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読まれる文章”を目指していた僕が、“動かす文章”に気づいた日

こんにちは、FLocKeの東郷宝です。

「人を動かすクリエイティブ」なんて、それっぽいことを言ってますが、最初からそんなことを意識して仕事をしていたわけではありません。むしろ、会社員時代の自分に言ってやりたい。「お前、人を動かすどころか、自分の文章すらまともに読み返せてなかったぞ」と。

そんな僕が、「伝える」だけじゃなく「動かす」ことを考えるようになったのは、会社員時代に出会った“師匠”たちの言葉がきっかけでした。

文章は、「読んだ人がどんな光景を思い浮かべるか」がすべて

入社してすぐにぶち当たった壁。それは、「いい文章って何?」問題でした。

大手人材紹介会社の制作部門に配属された僕は、新卒向け企業情報を掲載した書籍に関わる、いわゆる“人に伝える”ための文章を書いていました。でも、どれだけ考えても「これだ!」と思える言葉が出てこない。

そんなとき、先輩に言われたのが「読んだ人がどんな光景を思い浮かべるか考えろ」という言葉でした。

「例えば、『社員の仲が良い会社です!』と書いても、読む側はピンとこない。でも、『昼休みになると社員同士でオフィスの片隅に集まって、コーヒー片手に談笑している』と書くと、その会社の空気が伝わるだろ?」

なるほど、と膝を打ちました。

読者に情報を押し付けるのではなく、「情景を思い浮かべさせる」ことで、自然と印象に残る文章になる。以来、この考え方は、僕の中で文章を書くときの基盤になっています。

言葉は詰め込むな、「余白」をつくれ

もうひとつ、印象に残っているのが「言葉に余白を持たせろ」というアドバイス。

あるとき、僕は企業の社長インタビュー記事を書いていました。社長がどれだけ熱い思いを持って会社を経営しているのか、その情熱を全部詰め込もうとした結果、記事は情報過多で読みにくいものになってしまったんです。

すると、編集長が「情報を全部入れたら、逆に伝わらない」と。

「読者に“行間を読ませる”余白を作ることで、より印象に残る文章になる」と言われ、無駄な説明を削ぎ落とし、読者に考えさせるような文章へと書き直しました。

結果、読者の反応は良好。

それからというもの、僕は文章だけでなく、広告やコンテンツ制作においても「余白」を意識するようになりました。

「伝える」ではなく、「感じさせる」

フリーランスになり、クライアントの新サービスのローンチやPRに関わるようになったとき、これまでの経験が思いがけず役立つことに気付きました。採用担当として企業の採用戦略に携わった経験、求人広告の制作を通じて培った「求職者の目線」、そして広報勉強会で得た「情報発信の視点」。

これらの経験を掛け合わせることで、より多角的なアプローチでコンテンツを制作できるようになりました。例えば、求人広告の制作で培った「求職者の目線」、採用担当としての実務経験から得た「企業が伝えたいこと」、さらに広報勉強会で学んだ「情報発信の戦略」を組み合わせることで、読者が「自分ごと」として捉えられるコンテンツへと昇華させることができるようになりました。

「人は、言われたことよりも、自分で感じたことのほうが記憶に残る」

だから、たとえば会社の採用広報で「アットホームな職場です!」と書くのではなく、「毎日17時を過ぎると、誰かしらが『おつかれ!』と声をかけ、自然とオフィスの空気がゆるむ」と表現するほうが、よっぽど伝わる、と。

このような経験を積む中で、企業のブランド価値を高めるには、単に情報を発信するだけではなく、ターゲットにとって「自分ごと」として感じられる仕掛けが必要だと実感しました。

「人を動かすクリエイティブ」の本質

会社員時代に学んだことを振り返ると、「人を動かす」とは、単に情報を伝えることではなく、読者や顧客の心に“引っかかり”を作ることだったのだと実感します。

  • 言葉に余白を持たせる → 読者に考えさせる

  • エピソードを入れる→ 読者が共感しやすくなる

  • 視覚的な表現を工夫する → 直感的に理解できる

この考え方は、採用広報、ブランディング、広告制作、すべてに通じるものがあります。

FLocKeのクリエイティブに活かされている

FLocKeでは、この考え方を基盤にコンテンツ制作を行っています。

たとえば、企業ブランディングのプロジェクトでは、「単に企業の理念を伝える」だけでなく、視覚的表現やストーリーテリングを活用して「読者が自分ごととして捉えられる」仕掛けを意識しています。

また、SNS運用の際には、「情報を詰め込む投稿」ではなく、「あえて余白を持たせ、読者に考えさせる問いかけ」を取り入れることで、エンゲージメントを高める工夫をしています。

「人を動かすクリエイティブ」を実践するために

こうした視点を持つだけで、情報の伝え方がガラッと変わります。相手が自然と関心を持ち、行動へとつながるクリエイティブを実践するためには、どのような工夫ができるのか、ぜひ考えてみてください。

僕自身、会社員時代の師匠たちから学んだことを、今も活かし続けています。

この考え方は、FLocKeのクリエイティブにも反映され、クライアントのブランド価値を高めるサポートにつながっています。

「人を動かす」とは、情報の押し付けではなく、読者や顧客に考えさせること。

この視点を持つだけで、伝わり方が大きく変わるのではないでしょうか?

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