#鴨川で踊るか Vol.7 解答編
こんばんは。前川涼子さんが好きすぎるかもしれない。浮遊です。
はじめに
#鴨川で踊るか Vol.7終了いたしました。翌日のFESのかんちゅさんを見ていただいた方も含めてありがとうございました。こちらは今回の解答編で、イベントについて知りたい方向けの記事です。私の都合でそもそも次回以降をデルタでできるかがわかりませんが、資料としてお読みください。
曇り時々晴れ、気温も20度前後という過去一良い気候に恵まれました。前後は雨だったので本当に天気の引きが良かったなと思います。1つだけ想定外だったのは普段やっている草むらが生い茂りすぎててふかふかになってたことで、あそこって整備されてああなってるわけではないんだという気付きがありました。
写真に写ってる通り、某なんとかMAMAのトートバッグにスピーカーを入れ、かんちゅさんが家でなくしたらしいので現地調達になったブルーシートを入れ、脚立との両手持ちで移動したのですがめっちゃしんどかったです。帰りは飲酒の力でマシだったけど、素面で持ち歩くには厳しい重さ。
同じくかんちゅさんも翌日のFESの用意も含めて荷物を持ってきてたんですが、JBL control 28を1発持ってきててそちらも大変そうでした。スーツケースに乗せて運んでたとはいえ重たいものは重たい。「二人で持ち運べる」はあくまで理論上の話で、しんどくないというわけではないと……。
あと今回も一応配信をしていたのですが、序盤12分くらいは音割れがひどいので視聴する際は一旦ミュートの状態で12分まで進めてください。どうやらスマホの機材特性を忘れていたらしく、リミッターがない方を配信に使っていたみたいで、所々割れたり風がノイズで乗ったりします。あとSIMのデータ残量を使い切って私の時間は全然残ってませんが、その前のtempuraさんのDJまではちゃんと入ってます。
ゲストDJ: tempura (TEMPLIME)
というわけで、流石に大物すぎるゲストのtempuraさんが登場しました。未だに「なんで?」と思っていますが、ロケーション最高!と始まる前から楽しそうにしていただいていたのでちょっと安心しました。楽しみ方が完璧だった。
ゲストブッキングのきっかけですが、かんちゅさんが大阪のイベントに出たときに逆オファーをもらったところから始まります。今回もそうですし、鮮やかなダンス関連の縁もそう。その他いろいろイベント名が独り歩きしている節が出てきていておかしなことがこの1年くらいでよく起こるようになってきました。
今年は1月にフェーダーを借りてやった回だけだったので、本編をちゃんとやろうというのはずっと言ってたんですが流れに流れ(動いてすらなかった)、そう言っているうちに同時期にFESのオファーが正式に来て、やろうかという話がこのチャットにも見えると思います。
それからしばらくして「本当にやるんか?」と8月に意思確認をし、やるぞというので前日に日を取って開催決定。逆オファーをもらっていたのでとりあえず最初にtempuraさんにオファー。予定が空いていて快諾ということで今回に至りました。
ちょうどお仕事の関係で大阪にいらっしゃるというタイミングもありますが、TEMPLIMEはLayeredで見たくらい?をたまぜは出てないっけ?という感じで私は全く面識なくてですね……。言ったらTEMPLIMEのファンの方も全国各地に多数いるじゃないですか。そういった人たちがtempuraさんきっかけでデルタに来る可能性もあるのかなと思うと、アウトローな我々を見て何を思うんだろうとかいらんことまで考えました。いや一応lawはoutしてないんですが。
その可能性は現実になって初めて見る人もたくさんいらっしゃってたんですが、各々好きな感じで楽しんでもらえてて「あー、よかったな」とほっとしました。めっちゃ酒に飲まれてる人とかもいて(本人のためにほどほどにしてはほしいんですが)嬉しかったですね……。
こんな感じで、声をかけてもらえると実はゲストで呼ばれかねないという状況ですので(3年前のtoryさんもツイート見てオファーかけました)、かんちゅさんに声をかけておくといいと思います。私は、、、そうですね、そもそも新しく人と話すことが少ないからもし私に興味あるなら仲良くなるところから始めましょう……。
フライヤーについて
さて本題の今回のフライヤーですが、なんか違和感というか既視感というか、そういう「どこかで見た質感」を感じませんか?勘のいい人は気付いていそうですが、AIで画像を生成するサービスDALL·E 2を使っています。
これは別にわざわざフライヤーを作ってたんじゃなくて、かんちゅさんがアクセス権を得たので遊んでたんですよね。420とかpropagandaとか、バンされてないセンシティブワードを探して入れて遊んでたので面白かったです。
この画像の入力ワードは「Advertising Flyer of Dance at kamogawa, held the day before a huge annual festival」ということで、「FESの前日にやる #鴨川で踊るか のフライヤー」をそのまま英語にした感じですね。この画像を元に下の文字部分をかんちゅさんがInkscapeを使ってシンガポール行きの飛行機で作ってくれました。Inkscapeじゃないと好きなフォントが使えないとか何とか。
今回もこのDALL·E 2を使うに至る根本の思考の話をした形跡はあるんですけど、細かい意図の部分はそもそもAIとはみたいな講義から始まると思うので説明しきれないし、こっちから主張するよりは考えてほしいなとも思います。一個参考資料を出すとすればこれですね。
個人的な話をすれば、このtogetterにあるような内容を実際にTLで見ることが増えて、「詠唱呪文をALTに記載している」みたいなツイートも見かけました。絵を描く行為をしない人がそれっぽいものを生成できるんだから、自分の欲しいものを求めてたくさん作られてしまうのも人間の心理として不思議ではないですよね。現状学習データの権利関係がクリアじゃないせいで、特定キャラの性的な絵を生成することも可能になっているらしく、こうやってまずは性的な部分の検索結果から破壊されていくのかなとか思ったりします。誰が言ったかさっぱりわからない言説ですが、技術革新の先頭に立つのはいつだって軍事と性欲なんだよな〜。
ただ、それを単純に否定していいわけでもないなとは思います。生成したもののどこまでが自分の手柄なのかを意識できれば、結局は使い方次第で芸術的な表現にもできるかもしれないので、技術として真摯に向き合っていく必要がありますね。今問題になっている原因は文言を入れたり生成されたものに少し手を加えただけで自作だと言い張る人と、これまで何かを作ってきた人との間にある「創作」の感覚の差だと思うので、ツールとして使いこなすという点においては教養と感性の部分が作用してくるかもしれませんね。
まあでも人生を通したインプットを元に、ペンを取って人間の感性を通して描かれる絵の方が好きだなって今は思います。絶対評価をすれば全然AIの生成した画像もいいけど(学習元が美麗イラストだったりするだろうし)、比較というかより心が揺さぶられることが多いのはそういったものだなと。絵や写真だけじゃなく、割とどんな表現もそうだと思う。いや、アンビエントとかドローンは差がわからないかも……ちょっと自信ない……。
CUERaiderで鴨川の話をしてもらった
こちらはおまけですが、CUERaider Vol.52 私立CUERaider学園 season 2にて、かんちゅさんに「#鴨川で踊るか を語るか」というテーマで講義をしてもらいました。
イベント発足のきっかけと機材調達ポリシー、実際の機材構成と開催する際の注意事項を話してもらいました。今回来ていただいた方にも「これとこれはハードオフ、これはヤフオク、これは家にあったやつ」みたいな説明をしたんですが(どんな説明だよ……)、より実践的に「これさえ用意すればとりあえず野外で遊べる」という部分が主かな。
これは「そもそも我々はどのようにしてレイヴをやってきたのか」をオープンソースにしようという取り組みの第一歩でもあると思います。各地で勝手にレイヴをやってほしいと言い続けながらも、やり方をちゃんと提示してこなかったし、前々から2人で座談会をしようとかそういった話もしていたのでいいタイミングだったなと思います。
以前、鮮やかなダンスに出演した際も過去やってきたことをざーっとさらったのですが、我々はまあまあいろんなことやってきてたんですね。私はほぼ何もしてないんですけど、手伝いとかアイデアの整理くらいはやれてたかな。
(こっちは任せたFES2022のプレイ履歴。「#ゆーふらいと」は私がリクエストしましたが、DiANとかJYOCHOとか全体的にかなり鴨川クルーの共通項に近いのでかましてくれたんだな〜という感じです。)
おわりに
というわけで解答編でした。次がデルタでできるかはわかりませんが、やるとしたら家を引き払う前のタイミング(3月20日より前)だと思います。この季節の京都はちょっと寒い気がするので、開催できなかったらまた遠い未来にお会いできればと思います。
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