想いのこもったデザインを作成したり、ぼくわたらしいポップで北欧チックなカラートンマナをメンバーのみなさんが守ったりすることで、どんどんと社内に「かわいい」が咲いていく様子は、僕から見ても非常に嬉しいですしハッピーな気持ちになります!

イラストやデザインを見たぼくわたメンバーのみなさんが褒めてくれたり、笑顔になったりするのも嬉しいポイントです。きっと、喜んでもらえているんじゃないかなと思います。

クライアントには見やすく情報が届き、それによって自分たちは良いお返事をもらえる可能性が高まる。まわりには「素敵な会社」という印象が広まり、働くメンバーのモチベーションも上がる。

そんなデザインの力を、より多くの会社で体感していただけたら嬉しいです!

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僕と私と株式会社について
僕と私と株式会社は、Z世代を代表する企画・マーケティング会社です。Z世代ならではの多くの企画を咲かせています。今を生きるリアルなZ世代の視点も取り入れたインサイト調査、企画、クリエイティブ制作、コミュニケーションまでを一貫して担当いたします。また、リモート制度やサウナ採用、地方へのワーケーションなどを取り入れた新しい働き方も実践中。「メンバー全員天才」を目指し、社内からも多くの企業が生まれています。

■ 会社概要
代表取締役:今瀧 健登
所在地:東京都渋谷区円山町5-5 Navi渋谷V 3階
事業内容:Z世代に関する企画・マーケティング事業、ブランド事業
HP:https://boku-to-watashi-and.com

■ 問い合わせ窓口

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【今瀧健登のプロフィール資料】

https://boku-to-watashi-and.com/kent

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marigold@boku-to-watashi-and.com
僕と私と株式会社 担当:梅酒(ウメザケ)

※僕と私と株式会社は、ギルド型組織であり、業務委託契約を前提としています。ご理解のうえ、エントリーにお進みください。


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