すみれ、スミレ、菫‥
山であれ、町であれ、吸い寄せられる春スミレ。
そんな一句をつい詠んでしまいたくなるほど、すみれに出会う季節になりました。スミレという名は、スミレ属の総称。かの牧野富太郎博士を記念顕彰する高知県立牧野植物園のパンフによると、「よく陽の当たる場所に生え、へら形の葉と翼のある葉柄が特徴」のスミレは「マンジェリカ」と呼ばれるそうですが、↑上のもそのマンジェリカかな(近所の道端、電信柱のすぐ下からアスファルトを突き抜けて咲いていました)^^
↑↑は、マンジェリカよりも少し小ぶりなので、もしかしたらヒメスミレかも。ヒメスミレは1892年に牧野博士が“小さい=姫”スミレとして名付けたそうです。
そして、これ(↑)は、あまりきれいに撮れてないけれど、はっきりした紫色の条が白あるいはごくごく薄い紫色の花弁にしっかりと入っているのがわかるので、アリアケスミレかな。こちらはやや湿り気のある場所に生えるのだそうです(ここではスズメのエンドウと一緒に咲いています。わかるかな?)^^
最後に、これは車に乗っていて、「あれ?今の紫何??」と思って、すぐに見に行ったものですが。。歩道と車道の間の、きちんと植栽がされてある場所に、どうも自然にできたらしいスミレの群生でした!!
近づいてみるとこんな感じ。もう夕方で花が閉じるかぜんぶ下向いちゃっているのでよくわかりませんが、やっぱりこれもマンジェリカかなあ、それとも姫スミレ? 色はかなり濃い紫ですね。そしてさらに紫の条が入っているのが分かります。
野山や道端に咲いているスミレにはほかに、シハイスミレ(紫背スミレ=1891年に牧野博士が発表)、タチツボスミレなどいろんな種類があるよう。最近はホームセンターなどで売っている園芸品種も多いけれど、やっぱり自然に咲いているスミレを自分の目で見、足で歩いて種類を確かめ、いつまでも大切にこの場所で咲いてくれるよう、そっと楽しみたいですね♪♬🎶