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アメリカ🇺🇸の日本語補習校

こんにちは、ちゃまなです。
日本とアメリカのハーフの子を、日本語補習校に通わせています。
今日は、うちの子の通っているアメリカの補習校について紹介しますね。
なお、他の地域の補習校とは内容が違う可能性があります。

補習校とは、名前の通り、日本語での学習を補習する学校です。
校舎内は、日本語のみで会話するのが決まり。
毎週土曜日、朝9時前から午後2時すぎまで、授業があります。
科目は国語と算数の2教科だけ。
途中、お弁当タイムと昼休みを挟みます。
日本式の学校なので、スナックは禁止。持ってきてよい飲み物は水かお茶のみ。

校舎は、現地校の教室を土曜日だけ借りています。
校長室と図書室は常設。
図書室では、日本語の本を借りることができます。

海外の日本語補習校は、生徒が100人以上いれば、日本から校長先生が派遣されるシステムらしいです。
ただ、その100人には、幼稚部の子供は含まれません。
うちの子の通う補習校は100人以上生徒がいるので、日本から校長先生がいらっしゃっています。
他の先生たちは、もともと現地にお住まいで、現地で採用された方達。
ここ数年、この補習校の生徒数が減っているのが、在校生の保護者たちの心配事です。

幼稚部の時、入ってくる子供は毎年20人はいるのですが、学年が大きくなるにつれ、生徒数は歯が抜けるように減っていきます。
小学部卒業まで残るのは半分以下、
さらに中学部まで残るのはほんの数名です。
この1〜2年のコロナ禍で、生徒数はさらに減少してしまいました。

補習校を辞めるおもな理由としては、「宿題が多いこと」、「授業が年々むずかしくなること」「土曜日はスポーツの習い事や他のイベントが多く、それらと補習校との両立が難しくなること」「保護者が役職につくのを嫌がること」があげられます。

このように、補習校に何年も通い続けるのは簡単ではありません。
中学卒業までやり遂げられる子は、毎年、ほんの数人です。
ただそれだけに、彼ら卒業生には優秀な子が多いです。

彼らの多くは、補習校との間に絆ができており、
卒業後も、たびたびボランティアに来てくれているのを見かけます。
低学年のクラスに入って生徒をサポートしたり、
コロナ以前は、運動会などのイベントでもスタッフとして活躍してくれていました。

卒業生の保護者の方に聞いた話ですが、
そういったボランティア活動は、現地校のハイスクールでの内申点にカウントされるそうです。
そしてプロフィールに「日本語補習校卒業」というステイタスを書けることもプラスとか。
さらに、補習校で身についた日本語能力が、日本語のAPテスト(ハイスクールにいるうちに大学の単位が取得できるテスト)でも大いに役立つと言われています。
長年がんばったリワードですね。

まとめると、
・補習校は毎週土曜日、国語と算数のみ
・継続には努力が必要
・補習校での学習で得られる日本語能力は高校〜大学進学でも役立つ

うちの子も中学卒業まで、なんとかやり遂げてほしい…!
母は応援してます〜。