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晴翔ペンの一押し晴翔画像を集めて語るだけのnote

 ニーチェは言いました。「芸術の発展はアポロン的なものとディオニュソス的なものとの二元性に結びついている」と。

 アポロン的なものとは、理性と秩序の世界の原理。光にあふれた形態・造形の美です。一方でディオニュソス的なものとは、衝動と情念の世界の原理。よりわかりやすく言えば、私たちを陶酔させ、狂わせるたぐいのものです。

 ニーチェによると、両者は激しく争っており、決して交わることのないその対立によって芸術は発展してきました。そして交わるはずのない両者が手を取り合い、和解したときにこそ奇蹟が起こるのです。ニーチェはその奇蹟とはギリシア悲劇であり、今は完全に失われてしまったと言いました。完全な芸術は崩壊する定めにあるのだと。しかし、21世紀、奇蹟は私たちの目の前によみがえったのです。

 その奇蹟こそ前田晴翔という青年です。

 彼は完璧な造形美で私たちの世界に光をもたらすとともに、ひとたび踊れば私たちを狂わせます。まさにアポロンとディオニュソスの権化なのです。

 というわけで、このnoteではハルトの画像を芸術作品に見立て、独断と偏見で私が解説を添えていきます

 なお画像はすべてTwitterで「みなさんのお好きなハルトの画像を送ってください」と言って募集したもの。ここは「ハルトペンの一押しハルト」が詰まったギャラリー、美術館のようなものです。芸術を鑑賞するような気持ちで読んでいただければ幸いです。


無垢な笑顔とあどけなさ

 にこやかに愛嬌を披露した直後の一枚。照れた表情からは恥ずかしがる声が聞こえてくるようです。パフォーマンス中のファンサは自然にこなすのに、いざ愛嬌を求められると困惑しがちなハルト。完璧なパフォーマンスとのギャップはファンの心を射貫きます。


 目を線にしてくしゃくしゃの笑顔を浮かべているハルト。チームメイトのアントニーとミンにスターを貼ってもらい、ぴょんぴょんと飛び跳ねています。屈託のない笑い方は尊く、たとえ世界を滅ぼすことになっても守らなければならないと心に誓うほどです。


 これは練習室で、ハルトが友人ウムティに手を引かれているシーンです。赤子のようにぽてぽてと愛らしい足取りで歩くさまは庇護欲をかきたてます。さらに隣のウムティを見つめるハルトのつぶらな瞳と、ハルトの手を引くウムティの包容力はラファエロの描いた聖母子像を彷彿とさせます。

 ウムティはハルトのことを"My son"と呼んでおり、ハルトはウムティを"mom"と慕っていることからもまさに聖母子像と言うにふさわしい画像です。


 また、同じく練習室でチームメイトのオリーに抱きついている一コマ。ストレッチをしながら抱きつくという高等あざとテクはファンを骨抜きにし、ハルトペンだけでなく多くのスタークリエイターが「練習室のハルト見た!?!?」とどよめきました。

 曲線を描く身体は優美さも感じさせ、上目遣いの瞳は子犬のよう。年下の男の子に上半身全体を使ってぎゅっと抱きつくさまはあどけなく、ロココ画家ブーシェが描いたキューピッドのような可愛らしさをたたえています。


 生存できるかわからない不安から唇をとがらせているハルト。下ろした前髪もあってその表情は幼さを感じさせます。みどりの黒髪、涙袋のハイライト、完璧な輪郭。人形のように端正な造形ですが、恐怖に耐える表情には人間味が宿っており、見る者の感情をめちゃくちゃにします。


 三日月の瞳も、弧を描く唇から覗く歯も無邪気な少年そのものですが、さらさらの黒髪や興奮した頬はどこか気品も感じさせます。そのたたずまいはまさに姫。また、ダウンジャケットを萌え袖にしてぺちぺち拍手をしている姿はふわふわもちもちの小動物のようでもあります。


 見上げる大きな瞳に光が差し、きらきらと輝くさまは夜空に星の光るようです。本人はあまり気に入っていないらしいですが、まろやかな頬のラインは健康的でかわいい印象を彼に与えています。

 こちらはBOYSPLANETファイナルの観覧席でのハルトです。脱落を経験し、深い悲しみと不安を味わったであろう彼は、数日後には渡米しダンスのレッスンを受けていました。そのおかげかファイナルでは明るく前向きなコメントを聞かせてくれたハルト。表情にも希望が宿り、彼の反脆弱性(Antifragile)を体現しています。


 幼少期のハルトの写真を送ってくださった方もいました。幼いころから神に愛された珠玉の造形美を誇っているのはもちろん、表情の豊かさも見逃せません。きゅっと持ち上げられた口角はいたずらっ子のようでもありますし、上がり気味の眉からは知性と自尊心がうかがえます。特に眼鏡の奥からこちらをじっと見つめるまんまるの瞳は、ムリーリョの描いた少年のよう。

 ご家族からたくさんの愛情を受け、のびのびと育ったことをうかがわせる一枚です。


発想力と〈姫への意志〉

 あなたはスイカを皮ごと口に含んだことがありますか?

 多くの人がないと思います。そもそも皮を一切れまるまる口に含もうと思いつきさえしないと思います。常人には考えもつかないことを思いつく、ありあまる発想力。そして思いついたことを実際に行動に移す実行力。並大抵のものではありません。

 一瞥では何が起こっているのか把握することさえ難しいこの画像。まるでマグリットが描いたシュルレアリスム絵画のようでさえあります。捉え方によっては逸脱とも取れるこの行動が、一種の愛嬌として写真に収められているのはひとえに彼の人柄によるものです。


 〈姫への意志〉、それは彼を特徴付けるひとつのキーワードです。

 これはほかの練習生が撮影に使ったウィッグを――どういった経緯でかは謎ですが――手に入れて被り、満足げなハルト。さらには隣のジャンハオに前髪を整えてもらうという姫っぷり。

 しかし彼はこの姿でカメラにアピールするでもなく、ただ楽しそうにほかの練習生を見ていました。宿舎でも日常的にティアラを着用している様子が映し出され、彼の〈姫への意志〉が視聴者へのアピールなどではなく単なる習性であることがうかがえます。


 一方で、彼の体現する「姫」を、古典的な騎士道物語のお姫様と混同することには注意が必要です。こちらはホワイトデーのコンテンツで、彼がステッキを使ってファンに魔法をかけたときのもの。ティアラとりんごヘア、こちらを伺う上目遣いが至上の愛らしさを彼にプラスしています。

 注目したいのはやはりキャンディの裏に隠した魔法のステッキ。彼は単に愛されることを待つのではなく、自ら愛されるために行動するお姫様であり、そしてその魅力でファンに魔法をかける魔法使いなのです。


 レザーのバケットハットが目元に影を落とし、整った横顔を引き立てています。カジュアルな黒いジャケットを萌え袖にし、彼が指さす先は、鼻の穴。

 これはファンが出した広告を彼が訪れた際の写真です。自らの広告を訪れ、わざわざ鼻に指を突っ込んでまでファンを笑わせようとする精神はもはや自己犠牲にも近いですが、彼がそれを楽しんで行っているという点で似て非なるものです。

 鼻に指を突っ込んでいるのはこの一枚だけではなく、計三枚にも及びます。執拗に自らの鼻を狙うアイドル練習生。それが彼です。


たぐいまれなる美貌

 風になびいた髪は軽やかで、その柔らかさを想像せずにはいられません。涙袋はばら色、わずかに開いた唇は潤んでいて、フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》のように純真さとつややかさの両方を感じさせます。

 そして何より目を引くのはピアス。揺れる銀色は華やかで、ヘリックスに輝くふたつは可愛らしい顔とのギャップで私たちの心臓を鷲掴みにします。まさに真珠の耳飾り。真珠ではありませんがハルトの耳を彩るならそれはほぼ真珠です。


 「前田晴翔は美しい」という事実の拡散に大きく寄与した一枚です。エベレストのように高い鼻とあまりにも理想的なEラインは同じ次元の人間とは思えません。つやのある髪、遠くを見つめる瞳も相まって、ウォーターハウスが描いた物語の中の登場人物のよう。しかし彼はシャロットの乙女やオフィーリアのように運命に翻弄される存在ではなく、自らの力で運命を切り開いてBOYSPLANET出演をもぎ取りました。その意志の強さが彼の横顔からも垣間見えます。


 だぼっとしたトップスの中に首の詰まったインナーを着込んだスタイリングは彼によく似合っています。衣装、ヘアセット、そして横顔の美しさなど様々な点で高い人気を誇った一枚。

 BOYSPLANET最初の収録でマスターの評価を待つ際の一コマ。表情にみなぎる緊張が、張り詰めた冬の空気のような静けさを演出しています。


 シグナルソング撮影の際のオフショット。かき上げた前髪からは整った眉が覗き、改めてその造形の美しさに目を奪われるよう。スタンドカラーの制服は少年性を際立たせますが、わずかに顎をあげ目を細めた表情には青年らしさが宿ります。左耳を彩るピカチュウのピアスも見逃せません。


 獲物を仕留める鷹のような鋭利な目つき。つり上がったまなじりはりりしく、その強いまなざしは一度見たら忘れられません。ユニフォームに輝く銀色の星や「Gグループ1のラップ実力者」というテロップとの相乗効果で、誰も届かない絶対的強者のオーラが漂っています。

 このカットを放送で目にしてハルトに投票するようになったスタークリエイターもいたとか。彼の持つ天性の美がよく現れた一枚です。


 光を浴びて輝く髪には天使の輪が浮かび、頬は磁器のように透き通っています。伏し目がちな微笑みの繊細さも相まって、光のなかに溶け込んでしまいそうです。

 しかし瞳は髪に半分隠れており、その影がまなざしに神秘性を与えています。さらに影が落ちてまだらに染まった右頬は芸術品としか思えません。影が彼のもつ光を引き立たせ、内側から輝いているのが見えるようです。まさにルノワールが描いたような光あふれる美です。


 カラシ高の制服に身を包み、バルコニーから眼下を見下ろす彼は何にも増して高貴です。バロック期の巨匠ベラスケスが描いた王族たちよりも気高く、ルーベンスが描いた聖母よりも優しい微笑み。王子さまの謁見かと見まごう姿で、もしこんな場面に出くわしてしまえばあまりの眩しさにただひれ伏すことしかできなくなるに違いありません。しかし手すりの上にちょこんと乗せられた両手にはハムスターのようなかわいらしさもあり、彼の多面性をよく表現しています。


 涙をこらえて三白眼気味になっている瞳には迫力があり、気圧されるような美が宿っています。

 こちらは第二回順位発表のときの一コマ。名前を呼ばれ、不安から解放された安堵と喜びで瞳は潤んでいます。放送のスクリーンショットにもかかわらずあまりに均整の取れた造形。同時に強い眼差しは内側の情動を滲ませており、あふれそうな感情が外面に大きな印象を与えています。その美の壮絶さに思わず息を飲んでしまうほどです。


 切れ長の瞳。通った鼻筋。控えめで高貴な笑み。両耳のピアス。彼の造形美をあますところなく味わえる写真です。自然におろされた前髪は彼にどこかあどけない印象も与えますが、微笑のたおやかさは大人びても見え、そのアンバランスさがえもいわれぬ魅力です。

 曖昧なニュアンスの表情ははるか古代のアルカイックスマイルや、スフマートでぼかされた《モナ・リザ》のようですが、右手のピースが額縁の中の貴婦人とは一線を画します。ハルトはピースを記者たちに、引いてはメディアの向こう側の私たちに向けてくれるのです。これは重要なことです。モナリザはピースなどしてくれませんから。


 「彼氏風写真」のコンセプトで撮影された一枚。確実にそこに「いる」と思わせる質感、横に流した視線のさりげなさはたしかに彼氏風と言えます。しかしすまして引き結んだ唇や、到底浮世のものとは思えないあまりにも整った容姿は、「わたしだけが見つめている」と錯覚するような片思い風の写真になっているとも言えます。友人であるズハオのジャケットを萌え袖にして着用しているのもポイント。


 山の中にこんなに整った横顔のこぶたさんがいていいのでしょうか。

 あまりの美しさに木々も見とれているかのようです。陶酔した風は吹くことも忘れ、木漏れ日は彼を照らすために必死になっています。もし花の咲く季節であれば、野花は自らの姿を恥じてその花びらをつぼみに閉ざしてしまったかもしれません。

 なぜ山中で着ぐるみを着て踊っているのか? それは永遠の謎ですが、彼の美しさを間近で目にすることのできた山は幸運だったといえるでしょう。


 頬から顎にかけての完璧な輪郭、友人たちを見つめる楽しげな微笑み、隣のウンギとそっくりの穏やかなまなざしなど語り始めれば言は尽きませんが、やはり語らずにはいられないのはパーマをかけた髪。綿菓子のようにふわふわの髪は日差しに透けて美しく輝いています。

 黒髪にパーマの組み合わせは、つり目気味の瞳と相まって大人びた印象。しかし同時にぽわぽわとした柔らかさも醸し出しています。春の日差しの中にこんな青年が現れたら妖精と勘違いしてしまうことでしょう。シェイクスピアが『夏の夜の夢』で描いた、いたずら好きの妖精パックはきっとこんな姿をしているに違いありません。


 挑発するように下からねめつける視線。隠れた片目が迫力を醸し出しています。重たげなチェーンのアクセサリーも唇に光るピアスも非行少年そのものの装いですが、気品は失われておらず育ちの良さが垣間見えます。炎のような深紅のメッシュは黒髪に映えて、彼の整った容姿を際立たせています。


 唇を指でなぞりながら考え事をしているハルト。仕草や表情は繊細そのものです。彼の横顔の美しさについては今更語るまでもありません。眉、目、鼻、唇、顎、首筋、耳、そのどれをとっても非の打ち所がない美。理想を削り出した古典時代の彫刻のようですが、わずかに微笑んで見える口角が彼の横顔を彫刻よりも表情豊かで特別なものにしています。


 高い位置にあるカメラを下からのぞき込む姿はチャーミングでどこかコケティッシュです。ぷっくりとした涙袋がキュートな印象ですが、微笑みはどことなく思わせぶり。ラベンダーカラーの髪が肌の白さを引き立て、洗練された雰囲気を醸し出しています。

 こちらは練習生のシュアイボのVログに登場した際のもの。プロが撮ったわけでもないのにこのビジュアルの仕上がり方は驚異的です。マン・レイが撮影した数々のモデルにも引けを取りません。弘法筆を選ばずと言いますが、晴翔カメラを選ばずと言ったところでしょうか。


 こちらもシュアイボのVログからの一枚。シュアイボがズハオとハルトの仲をからかっている場面です。しかし内容の微笑ましさと裏腹に、画面から溢れ出るのは圧倒的美。左から順に美人、美人、美人で、輝くような美しさはまるでボッティチェリが《プリマヴェーラ》で描いた三美神のようです。


 明るく澄んだ色の虹彩は悠久の時を秘めた琥珀。縁取るまつげは光を浴びて輝く絹の糸で、ぽってりとしたつややかな唇は熟れたさくらんぼによく似ています。この日の投稿によってある者は言葉を失い、ある者は断末魔の悲鳴を上げ、ある者は気絶し、Twitterには凄惨たる光景が広がったという事実が雄弁に彼の美貌を物語っています。

 しかし何よりも注目すべきなのは脱色した眉毛と切ったばかりの前髪。眉毛の位置でぱっつんに切られた前髪とサイドの髪束は、甘さの残るかわいらしい少年のような印象を彼に与えています。姫カットともウルフカットとも言われたこの髪型は、どこかミレイの《古来比類なき甘美な瞳》を彷彿とさせます。

 ちなみに首にかけているものはヘッドホンではなくミニファンです。彼は非常に暑がりなのです。彼が快適に過ごせる世界をつくるために我々は今すぐ地球温暖化の問題に取り組まねばなりません。


聖域にて

 2019年のダンス動画より抜粋した一枚。バレエを学んだことに由来するしなやかさと、もともと持ち合わせていたメリハリのある動きが見事に融合しています。肩を大きく動かして腕を後ろに伸ばしたポーズはまるで翼のようで、サモトラケのニケを思い起こさせます。線の細い少年らしい身体は曲線的なコレオによくマッチして儚げな雰囲気ですが、ダンスはダイナミックかつ的確。まだ発展途上にありながら、すでに唯一無二の片鱗を覗かせています。


 始まりの一枚。BOYSPLANETシグナルソングの全体カメラです。多くの人にとっては、(そうと意識はせずとも)初めてハルトを目にした瞬間かもしれません。

 笑顔はわずかな硬さを残しつつもみずみずしい果実のようにはじけ、見る者の心をつかみます。視線はカメラを通り抜けて遠く私たちの心に突き刺さるようです。それは彼の舞台に対する誠実さがにじみ出ているから。彼はいつでも舞台に情熱を傾け、それゆえに私たちに希望を与えてくれました。舞台の上はなんぴとたりとも侵すことのできない彼の聖域です。

 舞台でこそ彼は一番輝けるのだということを確信できる一枚。生き生きとした姿はどんな芸術家にも描くことのできない喜びに満ちています。


 BOYSPLANETの一番初めに披露されたパフォーマンスでの画像です。CGのように精巧な表情と強い眼光は一瞥で見る者の心を射抜き、強く印象付けます。驚くのは、これがポートレイトのように静止した状態で撮られた写真ではないということ。躍動の中のある一瞬を切り取ったとき、これほどまでに計算し尽くされた表情が現れるということ。

 この躍動感と表情の豊かさはまるでロマン主義絵画のようです。ダヴィドの《サン=ベルナール峠を越えるボナパルト》やドラクロワの《民衆を導く自由の女神》のように、世界をその手につかもうとする気概と信念を感じさせる一枚と言えます。


 彼の表情管理の素晴らしさは、曲に合わせてがらりと雰囲気を変えられるところです。こちらはLOVE ME RIGHTの踊り出し。流し目とわずかに開いた唇が爽やかな色気を感じさせ、見る者の心をつかみます。しかしこの一秒あとには、目をまんまるにして驚いたような表情に切り替わるのです。くるくると表情を変えつつも全体を通してリキテンスタインの作品のようなポップで明るい雰囲気が一貫されており、彼の技術の高さを実感させられます。


 オーバーサイズのTシャツに手袋、オールブラックのコーディネート。シンプルな出で立ちが彼の持つ美しさを引き立てます。残像になった手に対して、瞳は一点を見つめてぶれません。こちらは後ろにターンする振り付けの中で、視線だけを最後まで正面に残しているハルトです。

 ぎりぎりまでこちらに残された視線に、見つめられているかのような錯覚に陥ります。「顔を切る」というバレエの技術からヒントを得たのでしょうか。何気ない振り付けも工夫を加えて印象深いものにするハルトのダンスの丁寧さがよく現れています。


 一度見たら目が離せなくなるような鬼気迫る表情。瞳には鋭い光が宿り、触れれば切り裂かれてしまうナイフのような危うさがあります。

 この画像はBOYSPLANETのアーティストバトル、Superchargerでのもの。たった3日という練習期間の中で追い詰められた経験が、非行少年のようなダークなコンセプトに説得力を加えています。青年へと移り変わる少年の刹那的な生の爆発。それはエゴン・シーレが描こうとした「心臓の痙攣」とも重なるかもしれません。


一覧

 以上、35枚のハルトをご覧いただきました。本当はまだまだ紹介したい画像がたくさんあったのですが、文字数の関係でここまでとさせていただきます。

 Twitterでみなさんからお送りいただいた画像は全部で116枚。以下にその一覧を載せておきます。たくさんありがとうございました! おかげでこのnoteを書くことができました。みなさまのご期待に添うものになっていることを願っています。


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