モナコインのなぜなぜ分析

半分以上自分用のメモ。

モチベーション

そもそも自分のモナ関連の活動は全て趣味で、大層な目的は持っていない。但し、趣味である以上は決めていることがあり、「自分が面白いから」以外のメリットや利益は、出来る限り考えないようにしている。
 利益を考えてやるならそれはただの仕事であって、趣味でやる以上は自分が持っている価値観や好みを遠慮なく反映しつつ、好き勝手に進めていきたい。大上段から戦略的に「賢く」活動していくのは、なんか、こう、生理的に無理。

といいつつも、モナコインはソフトウェアと、それを使用する多数の人間がいることで成り立っているので、コミュニティとして成立する最低限のラインは維持しないと、「賢くない」活動を続けることも出来なくなる。最近は一応最低限のラインは何かで維持しないといけないよなぁと思うなどしている。

でもまぁ、今更「みんなで盛り上げていこうな!!!!!」とか「「「絆」」」とかをやるモナ界隈でもないわけで、これまでスタンドプレーから生じるチームワーク的スタンスで動いて来たし、今後もそれでよいと思う。

しかしながら、スタンドプレーを適切にチームワークに繋げるのに大事な事として、お互いが何をやっているかを把握している必要はあるだろう。

本記事では「モナコイン人口が減っている」という事象への対策を目的に、状況を整理して、自分が取ろうとしているアクションを述べておく。

 完全に孤立した人が沢山いるだけでは、最終的なチームワークに繋げることも出来ない。あちこちで同じ失敗を繰り返して進歩が無いのや、同じことを別のラインで並行でやって個々人の成果物のクオリティが下がるのは、単なる「うまく行っていない組織」でしかない。

P.S. 本当に減っているのか?というところについてはunknown氏のmona-tools(https://mona-tools.com/graph.php)が参考になるだろう。

P.S.2 HappyRunrun氏のnote (https://note.com/hapirun/all)も参考になる。

P.S.3 荒巻の発言、名言扱いされているけどまともな組織の管理職がするべき発言じゃないような気もしてならない。

検討内容

自分はジャパニーズトラディショナルカンパニー(以下、JTC)勤めなので、JTCらしくなぜなぜ分析を使っていきたいと思う。トラブルの原因について「自分が無能だから」という結論を出させて効率的に自己批判させるツールだとばかり思っていたが、組織やシステムの欠点を見つけ出すツールとしても有効らしい。

さて、人間が減るという事象の実際を考えると、参入者と離脱者の差分が変動量になり、それがマイナスである場合に人口が減少しているという計算になるだろう。わかり切ったことをもったいぶって書くと下記のような図になる。

そらそうよ

では、なぜ新規参入者は少ないのだろうか。なぜ人は抜けていっているのだろうか。
こういうのをやるときには、どっかの誰かが考えた実績あるモデルを使うと、モレヌケが減らせる(らしい)。とりあえずググって出てきたAIDAモデルというものを引っぱってみよう。顧客がサービスに参加するときの認知の流れを示したモデルらしい。
モナコインに適用するとこんな具合だろうか?


こういうモデルはいくらでも派生があるので、悩むだけ無駄だと思って一番シンプルなモノにした

先の図と組み合わせると、こんな具合に整理出来る。
抜けていっている理由についてはノリで入れた。身近な実体験の過度な一般化はよろしくないが・・・。

検討の結果

さて、この先何段階か原因を掘っていっており、次の図に示す対策を導いているが、内容としてはどうしても「○○が足りていない」「○○が無い」などの書き方になる。
但し、それは当該サービス運営者の努力が足りていないなどの指摘をしたいものではなく、あくまで自分が各要素に対して何が出来るかを考えるための材料とするものであることは先に述べておく。

実線で強い因果関係を、点線で弱い因果関係を示す形とした。

対策の検討

A:生きた情報を継続的に発信し、かつ見つけやすいSNSアカウントの作成・運営

他のコインでは公式が当該のアカウントを運営するのがよくある流れと思う。が、モナ界隈は
・「運営」や「公式」にあたる物が存在しない
・コイン開発に関する「公式な」ホワイトペーパーやロードマップも存在しない
・取引所の上場に係る手数料を支払う公式な主体や窓口も存在しない
という特殊事情があるので、ここに根本的な解決を入れるのは難しいように思う。自分がやるにしても時間が無いので無理。

B:初心者向けに導線が引かれた情報集約先の作成・共有

以前はここに貢献しようとしてmonappyでひたすら記事を書いていたのだが、monappyの休止と共に記事の共有・改訂も不可能になり、indiesquareのサポートに再三問い合わせても回答が来ないしで、どうしたものかと考えている。
とりあえず使えそうなモノが無いかなとざっとググってみると、bitbankで現状使えるサービスの紹介があった。

ざっと見てみると、
・monappy
・tipmona
・askmona
・knights of monadom
・Monaparty
・モナカード
・モナキャラット
には言及があるが、
・モナレッジ
・mona-tools
・askmona3.0
・Mpurse
・モナパレット
・monashell
・もなちぇん
・モナブレス
・monanosu
には言及が無かった。全体的に伝わっている情報が表面的な感があり、安心と信頼のbitbankでもこのレベルなら、死んだコインと思われているのも無理はないなという感想になった。(一般人はビットコインとか勉強会を見たり、githubの草の生える頻度を見たりなどしない)
こういうのは一か所に集中していたり、誰か一人の労力に頼ったりしていると障害に弱いので、旧2ch(5ch)でよくある形態だった有志wikiを作成するのがいいのだろうか?もし既に使い物になりそうなwikiや、複数名が共同でドキュメントを編集するのに適したサービスがあったら教えて欲しい。
まぁそれでも誰もそこにたどり着けないという話はあり得るので、どうしたもんか・・・。

C: コミュニティ・情報集約・物販機能がそろったサービスの運営(又はmonappyの復活)

インディースクエアさんへ。
いつまでも待ってますし、これからも進捗伺いメールは継続して定期的に毎回手打ちでおくります。よろしくお願いします。忘れてないからな。

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D: 集めたMonapartyトークンやモナカードを活用できる環境の構築

数少ないmonaの強みであることもあり、このへんの活用を広げていきたいなと考えて今は動いている。当面は展示環境の強化と、集めたモナカードで色々できるようにすることで、既に発行されたモナカード資産を有効活用できるよう、monanosuの活用を進めるところから進めている。
※システム的な意味の「環境」ではないので注意

・一つは今までの自由参加なお題に加え、前回の「サマータイムカフェ」のような、ある程度見ごたえのある「展示」を定期的に開催したいと考えている。できればmona外の人も参加してくれるといいが、その辺は回数を重ねて実績を積んでいく必要があるだろう。

・もう一つは、上記の展示で作成したワールドのmonanosu内で解放することで、展示環境を楽しくすることである。カードは収集すると楽しいが、取集する先の展示環境を拡充することで、お絵かきが出来ない人でも多少楽しめるようなればいいなという感じである。可能なら、テーマに沿ってモナカードの展示を行って展示を作り、皆で公開する、「収蔵品展」のような企画もしたいなと思っている。

・また、今はクレジットカードの決済周りが(主にVISAのせいで)怪しいので、自由なお金としてmonaを選択肢として提示できると良いのではないかと思っており、token vaultの活用も絡めて企画を練り練りしている。既にmonaを持っている人以外にも届けばいいのだが、届いても市場規模が小さいので、売り上げが無いので再度離脱するとかの動きになりやしないかなどの懸念はある。

・Monapartyトークンに機能や特典を付けてあれこれ出来るようにする、いわゆるユーティリティトークンとしての活用については、Monapartyのモナカード関連以外の環境が整っていないので、それを待ちたいと考えている。全て手作業で処理するとなると、ユーザー体験として良いものにはならない&こっちの手間が多くなる気がするので微妙。MonascriptやMonaparty automationが実装されるか、Monapartyトークンを保有するアドレスで認証することで使えるようになるwebページのテンプレートなどが配布されるようになってからがこの辺は本番か。

まとめ

良い機会なので普段からフワフワ考えてたことを言語化したらちょっとスッキリ。寒い時期なので皆さんご自愛ください。

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