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岐阜の高山のホテルで働く
明日から岐阜の高山に赴任する
リゾートバイトで、とあるホテル(旅館)で働くのだ
住むのは併設の寮だ
個室だ
準備のため、この1週間は買い出しに明け暮れた
小さめの段ボールを2箱寮に送り、スーツケースのパッキングも先ほど終えた
明日は朝10時の電車に乗る
勤務開始日は7月1日だ
正直緊張している
お客さんときちんとコミュニケーションできるかどうか、同僚のみなさんと良好な関係を築けるかどうか…
接客用語やホスピタリティに関する本は読んだ
できる準備はしてきたと思う
フルタイムの就業経験がないので、今回の仕事が、これまでの人生で一番働く期間になると思う
不安だ
そもそも日本で働くことに不安がある
というのも、何をゴールにすればいいのかがよくわかっていないからだ
こどもと働く関わる仕事では、一つのゴールが「こどもに安心感を持ってもらうこと」だった
アタッチメント理論によれば、人は安心することができれば、自分から外の世界に探索に行くようになるからだ
過去には個別指導塾で働いたり、保育園でボランティアをさせてもらった経験がある
そこでも、大人との関わり方はよくわからなかったが、こどもにはとにかく安心してもらうことを意識し、それが実現できていたと思う
今回は、同僚もお客さんもみんな大人だ
子連れのお客さんもいるだろうが、主に関わるのは当然大人だ
海外の大人なら、関わり方がわかる
こちらから敬意を示し、かといって近づきすぎることなく、相手の意思を尊重して関わればいい
日本人の大人との関わり方はいまだにわからない
どう接して、何を目指すのが正解なのか…
「下手に出る」というのが実質的な正解なのだろうが、自分はこれが苦手だ
苦痛ですらある
ただ、自分が目下の立場のとき、過剰に下手に出ているかもしれない、と思うようにもなってきた
人が社会のマナーを学ぶのは、まず第一に家庭においてだ
私の父は自己主張をほとんどしない人で、私が私らしく振る舞うことで彼が萎縮するような感じすらしていた
そのため、私が必要以上に自己主張を控えるようになった、という経緯があるかもしれない
父はこどもの頃、祖父に殴られることが頻繁にあったという
虐待というより、当時はそれが普通の価値観だった
父はその経験から、自身のこどもには決して手を上げるまいと決心したらしい
実際、私が父に手を上げられたことは一度もない
立場上、父は私の目上の人にあたる
その生き方を邪魔しないようにしようと、私は過度に自分を抑えてきたのかもしれない
これは誤った学習で、世間一般の人間は父ほど萎縮していないのかもしれない
ならば、私もここまで自己主張を抑える必要はないのかもしれない
「2度目からは尊敬語を控える」というブログを先日書いた
相手が目上であっても、親しくなりたい場合は尊敬語を控え、丁寧語によるコミュニケーションを取ってもいいのかもしれない
もしそれでいいなら、上司はそこまで恐れる必要がない
親しくなろうとしていいならね
お客さんは流石に別かもしれないが、そこは割り切って関われると思う
カスハラまで行ってしまうと厳しいが、その場合は同僚に助けてもらおう
そんなわけで、社内の目上の人間に対して下手に出過ぎることなく、適度にリラックスして過ごせたら嬉しい
それができれば支障なく働けると思う
明日の道中では飛騨高山のるるぶを読もうと思う
契約は3ヶ月単位だ
ひとまず、この先の3ヶ月が希望の見えるものであることを願う
じゃまたね
読んでくれてありがとう
(なんでも送ってね)