英語学習おすすめ３選【挫折しない勉強法があるってホント？】
英語学習は挫折がつきものです。「語学に王道なし」と言われるように外国語を習得するには地道に勉強を続けるしか方法はありません。社会人など独学で勉強をしている方はモチベーションを維持するのが難しいでしょう。英語を習得するコツはいかに勉強を続けられるかが鍵です。そこで今回は挫折しないで英語学習が続けられるおすすめ勉強法を３つご紹介します。
英語学習おすすめ① ネットフリックス
英語学習の基礎はリスニングと言われています。英語力を飛躍的に伸ばすにはリスニングを向上させる必要があります。しかし英語が聞き取れるようになるプロセスは複雑で訓練が必要です。そのため英語レベル別にネットフリックスを用いたリスニング勉強法をご紹介します。映画やドラマは娯楽なので楽しみながら英語の勉強が継続できます。
英語初心者・中級者（TOEIC500点～800点未満）
１．日本語音声だけで見る
２．英語音声、英語字幕をつけて見る
３．英語音声だけで見る
＊作品の内容を理解したら２～３を繰り返す。
英語上級者（TOEIC800点以上）
１．英語音声、英語字幕をつけて見る
２．英語音声だけで見る
＊１～２を繰り返す。
ネットフリックスで英語のトレーニングをするときは英語の字幕をつけて映画やドラマ、アニメなどを鑑賞します。そのときナチュラルな英語のスピードについていけるように耳を慣らす訓練をします。速いと感じたら一時停止して字幕を確かめます。字幕を読んで意味が分かる場合耳が英語のスピードに慣れていないことが原因です。もし英語字幕を読んでも意味が分らない場合英語の読解力や語彙力が不足していますので後からご紹介する英語多読も並行して行いましょう。
ネットフリックスを利用した英語学習は基本的に「英語音声＋英語字幕」で行い、英語の４技能を鍛えることができます。特におすすめなのが英語音声を聞いてリスニングと英語字幕を読んでリーディングを鍛えることです。文章をアウトプットして音読すればスピーキングもアップしますが、最初はナチュラルな速さの会話についていくだけで精一杯なのでインプットを中心とした学習にします。余力があればアウトプットも行いましょう。
・リスニングを鍛えるトレーニング方法
リスニング力をアップさせる方法としてディクテーションがあります。ディクテーションとは実際の音と書き取った音の違いがあるところを照合し、聞き取れない原因を矯正して正しい発音を刷り込んでいきます。ディクテーションのやり方は以下のとおりとなります。
ディクテーションのやり方（スクリプトは必ず用意する）
１．英語の音声を聞きながらそれを書き取り、英語の音声と文字を一致させていきます。
２．実際に聞こえてきた音と紙に書き取った自分が認識している音との違いを照合します。
＊ネットフリックスを利用して「英語音声＋英語字幕」で映画やドラマを鑑賞すれば簡易ディクテーションになります。英語の音声を聞き取り、字幕の文字を確かめる作業なので実際に書き取りを行わなくても簡単にディクテーションが行えるのでおすすめです。
英語学習おすすめ② 英語多読
英語のリスニングの鍛え方でも説明したとおり、英語を読んで分らない文章は聞いても分りません。そのため英語の読解力やリスニング力を向上させるために多読を行います。英語多読を行う際、正しいやり方で行わないと効果がないので注意しましょう。
・英語多読の正しいやり方３原則
必ずやさしい本から多読を始める。
英語を英語のまま理解する直読直解を心がける。
無意識に心の中で訳読しないように注意する。
最初は必ずやさしい英語で書かれた本で多読を行います。難しい英語で多読を行うと頭の中で日本語に訳してしまうため、英語の理解力やスピードに追いついていくことができません。英文を聞いたり読んだりしたとき日本語に訳す癖を治さないと映画やドラマ、ネイティブスピーカー同士の会話についていくことができず英語力が向上しません。
・多読におすすめの教材や洋書
◆英語学習者用の英字新聞
The Japan Times Alphaはジャパンタイムズが発行する英語学習紙（訳注つき）
◆英語学習者用に開発され、単語数と構文を制限してあるレベル別読本（Graded Readers）
Graded Readers (GR)
語彙数1000～30000語程度
ピアソン・ジャパンほか
◆ネイティブの子供向けにリライトされた古典小説（Easy Classics）
Easy Classics
スウィート・チェリー出版ほか
★ネイティブの子供向けの絵本・児童書
イギリス在住のため多読で読んだ絵本や児童書はイギリス人作家のものが多いです。イギリス英語を学びたい方は参考にどうぞ。
ジョージ・オーウェル、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ、C・S・ルイス、J・R・Rトールキン、ジョナサン・スウィフト、オスカー・ワイルドほか
英語学習おすすめ③ 洋楽カラオケ
洋楽は心情を綴った歌詞が多いためネイティブが普段使っている自然な口語や英語表現を学ぶことができます。洋楽を利用して英語学習をすれば英語独特のリズムやイントネーションなども身につきます。楽曲を選ぶ際、なるべくドラムやギターなどのバックサウンドがないボーカルものやバラード、スローテンポの曲を選ぶと良いでしょう。普段から洋楽を聴いて歌詞のフレーズを口ずさむようになれば自然とスピーキング力が向上します。
・スピーキングを鍛えるトレーニング方法
スピーキングを鍛えるトレーニングで一番効果があるのがシャドーイングです。シャドーイングとはテキストを見ないで実際に聞こえてきた英文を声に出して数秒遅れでリピートしていきます。シャドーイングのやり方は以下のとおりとなります。
シャドーイングのやり方
１．あらかじめ英文に目を通して内容を理解し、テキストを見ながら音読します。
２．テキストを見ながら同時に発音（オーバーラッピング）を行うと負荷が軽くなります。
３．最終的にはテキストを見ないで音声に少し遅れながらシャドーイングを行います。
・YouTubeで洋楽カラオケ
① 自分の好きな曲を何十回も聞く（リスニング）
② 歌詞カードを見ながら聞いたり、歌う（音読/リピーティング）
③ 今度は歌詞カードを外して聞き、聞き取れなかったところをチェック
④ 歌詞カードなしで聞いたり、歌う（シャドーイング）
YouTubeにはさまざまなアーティストの曲がアップされています。カラオケ用の動画（Lyrics）もあるので利用すると良いでしょう。そのほかにもLyrics Trainingという洋楽学習アプリ/WEB版もあるのでこちらも参考にしてください。
まとめ
今回は挫折しないで英語学習が続けられるおすすめ勉強法を３つご紹介しました。どれも娯楽として楽しみながら英語学習ができるものばかりです。語学は一朝一夕には身につかないので英語学習を日々の習慣にすることをおすすめします。