心の隣の確かな実在 〜CUERaiderに参加しました (※ 9月30日追記)

こんばんは。会沢紗弥さん、加隈亜衣さんお誕生日おめでとうございました。同じ日についでに私も27歳になりました、何も嬉しくない。浮遊です。

9月8日(水)に札幌のDJであるossaさんにお誘いいただき、「CUERaider」という新しいレイド配信パーティーの2週目に参加させていただきました。

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CUERaiderはレイドパーティーということになっていますが、説明を聞いた印象だとパーティーというよりはシステムとか仕組みの部分を立てたような感じだと思います。実体を持つわけではないので便宜上「パーティー」と名乗っているという具合なんですかね。パーティーについては以下のツイートを参照すると理解が可能です。

私が参加した第2週のコンセプトは「第三世界線」という、ワードだけでは理解が難しいコンセプトでした。簡単にいただいたキーワードをピックすれば「裏アカ/サブアカ」のような、マイノリティーな要素にフォーカスを当てるコンセプトです。

(一連のツイートは見てもらえましたか?)

自らの理解の範囲の外にあるものは受け入れ難く避けられるという傾向が配信主体の時期に目に見えるように感じられていました。まあ好きなものを好きなように楽しむのが普通の娯楽なので当然なんですけど、そういった範疇の外にあるものを明言して拾い上げるような「第三世界線」というコンセプトに強く同意・共感したので、今回は喜んで参加させていただきました。私自身は無理をせず、その上で前に進んでいる人の力になれるならそれはとても嬉しいことなので。

ただ、5日に2回目のワクチン接種をする関係で副反応が出る可能性が高く、その日その時間にプレイするのは厳しい可能性があるという懸念に加え、映像もどうしようとなっていたので、私は録音・録画物を流させていただきました。リアルタイム性みたいなのってDJは大切だと私は思っているんですが、そういう形であってもぜひとossaさんには言っていただけてとても嬉しかったです。求めてもらえると嬉しいじゃないですか、それです。実際はDJできる状態だったし、放クラのタペストリーをバックにDJやってもよかったな……。

映像は用意してと言われれば関西の身近な方にお願いしたと思いますが、ossaさんに「必要ならVJをする」とおっしゃっていただいたので、その内容で迷わずOKを出しました。私のDJのモチベーションのひとつに「いろんな人に映像をつけてもらってどうなるのか楽しみたい」というものがあるので、実は嬉しい打診だったりもして。現場でやるときってここまではっきり映像を見られるわけではないので新鮮だったし、トラックリストを添えた程度で特に何も伝えずお渡ししたのですが、だいぶ暗めの仕上がりで「こういう風に受け取ってもらえたんだ」という興味深さもありました。

配信に載せることで客観的に自分の作ったものを聴いて感じたのは「オチ」を絶対につけたがるということですね。気持ち悪い余韻の残る作品ってあるじゃないですか、「えっ、終わったの?」みたいな。今回はそれがバチっとハマるコンセプトだとわかっていたんですけど、どうしてもピリオドを打たないようなプレイが自分にはできないというのが後半の展開の仕方にはっきり出ているような気がします。そのピリオドがアジカンのサイレン(2016)で、「つい暗い気持ちになってしまう時代だけど、ちょっとでも光に手を伸ばせるように」という私の生来の思考や感情の着地点になっています。私にとっての第三世界線の対象である心を描く上で着地は明るくしたかったので。

普段私は正直な気持ちで言えることは全部言う、流石に言えないことは秘める人間で、割と何でも言ってしまいます。妙にへりくだってるのも本心というか、そんなんでよくやってるなと自分でも思うんですけど、それでも「いいね」とか「好きだよ」って言ってくれる人が絶対どこかにいて、なんとかここまで生きてこられました。たぶん皆さんの見ている「私」は9割くらい私を構成しています。

一方で残りの1割にはすごく乱暴だったり厭世的だったりで、かなり攻撃的な自分がいます。いや、乱暴でしょと思っている人の想像の1000倍くらいは乱暴かつ極論に支配されていて、しかもそんな自分は隠れてるわけじゃなく常に隣りに座ってる。ポプテピピックの「ステイステイ」のキャプみたいな状態になっているの方がわかりやすいかもしれません。今回はそことの対話をしながら、ここ最近の自分の心の隣の実在を掴んで連れて行くイメージで曲を選びました。

(全然意図してなかったけど、これ見て後でちゃんとかけた曲の歌詞全部確認したら、確かに音がsora tob sakanaで開けた瞬間に突然水中深くに沈んでいっていた身体が急浮上して地面を蹴り、空を見出したのでびっくりしました。こういうところが非言語的表現の面白いところですね。)

私の分のアーカイブというか元の動画ファイルはossaさんの許可をいただいてYouTubeにアップしたんですけど、「sora tob sakana - まぶしい」でブロックされてしまい、日本では見られないようです。収益化の予定は皆無だし(人様の曲を法に反する形で使ってまで儲けるつもりはないです、趣味なので)、申請すれば通るのかもしれないので通ったときにちゃんと告知します。通らなかったらbilibiliに上げます……。

(9月30日追記: 著作物利用の申請をしたのですが、一生返事がないのでBilibiliにあげておきました。一応アクセスしやすいのも必要かなと思ってMixcloudにも置いておきましたので、お好きな方でお楽しみください。)

0でもいいかな〜と思ってたドネーションもいくつかいただいてありがたいなと思いました。表示される名前がぐちゃぐちゃでも誰から来たかはこちらで一応想像がつくんですが、あの雰囲気で面白ネームのドネーションがついたのはだいぶ笑いました。何かいい形で還元できたらな〜と思いますし、近くで会えそうな人は会ったときに乾杯でもして、遠くの人は次までに覚えておいて一緒に楽しくなれたらなと思います。

全体としては、こうも形が変わるものかと抽象的概念の掴み方の差をはっきりと楽しめてすごく良い時間でした。そのどれもがクラブイベントでは扱いの難しい感じだったので、こういう場で見せる形がベストなのかもしれないなとも思ったりします。でも大きい音で空間になりたいのも事実だし難しいな……。皆さん流石の一言で、もっと精進しなきゃと思わされる時間でもありました。

あとDiscordの通話もあって結構話ができて嬉しかったです。今まで話す機会がなかったわけではないと思うんですけど、どうしても恐縮しちゃって遠巻きから見てたので、HokBoyさんも今度お会いしたらちゃんとお話したいな。札幌というか北海道も行きたい、何なら鴨川クルーで行って牧野由依さん聖地巡礼ツアーもしたい。新・北海道4000kmのRTAを見て北海道欲が高まっているので……。

さて、以降もCUERaiderは続きます。次はネルくんさんキュレーターの音ゲー回らしいので全然違う感じになりそうだし、ガルフレさんは過去の実績的に何しでかすか全くわからんし(褒めてます)、百合蔵さんの恐竜王国は中身がさっぱり検討つかない……。ちょっと話を聞いた感じ、これ以降もたくさん何かが起きそうです。水曜日のこの時間は基本的に「丸岡和佳奈さんの番組→ゆみりさ→スタヴァの追っかけか河野ひよりさんの番組」がルーティンになってるんですけど、そちらを見ながら私もCUERaiderを引き続き楽しみたいと思います。ありがとうございました。

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(これも音像が暗めだけど完全に絶望というわけじゃないですね。)

[以下は独り言です]

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