シェアサイクル(レンタサイクル)で東京散策〜交通ルールを守って楽しく自転車の旅を〜
今日の記事は、最近のマイブームについて、書きたいと思います。
私のマイブームは、都内を自転車で移動すること なんですが、その自転車というのが、流行りの(?)シェアサイクルを使っています。
皆さんは、「シェアサイクル(レンタサイクル、コミュニティサイクル)」を使ったことがありますか?
「シェアサイクル」とは、地域で自転車を共有(シェア)して使う、自転車を持っていない方にとってはとても便利なサービスです。地域のポート(駐輪場)を拠点に、必要な時に借りて乗り、使い終わったら返すことができます。
調べてみると、東京都では、2014年度より、環境政策の一部として東京の広域的環境課題の解決に資するものに対して必要な財政的支援が開始されていたそうです。(参照:http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/policy_others/municipal_support/current.html)
そんな流れの中で、東京都と各自治体が連携して、株式会社ドコモ・バイクシェア よりシステム提供を受け、今大きくその利用可能エリアを広げているのが、「東京自転車シェアリング」です。
「東京自転車シェアリング」は、2016年2月より、千代田区・中央区・港区・江東区の4区で区境を越えて相互乗入ができる「広域相互利用」をスタートしました。
現在では、新宿区・文京区・品川区・目黒区・大田区・渋谷区が加わり、10の区内、合わせて500か所以上のサイクルポートのどこでも自転車の貸出・返却ができます。
私も、周囲の友人が「シェアサイクル、便利だよ」と言っているのを聞いてから注意して見るようになったのですが、都内でも「東京自転車シェアリング」の赤色の電動自転車を乗っている人を見かけることが格段と増えました。
どうやって使うの?
さて、そんな「東京自転車シェアリング」ですが、使い方はどのようにすれば良いのでしょうか?
私は今や1日3回以上は必ずお世話になるくらいのヘビーユーザーとなりましたが、使い始めもとても簡単でした。
<STEP 1 :会員登録する>
自治体ごとに解説しているオンライン上のページで会員登録できるようになっており、よく使う活動エリアを選んで情報を入力していきます。
必要なのは、氏名、メールアドレス、電話番号、生年月日、クレジットカードの情報と、とてもシンプルです。
<STEP 2:自転車を予約して利用する>
利用予定のポート(駐輪場)に停車中の自転車を選択して、予約ができます。事前に発行されたパスコードを入力(もしくは登録のICカードをかざす)すると自転車の解鍵ができます。この時、予約後20分以内に鍵の解除が必要ですので、お気をつけください。
<STEP 3:自転車の利用を終えて、返却する>
利用が終わったら、最寄りのポート(駐輪場)に自転車を止めて、鍵をかけ、返却ボタンを押すだけです。
ここがお勧め!「東京自転車シェアリング」
使い方は分かったけれど、実際に使うメリットは何?という方向けに、シェアサイクルのメリットも記載しておきますね。
1、安い&速い!
「東京自転車シェアリング」の自転車は、すべて電動自転車です。坂道もとっても楽ちんで、私に言わせれば、都内で6キロ圏内を移動するなら、このシェアサイクルを使っての移動が断然速いので、お勧めです。
特に、最寄り駅までの距離がそれなりにあるという方には、駅までの徒歩 +電車に乗っている時間と、電車賃とを考えると、1回150円(税抜き、30分以内)でさっと飛び乗って使える自転車の方が、費用対効果が高い場合が多いのではないでしょうか?
2、良い運動になる
これは、個人的な感想ですが、都内で車を持たない独身女性の移動手段といえば、これまで電車、バス、徒歩のみでした。これに自転車という選択肢が加わることによって、活動範囲が広がり、「ちょっとそこまでお出かけ」という感覚で出かけることが増えました。
寒い冬でも、自転車を10分も走らせると身体がポカポカしてきます。真冬にランニングに出かけることは億劫でも、いつもの目的地に自転車で行こうと考えることは簡単です。そうすることにより、日常に適度な運動を気軽に取り入れることができるので、移動手段に自転車という選択肢を持つことは、運動量を増やす上でとても効果的だと思います。
3、景色が変わる
自転車で移動していると、当然ながら電車も車も通れない道を通ることもあります。道端の小さな草花に目がいったり、隠れ家的な素敵なお店に出会えるチャンスも増えたように思います。普段は電車移動するカップルの方なら、たまには自転車で目的地に向かうと、また一味違った楽しいデートになると思います。
4、充実したサービス
最後に、「東京自転車シェアリング」ならではのメリットをお伝えします。
それは、充実したサービスで、何かあった時の問い合わせ窓口として、24時間対応の電話窓口があることです。
私もある日、夜中に自転車の返却処理がうまくできなかった時に焦って電話したのですが、とても丁寧な対応に心から感謝しました。24時間の電話対応はかなり手厚いサービスだと思います。
ここは要注意?!
メリットは分かったけれど、逆にデメリットはないの?という方に、私が思うデメリットもお伝えしておきます。
1、最寄りのポートに自転車がない!
これは場所によるとは思うのですが、私の自宅から最寄りのポートはとても人気のようで、朝の時間帯などはよく停車中の自転車が0台になっています。せっかく、「自転車で行こう」と予定を立てていても、期待していたポートに自転車が無ければ、別のポートに移動したり、そもそも自転車移動の計画を変えたりとせっかくのプランを変更しなければなりません。
私もまだこのシステムに慣れていない頃は、会社への移動手段として自転車を利用しようとして、徒歩圏内にあるすべてのポートに停車中自転車がないことが判明した時、大変ショックを受けました。
ポートに停車中の台数については、事前にオンライン経由で確認できるので、必ずポートに行く前に確認して行くことをお勧めします。
2、バッテリー切れの恐れがある
電動自転車ならではですが、せっかく予約した自転車のバッテリーが切れている場合があります。そんな時は予約を取り消して別の自転車に予約を変更することもできますが、同じポートにある自転車のすべてのバッテリー残量が10%以下!なんてこともたまにあります。
もちろん、バッテリー切れの場合でも普通の自転車として利用はできるのですが、その場合は普通の自転車よりも重く、辛い乗り心地となるので覚悟が必要です(笑)。
3、「返却」処理を忘れると大変!
滅多にないことですが、たまに利用終了時に「返却」ボタンを押し忘れてしまうリスクがあります。利用開始後、30分経過すると30分毎に100円(税抜き)の超過料金がかかるため、知らぬ間に超過料金がかかっており1万円以上支払ったことのある友人がいました。返却処理ができているかは、毎回きちんと確認しましょう。
交通ルールはしっかり守ろう
最後に、私がシェアサイクルを利用していて気付いたことは、「自転車の交通ルールって意外と知らない」ということでした。
最初は何も考えずに歩道を自転車で走っていたのですが、自転車は、原則「車と同じ」扱いのため、歩道を走ることができる場合は、例外にあたるということを初めて知りました。「知らなかった!」という方は、ぜひこちらを参照して、勉強してみてはいかがでしょうか?
交通ルールをしっかり守って、安全に自転車の旅を楽しみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
シェアサイクルの魅力について語りましたが、まだ試したことがない!という方は、ぜひ気軽に試してみてください。
いつもの場所へのお出かけも、移動手段を変えるだけで全然違うものになりますよね!まだまだ寒い毎日ですが、適度な運動も楽しみつつ、活動的に健康な毎日を過ごしたいものです。