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ハマスタ⚾ビジター遠征観戦ガイド

 「まだ横浜スタジアムにはビジター遠征で行ったこと無いんだよな🤔🤔」「横浜スタジアムにビジター遠征に行ってみたいけど、わからないことばっかりで困ってる😵😵😵」「DeNAベイスターズの公式サイト見てもビジター向け情報が載ってない😣😣😣😣」
 当記事はそんな方々に向けてまとめましたので、お役立て頂ければと思います。古い情報がありましたら随時加筆修正をしていきますので、お知らせ頂ければ幸いです。

⚠️当記事は公式のものではなく、いちベイスターズファンが執筆した“ビジター観戦ガイド”となっております。球団・球場やその他企業・団体とは一切関係ありません。関係各所への問い合わせはしないで下さい。内容に誤りがあった場合や、それにより損害が生じた場合でもその責は一切負いません。悪しからずご了承下さい。


 

1.横浜スタジアムの“ビジター席”とは?

1-0A.横浜スタジアムは全席指定

 2014年シーズン公式戦より、横浜スタジアムでは自由席が廃止されました。もう10年も前の話です。
 2019年から設置されたウィングも指定席として運用されているため、後述する立ち見を除いて全て指定席となっています。
 過剰な座席確保を行っていた人のせいで座れない観客が常態的に数多く出ていたことや、入場待機列を長時間管理するリソースを別の場所に割きたい意向等、様々な要因が汲み取れますが、こちらにとっては直接的に関係は無く。結果、原則的に席を取るために並ぶ必要はありません。

1-0B.「ベイサイド」と「スターサイド」

 さて、横浜スタジアムでは「ベイサイド(=BAY SIDE)」「スターサイド(=STAR SIDE)」と呼ばれる用語があります。コミュニティボールパーク構想の一環として、一塁側を「ベイサイド」三塁側を「スターサイド」と呼ぶことで一塁側=ホーム、三塁側=ビジターという概念を無くすと説明されています。
 当記事では、判りやすさを優先するため「一塁側(ベイサイド)」「三塁側(スターサイド)」と表記させて頂きますのでご了承下さい。

1-1.ビジター外野指定席

 球場ごとに呼び方が多少違いますが、鳴り物を使う応援団(特別許可団体)がいて攻撃時には立ち上がっての声出し応援を行う、いわゆる“外野”エリアです。横浜スタジアムでは一塁側(ベイサイド)ベンチがベイスターズ、三塁側(スターサイド)ベンチがビジターチームとなるため、ビジター外野指定席は外野レフトスタンドにあります。
🔎位置
 上記のとおりレフト側の外野席が該当しますが、横浜スタジアムでは座席割が「LOW」「MIDDLE」「HIGH」の3パターンあり、ビジター外野指定席となるエリアはカードごとに変動します。座席割「LOW」ではレフトスタンド全面、「MIDDLE」ではレフトスタンドのうちポールから10ブロック、「HIGH」では5ブロックが該当します。

左側「MIDDLE」・右側「LOW」
カープやタイガースの場合は「LOW」になりますが、基本の座席割は「MIDDLE」でレフトスタンドの7割程度がビジター席になります

👓見え方
 横浜スタジアムの外野はフェンス高さが5メートルほどあり、グラウンドまでは体感的に遠さがあると思います。その代わり、前を遮る金網等が無いため視界自体は良好です。また、傾斜が非常に急で前後の高低差が大きいため、攻撃中立ち上がって応援する時でも前の人の頭が邪魔になることはほとんどありません。

外野スタンドに視界を遮る金網等はありません

💺座席
 背もたれ付きのセパレート型シートで、最前列の「1段」全席と「4段561~567番・636~642番・741~746番」を除いてカップホルダーが付いています。座面は固定式のため跳ね上がらず、他に人がいた場合の移動は困難です。前後間隔も左右の幅も非常に狭く、窮屈だと感じる人が非常に多い座席です。

外野席は間隔が狭く、混んでくると非常に窮屈です

💴料金
 下の表のとおりです。
 2024年現在、横浜スタジアムのチケット料金は試合ごとに値段が決まっている「フレックスプライス制」です。発売後、残席状況に応じて金額が変動する「ダイナミックプライス」ではありません

こども料金は4歳から中学生までです。
3歳以下でも席を取る場合はチケットが必要です。

⚠️注意点
 ビジター外野指定席においては、当日のビジターチーム以外のユニフォームやグッズの使用、応援する行為が禁止されています
 また、現在の横浜スタジアムには、両チームを応援可能な外野の座席は存在しません
 内野側に近い一部の席ではレフトポールが視界に入り、マウンドやバッターボックスが死角となる場合があります。また、最前列「1段」は前が通路になっているため、絶えず目の前を人が通ります。
 これらの席は「わけあり席」として値段が200円ほど安く設定されますので、どうしても嫌な時はここを避けると良いでしょう。逆に、連番で座席を取るのが優先で多少死角があっても構わないようであれば、気にせず確保して良いと思われます。
 また、横浜スタジアムではメインスコアボードが外野の前方にせり出している構造のため、上の方の段の席からはスコアボードが見にくかったり完全に見えなかったりします。スコアボードだけで言えば「1段500番」が最も見やすく、ここから遠ざかるにつれて見にくく、見えなくなっていきます。

上の方の段からではメインスコアボードが見にくかったり、全く見えなかったりします

 前述のように横浜スタジアムの外野スタンドは傾斜が急な構造で、角度にして30°ほどの勾配となっています。階段も狭く基本的に手すり等も無いため、脚が悪い方にはそもそもお勧めしません。また、スタンド内を移動する際には転倒しないよう足元に注意が必要です。特に雨天・強風時や飲酒後は十二分に気を付けて下さい。

1-2.ビジター外野応援シート

🔎位置
 前項のビジター外野指定席のうち、応援団に特に近い部分だけを別カテゴリ化したもので、ビジター外野指定席と大きな差はありません。もちろん指定席で、前述した座席割「LOW」「MIDDLE」「HIGH」によってエリアが大小します。応援団エリアはレフトスタンドの中央付近の上段に位置するため、レフトポールで死角が出来たり、最前列を歩く人が邪魔になったりすることはありません。

ビジター外野応援シートは応援団のすぐ近くの座席を別の席種として独立させたもの

👓見え方
 前項ビジター外野指定席と同じですが、上段に位置しますので、座席番号が大きいほどメインスコアボードが見にくくなる傾向があります。
💺座席
 こちらも前項ビジター外野指定席と同じです。
💴料金
 下の表のとおりです。前項ビジター外野指定席と同じ値段ですが、ビジター外野応援シートには「わけあり席」はありません

こども料金は4歳から中学生までです。
3歳以下でも席を取る場合はチケットが必要です。

⚠️注意点
 前項ビジター外野指定席と同じです。
 「あまりにも応援団に近過ぎると攻撃時に太鼓やトランペットの音がうるさくて嫌なので、若干の距離を確保したい」というこだわりがある筆者のような人には、このビジター外野応援シートはお勧めしません。ビジター外野指定席でお好みの位置を選択すると良いと思います。
 ビジター外野指定席・ビジター外野応援シートのどちらも、立ち上がっての応援は義務ではありません。権利です。そして他の人も同じ権利を有していて、その権利行使を妨げることは出来ません
 要するに、外野スタンドで立ち応援をしないのは貴方の自由ですが、周りの人が立ち応援をするために座っていると試合が観づらくなったとしても、それに文句を言うのは筋違い、という話になります。

1-3.内野席

 横浜スタジアムの内野席に「ビジター席」はありません。東京ドームやバンテリンドーム ナゴヤでは、内野席のレフトポール寄りのブロックが内野のビジター席として設定されていますが、横浜スタジアムにこのような席種は存在しません。
 コミュニティボールパーク構想では「塁側によるホーム・ビジターの概念を無くす」と謳っていましたが、実情としては、内野席のビジターチームファンは三塁側(スターサイド)を選んでいます
 また、外野寄りの席ほどビジターチームファンの割合が多くなるようにも感じますが、日によって違うのでこれは一概には言えません。
 一塁側(ベイサイド)に座っても観戦ルール上何ら問題はありませんし、友人同士のベイスターズファンとビジターチームファンが並んで観戦している様子も良く見かけます。しかし、横浜スタジアムに初めてビジター遠征をされるのであれば、ビジターチームファンが比較的多いエリアを選択するのが安心かと思います。
⚠️注意点
 横浜スタジアムの三塁側(スターサイド)内野席には「DB応援 内野指定席FA」「DB応援 内野指定席A」「DB応援 内野指定席B」という席種が存在します。「DB応援」と名の付く内野席ではベイスターズ以外のユニフォームやグッズの使用、応援する行為は禁止です。間違えて購入しないよう注意して下さい。また、三塁側(スターサイド)年間指定席「スターフロントシート」が一部を除いて「DB応援」に該当しています。年間指定席のチケットを譲り受ける時には前もって確認しましょう。

1-4.ウィング

 内野席同様、ウィングにも「ビジター席」はありません
 そもそも「ウィング」とは東京オリンピック2020の試合会場に選定されたことに伴って増設された「ウィングフロント席」と「ウィング席」を指し、両ポール際の外側に位置しています。試合観戦ルール上はウィングも内野席と同じ扱いとなり、鳴り物応援や立ち上がっての応援はありません。そして内野席同様、ビジターチームファンは三塁側(スターサイド)に多く集まる傾向にあります

三塁側(スターサイド)ウィング席の座席と見え方
背もたれ付きのセパレート型シートで、カップホルダーは前列背面にあります。2020年に完成したスタンドで、他と比べて間隔が少しだけ広めなのが特長です。スタンドからはグラウンド全体を見下ろすようになりますが、実際には写真ほどの遠さは感じません。階段の傾斜が急なので注意

💴料金
 下の表のとおりです。

4歳以上からチケットが必要です。
3歳以下でも席を取る場合はチケットが必要です。
※ファンクラブ以外こども料金はありません

ℹ️呼称について
 ウィングは内野席と同じ扱いのため、「一塁側(ベイサイド)」「三塁側(スターサイド)」が正式なのですが、スタンドがポール際に位置することから、それぞれ「ライト」「レフト」と表現される場合があります。この場合は読み替えて頂ければと思います。

1-5.立ち見

 前述のとおり、横浜スタジアムは全席指定ですが、指定席が売り切れる間際になると「立ち見券」が発売されます
🔎位置
 立ち見エリアは内野席一塁側(ベイサイド)・三塁側(スターサイド)の最上段、ウィング一塁側(ベイサイド)最上段、そして、外野ライト側・レフト側の最上段に配置されています。
 立ち見エリアは内野ウィング外野のいずれもバックネット寄りを起点に「A」から順にアルファベットで仕切られていて、立ち見券に書かれているアルファベットと同じエリアで立って観戦します。仕切りごとに発売する枚数が決まっているため、実質的にエリア定員制となっています。
💴料金
 下の表のとおりです。正直なところ、立ち見の値段は指定席と比べて大して安くなっているわけではなく、コストパフォーマンスは低いかと思います。

4歳以上からチケットが必要です。
こども料金はありません

⚠️注意点
 スタンド内の通路や階段で好きに立ち止まって観戦して良いわけではありませんので注意して下さい。座席で観ている人への迷惑行為になります。
 また、前述のように立ち見エリアはスタンドの最上段にあるため、そこに行くまでの階段の昇り降りが非常にキツいです。脚が悪い方にはもちろんですが、そうでなくても立ちっ放しになりますので、足腰に来る観戦環境です。決して快適ではありません。

 横浜スタジアムのその他の座席については、下記リンクを参照して下さい。

 残念ながら、内野席であっても横浜スタジアムの座席は窮屈です。ちなみに飛行機のLCCのシートピッチは約74cm(29インチ)となっています。

⚠️ビジターファンは三塁側(スターサイド)に多いと書きましたが、内野席・ウィングの三塁側(スターサイド)はビジター専用のエリアではありません。三塁側(スターサイド)の内野およびウィングにもそれなりの数のベイスターズファンがいますので、そこは誤解無きようお願いします。


2.横浜スタジアムのチケット購入方法は?

 横浜スタジアムのビジター席をどこで買うかが次の問題となります。横浜スタジアムのチケットは、DeNAベイスターズ球団公式チケット発売サイト「ベイチケ」と、「チケットぴあ」「ローソンチケット」「イープラス」「セブンチケット」の各プレイガイドで発売されています。
⚠️取扱い券種がプレイガイドごとに異なっていますので予め確認して下さい。

2-1.ベイチケ

🌐アカウント登録:必要(無料で登録可)
💰決済方法:クレジットカード/「セブンイレブン」支払い
🎫チケット発券:「セブンイレブン」にて発券必要
※ただしクレジットカード決済の場合はスマホチケット選択可
 筆者の体感的にですが、横浜スタジアムのチケットは大半がベイチケから購入されています。これはDeNAベイスターズファンクラブ「Blue Mates」会員へのチケット先行発売があることが大きな理由です。チケットの発売開始直後にアクセスが制限されて、いわゆる「ソリベ」と呼ばれる現象が発生するのもこちらです。
 ファンクラブには入会していないビジターチームファンの方でも、無料のアカウントさえ作ってしまえば一般発売日以降買うことが出来ますし、ファンクラブ会員と同じように座席選択をしたりスマホチケットを利用したりすることも出来ます。
⚠️ファンクラブ先行発売開始時からビジター席も購入が可能なため、一般発売時には売り切れてしまっている可能性が無いわけではありません。

2-2.その他各プレイガイド

🌐アカウント登録:どのプレイガイドでも必要(無料で登録可)
💰決済方法:クレジットカード/コンビニ払い
🎫チケット発券:プレイガイド指定のコンビニにて発券必要
 ベイチケと比べるとかなり発売席種が限られますが、「わざわざDeNAベイスターズにアカウントを作るのも億劫」「既にプレイガイドにアカウントを持っているから、こっちから買った方が便利」という方も多いと思います。また、いずれのプレイガイドでもビジター外野指定席とビジター外野応援シートが購入可能なため、むしろこちらがビジター向けだとも言えるでしょう。

◎…取扱いあり(座席選択可) ○…取扱いあり(座席選択不可) ✕…取扱い無し ━…設定無し

2-3.横浜スタジアムチケット売場(当日券)

⚠️ビジター遠征をされる方にチケット売場での当日券購入はお勧め出来ません。横浜スタジアムではチケットが完売する試合が多く、特に週末のカードやイベント試合では早くから売り切れる傾向が顕著です。遠征で行かれるのであれば、チケットは予め購入して下さい
 ベイスターズ公式のおトクなチケットのページには「ふらっと観戦チケット」と呼ばれる割引チケットがあります。試合開始90分後に空席がある場合のみ発売されるもので、値段は当日一般料金から内野指定席は1000円引き、外野・ウィング指定席は500円引きと、確かに安く買うチャンスではあるのですが、横浜スタジアムに遠征で来られる方には絶望的に向いていません


3.横浜スタジアムへのアクセスは?

 アクセスが最も良好な球場として知られる横浜スタジアムですが、実際に鉄道3路線が最寄りとして利用出来ます。また、球場周辺には数多くの路線バスも走っており、公共交通機関の利用がしやすくなっています。駅やバス停の地関係は以下のマップで確認して下さい。
 スクロールしてアイコンをタップすると詳細が表示されます。

3-0.最寄り駅と最寄りバス停

 正確な数字は把握していませんが、横浜スタジアムに来る人はほとんどと言って良いほど電車で来ています。次の駅のいずれかを利用するのが便利です。

🚉JR根岸線 関内駅

日中・夕方4〜10分間隔/夜間10分間隔

🚇横浜市営地下鉄ブルーライン 関内駅

日中・夕方5〜10分間隔/夜間10分間隔

みなとみらい線 日本大通り駅

日中・夕方・夜間2〜8分間隔

 各駅とも徒歩5分圏内で十分な本数があるため、非常に便利です。ちなみにどの路線とも、バンテリンドーム ナゴヤや阪神甲子園球場、ベルーナドームやエスコンフィールドHOKKAIDOのような野球開催に伴う電車の臨時増発運転はありません。

他球場の臨時電車 横浜スタジアムでは試合日の臨時電車はありません

 最も混雑するJR関内駅南口は人でびっちりになり、試合終了直後から改札口の入場規制が行われることがあります。

試合終了後の最混雑場所はこんな具合

 一方、電車と比べて路線バスを使う人は少数派です。本数や行先が限られているためですが、混雑を避けたり羽田空港への直行便(予約制)があったりと、上手く使えれば便利な手段と言えます。

🚏港町バス停

横浜スタジアム周辺のバス停で最も混雑するのがこの「港町」バス停1番のりば

横浜駅前(東口バスターミナル)発着=横浜市営バス105系統
日中平日5〜6本/時・土休日4本/時
夕方平日6〜7本/時・土休日4〜5本/時
夜間平日2〜4本/時・土休日2〜3本/時
保土ケ谷駅東口発着=横浜市営バス106系統
日中平日3本/時・土休日2〜3本/時
夕方平日2〜4本/時・土休日2本/時
夜間平日1〜2本/時・土休日1〜2本/時

🚏横浜スタジアム前バス停

「横浜スタジアム前」バス停はのりばが4つ
横浜駅前や保土ケ谷駅東口方面のバスが出るのはこの2番のりばで球場からは一番遠い

横浜駅前(東口バスターミナル)発着=横浜市営バス105系統
日中平日5〜6本/時・土休日4本/時
夕方平日6〜7本/時・土休日4〜5本/時
夜間平日2〜4本/時・土休日2〜3本/時
保土ケ谷駅東口発着=横浜市営バス106系統
日中平日3本/時・土休日2〜3本/時
夕方平日2〜4本/時・土休日2本/時
夜間平日1〜2本/時・土休日1〜2本/時
根岸駅前発着=横浜市営バス21系統
日中平日3本/時・土休日3本/時
夕方平日3〜4本/時・土休日3本/時
夜間平日2〜3本/時・土休日2本/時
桜木町駅前発着=横浜市営バス21系統
日中平日3本/時・土休日3本/時
夕方平日3〜4本/時・土休日3本/時
夜間平日2〜3本/時・土休日2本/時

🚏日本大通り駅県庁前バス停

「日本大通り駅県庁前」バス停1番のりばからも横浜駅前へのバスが発着
みなとみらい線日本大通り駅3番出口の前

横浜駅前(東口バスターミナル)発着=横浜市営バス8系統
日中平日3〜4本/時・土休日3〜4本/時
夕方平日5〜6本/時・土休日3〜5本/時
夜間平日2〜4本/時・土休日2〜3本/時
桜木町駅前発着=横浜市営バス20・21・58・66・158系統・神奈中バス11系統
日中平日11〜14本/時・土休日11〜13本/時
夕方平日14〜15本/時・土休日9〜13本/時
夜間平日2〜10本/時・土休日1〜6本/時
保土ケ谷駅東口発着=神奈中バス11系統
日中平日2〜3本/時・土休日2本/時
夕方平日2〜4本/時・土休日2本/時
夜間平日0〜3本/時・土休日0〜2本/時

🚏新県庁前バス停

羽田空港行きの京浜急行バスはこの「新県庁前」バス停から

羽田空港行き(予約制)=京浜急行バス
全日とも朝から夕方まで1本/時

3-1.新横浜駅からのアクセス

 新横浜駅は東海道新幹線のぞみ号が停まる横浜の“玄関口”。横浜スタジアムへ向かうには、ここでJR横浜線に乗り換えるのが一般的です。ただし、横浜線の上り電車は東神奈川行きと桜木町行きばかりで、ほとんどは更にもう一度乗り換えが要るのがネックと言えばネックです。
 運賃がJRと別でやや割高になりますが、横浜市営地下鉄ブルーラインなら確実に一本で関内駅に着けます。

JR線運賃…230円
横浜市営地下鉄運賃…272円

3-2.東京駅からのアクセス

 東北・北海道・山形・秋田・上越・北陸の各新幹線は東京駅発着です。ここからの場合、東海道線に乗って横浜駅で乗り換えるか、または京浜東北線一本で行くかの2択です。どちらもJRなので運賃は変わりません。
 東海道線の方が早く着きますが、乗り換えの煩わしさの無い京浜東北・根岸線も無しではありません。

JR線運賃…571円

3-3.羽田空港からのアクセス

 鉄道ではなく飛行機で遠征に来られる方は大方が羽田空港を利用されると思います。羽田空港から横浜スタジアムへ向かうには、まずは横浜駅を目指して下さい。電車とバスの2通りになります。
 京急線は横浜に行く電車と、品川・新橋方面の電車が同じホームに発着するため、行先を良く確かめてから乗って下さい。乗る電車を間違えて明後日の方向に連れて行かれる人が後を絶ちません。横浜駅東口「YCAT」行き京浜急行バスは運賃が割高で渋滞で遅れる可能性もありますが、間違いは無く、キャリーバッグをトランクに預けられるのでその点でも悪くないでしょう。
 羽田空港行きのみで日中に1時間に1本程度と本数は限られますが、横浜スタジアム徒歩圏内の「新県庁前」バス停からの直行便もありますので、日程次第では便利かと思います。

羽田空港〜横浜 京急線運賃…397円
羽田空港〜横浜駅(YCAT)
京浜急行バス運賃…650円
横浜〜関内 JR線運賃…146円
新県庁前→羽田空港
京浜急行バス運賃…800円

3-4.成田空港からのアクセス

 国内線LCCの「東京」便は成田空港発着です。成田空港と横浜の間は100キロ近く距離がありますので、あまり便利ではありません。「成田エクスプレス」や横浜駅へのバスに乗るとかなりの割高感があります。
 東京駅への「エアポートバス東京・成田」が安価で頻繁に走っていますので、これを使うのも選択肢に入れて良いでしょう。東京駅から横浜スタジアムへは前々項を参照して下さい。

成田空港〜関内 JR線運賃…1980円
成田空港〜関内 JR線運賃+
成田エクスプレス特急料金…4370円
成田空港〜横浜駅(YCAT)
バス運賃…3700円
横浜〜関内 JR線運賃…146円
成田空港〜東京駅
エアポートバス 東京・成田運賃…1300円
東京〜関内 JR線運賃…571円

ℹ️アクセス手段は上の表の他、京成線を利用するルートもありますが、横浜スタジアムへ遠征される方の交通機関としては少しばかり不向きなため掲載しませんでした。

3-5.近隣の観光スポットからのアクセス

 横浜スタジアム周辺には数多くの観光スポットがあります。と言うか、横浜の数ある観光スポットの中の一つが横浜スタジアムです。
 徒歩圏内の所から電車で数駅の所まで、全ては網羅していませんが、“代表的なそれっぽい観光スポット”を図にまとめました。

⚠️徒歩圏内だけを示す図です。位置関係は不正確です。

3-6.横浜駅バスのりば/おりば~JR線改札口間ルート

 夜行バスを使って横浜スタジアムに遠征される方もいると思います。夜行バスの場合は多くが横浜駅発着となりますが、まず西口と東口で大きく分かれていて、さらにその先ものりば/おりばが複数あり、便によってそれぞれ違う場所に発着します。予約の段階で必ずのりばを確認して下さい
 ダンジョン呼ばわりされる横浜駅での移動が少しでもスムーズになればと思い、min.tを使用させて頂きました。写真を見ながら道順を説明します。

🚌横浜駅西口発着の場合
 横浜駅西口には路線バスのりばが「西口バスターミナル」「第2バスのりば」「第3バスのりば」の3か所あり、夜行バスが着くのはのりば番号が20番台の第2バスのりばです。中央西口駅前で横浜市営バスがひっきりなしに出入りするメインのターミナルではありませんので注意して下さい。
 到着の時と出発の時の道順は下のようになっていますので、写真を参考にして下さい。

🚌横浜駅東口バスターミナル発着の場合
 横浜駅東口も西口と同じように複数ののりばがあり、夜行バスが着くのは「東口バスターミナル」「横浜シティエアターミナル(以下YCAT)」「スカイビル前」の3か所のいずれかとなります。メインのターミナルも周辺も両方あるので、非常にややこしいです。バスの予約を取った時に横浜駅のどこなのかを細かく確認して下さい。
⚠️東口バスターミナルは「そごう1F」、YCATは「スカイビル1F」、スカイビル前は「YCAT""」と表現されている場合もありますので、それぞれ読み替えて下さい。
 東口バスターミナル到着と出発の時の道順は下のとおりです。

🚌横浜駅YCAT発着の場合
 横浜駅東口発着の夜行バスの中には、東口バスターミナルではなくYCAT・スカイビル1Fに着く便があります。YCATは東口バスターミナルのすぐ隣に並んでいますが、地下通路が直接つながっていません。このため電車からのアクセスが少しだけ違います。複雑な横浜駅にあって、解りにくさを増していますね。
 途中から/途中までは東口バスターミナル発着の場合と全く同じですが、道順は次のようになっています。

🚌横浜駅東口スカイビル前発着の場合
 一部の夜行バスはYCATではなく、スカイビル前・YCAT前にある路上の停留所に着きます。到着の場合は路上の停留所ですが、出発の場合は停留所ではなく「集合場所で改札を受ける必要があります。解りにくさがさらに倍です。

 min.tでまとめを作っていて筆者が感じたことですが、土地勘の無い方にとって横浜駅はやはりダンジョンでした。値段が安くて本数も多い夜行バスですが、この難しさは横浜駅発着便のデメリットと言えばデメリットです。
 スタート地点のJRの改札口を間違わないことと、ポストに載せた写真を参考に移動されることがポイントになるかと思います。


4.横浜スタジアム周辺地理は?

4-1.コンビニ・スーパー・ドラッグストア

 横浜スタジアム周辺の各コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア、100円ショップの場所を下のマップにまとめました。野球に限らず日本のスタジアムでこのコンビニの多さは確実にトップクラスです。
 スクロールしてポイントをタップすると各店舗の詳細が表示されます。

🟣紫色のマークはスーパーです。筆者個人的には「まいばすけっと」横浜山下町店や関内駅北店が穴場的存在かと思います。コンビニより安くて試合直前でもそこまで混まないので重宝しています。
🟤茶色のマークはドラッグストアです。関内駅から横浜スタジアムまでの経路上にあるため非常に使い勝手が良いです。
⚪️関内駅北口前の「セルテ」2Fには100円ショップ「ダイソー」が入っています。買い出しに活用すると便利です。
 球場グルメが多種多様化して、それぞれに名物も生まれている世の中ですが、コンビニで買い物を済ませたい方は多いはずです。横浜スタジアムでは球場外からの飲食物の持ち込みは公式には禁止ですが、瓶・缶類および危険品以外、事実上の黙認状態となっています(ベイディスカバリーBOXシートを除く)。
 今後はルールが厳格化される可能性もありますが、2024年5月現在はコンビニで買ったペットボトルや弁当類を持ち込んでも大丈夫です。

4-2.ファストフード

 都市型スタジアムのため、近隣には「マクドナルド」「モスバーガー」「フレッシュネスバーガー」「ケンタッキー」「𠮷野家」「すき家」「松屋」「なか卯」と事欠きません。下のマップで位置関係を確認して下さい。試合開始の1時間前にはテイクアウトを待つ列が出来ていることも少なくありません
 スクロールしてアイコンをタップすると各店舗の詳細が表示されます。

4-3.コインロッカー

 横浜スタジアムにコインロッカーはありません。また、荷物一時預かりサービス等も公式には行っていないため、原則として座席をはみ出すサイズの荷物の持ち込みは出来ません
ℹ️2024年5月現在では、各エントランスまたは外野専用入口で申し出ることで、キャリーバッグを預かってもらうことが出来ます。他の人の迷惑にならない範囲で、球場が便宜を図って下さっているものと考えられます。
 横浜スタジアムは大変混雑し、その中を大きな荷物を持って歩くことは個人的にあまりお勧めしません。また、今後ルールが厳格化され、入場を断られるようになる可能性もあります。
 大きな荷物の持ち込みはやめた方が無難だと思います。しかし、周辺には有料のコインロッカーが点在しています。下にマップではそのいくつかを紹介します。
 スクロールして➊から⓬の緑数字をタップすると詳細が表示されます。

JR関内駅南口改札内コインロッカー

台数:小型65台・中型12台・大型12台
料金:小型400円・中型500円・大型700円
支払方法:交通系ICカードのみ
 一番メジャーな場所でわかりやすいコインロッカーです。そのため人気も高く、すぐに埋まってしまいます。

JR関内駅北口改札内コインロッカー

台数:小型20台・中型10台・大型4台
料金:小型400円・中型500円・大型700円
支払方法:交通系ICカードのみ
 横浜スタジアムと反対側の改札内にあるコインロッカーです。➊と比べると小規模なため、ここも埋まりやすい傾向にあります。

横浜市営地下鉄関内駅改札外4番出口前コインロッカー

台数:小型50台・中型18台・大型9台
料金:小型400円・中型500円・大型700円
支払方法:現金のみ
 ➊や➋と比べると少しだけ穴場感があるコインロッカーです。改札の外にあるため、地下鉄に乗らない人でも利用出来ます。

横浜市営地下鉄改札外2番出口前コインロッカー

台数:小型13台・中型2台・大型2台
料金:小型100円/60分・最大400円/12時間
   中型100円/40分・最大500円/12時間
   大型100円/30分・最大700円/12時間
支払方法:現金、交通系ICカード
 ➌から近いコインロッカーですが、ここは駐車場のような時間制料金となっています。12時間までの最大料金は、駅構内としては相場と変わりません。

マリナード地下街マリナード広場脇(伊勢佐木町入口交差点下)コインロッカー

台数:小型33台・中型2台・大型2台
料金:小型300円・中型500円・大型600円
支払方法:現金、交通系ICカード
 地下鉄関内駅から続く地下街の外れにあります。駅の敷地外のため、少し安めになっている“知る人ぞ知る”コインロッカーです。つまり知っている人は知っているので、早くから埋まってしまう可能性もあります。

関内餃子軒前コインロッカー

台数:小型52台
料金:小型100円/12時間
支払方法:現金のみ
 JR関内駅北口を出て信号を渡った所にあります。根岸線の車窓からも良く見える立地ですが、意外と存在を意識されていないような気がします。時間制料金になっています。

セルテ馬車道側入口前コインロッカー

台数:小型20台・中型3台・大型2台
料金:小型200円・中型300円・大型500円
支払方法:現金のみ
 JR関内駅北口「セルテ」の外、とんかつ「はまや」と「センチュリー21ファーストレート」の並びにあります。茶色い囲いが目印です。数があまり多くない上に人通りも多く、穴場とは言い難いと思います。

セルテ横浜スタジアム側入口前コインロッカー

台数:小型15台・中型3台
料金:小型200円・中型300円
支払方法:現金のみ
 ➐と同じ「セルテ」の外、こちらは青い囲いが目印です。数が少なく、大型も無いため使いにくいかも知れません。

横浜関内ビル前(路地側)コインロッカー

台数:小型20台・中型3台・大型2台
料金:小型200円・中型300円・大型500円
支払方法:現金のみ
 判りにくい路地にひっそりと立っている上に、囲いがビルの壁と同系色の焦げ茶色で目立たないため、初めてだと見逃しがちです。横浜スタジアムから近く、知っている人は知っているため愛用者が多いような気がします。

みなとみらい線日本大通り駅改札外横浜銀行ATM右コインロッカー

台数:小型10台・中型3台
料金:小型400円・中型500円
支払方法:現金のみ
 みなとみらい線の日本大通り駅にあるコインロッカーです。駅の中にある割には数が少ないため、次の⓫と併せて利用すると良いかと思います。

みなとみらい線日本大通り駅改札外4番出口前コインロッカー

台数:小型9台・中型8台・大型8台
料金:小型400円・中型500円・大型700円
支払方法:現金、交通系ICカード
 日本大通り駅で➓を通り過ぎた後、ファミリーマートの前を通って脇を進むとあります。

Dパーキング前コインロッカー

台数:小型5台・中型6台・大型2台
料金:小型300円・中型500円・大型700円
支払方法:現金のみ
 中華街に入った所にあるコインロッカーです。横浜スタジアムからは穴場的な場所にある上に中華街からも外れの方にあるため、台数の少なさだけがネックになりそうです。

 全体を通して、キャリーバッグが入るサイズの大型は少なく、小型が中心です。大きな荷物はホテルに置いてきて、横浜スタジアムに来る前に買ったお土産物や野球観戦には要らない物を預け入れるような使い方が推奨されます。
⚠️観光地全般に言えるのですが、週末や連休中はどこのコインロッカーもすぐに空きが無くなってしまいます。関内駅周辺や横浜スタジアムの周りには、荷物預かり予約サービス「ecbo cloak」が使える場所もありますので、上手に活用したいところです。

4-4.ホテル

 横浜スタジアムは「東横INN」「アパホテル」「ルートイン」「スーパーホテル」「ホテルマイステイズ」「ダイワロイネットホテル」といった客室総数上位のホテルチェーンが徒歩圏内という立地です。
 また、「ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル」「横浜ロイヤルパークホテル」「ホテルニューグランド」といった横浜のベイエリアを代表するようなホテルからもアクセス至便。観光地のまん真ん中にあることが良く解ります。
 徒歩圏内で利用しやすいビジネスホテルをマップにまとめました。
 スクロールしてアイコンをタップすると各ホテルの詳細が表示されます。

ダイワロイネットホテル横浜公園
⚠️改装のため2024年10月まで休業中
下層部は1937年に竣工したストロングビルを復元した建物
この画像の客室はスタンダードルーム(パークビュー)

 またも筆者の個人的な意見ですが、球場から電車で少し行った所のホテルを押さえるのも良い手だと思っています。例えば東海道新幹線での遠征なら新横浜駅近くに泊まれば、大きな荷物を持った移動を少なく抑えられます。
 お好みや旅行スタイルの範囲の話になりますが、参考までに。

4-5.駐車場

🚫横浜スタジアムに駐車場はありません。球場1Fの駐車場は関係者専用で一般利用は出来ません。違法駐車は論外です。
 とは言え、どうしても自家用車で乗り付けたい事情のある方もいると思います。横浜スタジアム周辺にある駐車場の一部を紹介します。このマップに載せたのは比較的大きな駐車場だけで、数台から三十数台程度の小・中規模なコインパーキング等は網羅していません。それらを含めると、横浜スタジアムの周辺には無数に駐車場があります。
 スクロールして➊から⓮の青数字をタップすると詳細が表示されます。

横浜市日本大通り地下駐車場(日本大通り駅直結)
台数:機械式200台
制限:H2200,W1900,L5300,2300kg
営業:24h
料金:平日8-22 200円/20分
   土休特定日8-22 400円/30分
   全日22-8時 100円/60分
支払方法:現金・クレジットカード・交通系ICカード
パーク340
台数:立体自走式340台
制限:H2100,W1800,L5000,2000kg
営業:6-24時 定休日無し
料金:平日250円/30分・最大1500円
   土休日300円/30分・最大2000円
   一泊600円
支払方法:現金
NTTル・パルク山下第1駐車場
台数:立体自走式72台
制限:H2100,W1900,L5000,kg
営業:24h
料金:平日7-20時200円/30分・平日7-20時最大1600円
   土休特定日7-20時300円/30分
   全日20-7時100円/60分・全日20-7時最大300円   
支払方法:現金
横浜貿易ビル駐車場
台数:自走式76台
制限:無し
営業:8-22時 定休日無し
料金:全日200円/20分
支払方法:現金
Dパーキング横浜中華街第1
台数:立体自走式300台
制限:H2100,W2100,L5600,2500kg
営業:24h
料金:平日6-23時300円/30分・平日最大1500円
   土休日6-23時350円/30分・土休日最大2500円
   全日23-6時100円/60分
支払方法:現金
花園橋駐車場
台数:自走式65台
制限:H2700,W1900,L5000,2500kg
営業:24h
料金:全日8-22時200円/30分
   全日22-8時200円/60分
   最大1800円
支払方法:現金・交通系ICカード
GSパークみなと大通り駐車場
台数:立体自走式71台
制限:H2100,W,L,kg
営業:24h
料金:8-24時200円/15分・0-8時200円/60分・12時間最大2000円
支払方法:現金・クレジットカード・交通系ICカード
GSパーク関内パーキング
台数:立体自走式210台
制限:H2100,W1850,L5000,2000kg
営業:24h
料金:全日8-24時200円/15分・0-8時200円/60分・12時間最大2000円
支払方法:現金・クレジットカード・交通系ICカード
常盤町新井ビルパーキング(予約可能)
台数:立体機械式61台
制限:H1550,W1700,L5050,1600kg
営業:8-22時 定休日日曜祝日年末年始
料金:100円/20分・最大当日1800円・宿泊1000円
支払方法:現金
横浜市山下町地下駐車場(元町・中華街駅直結)
台数:機械式95台・自走式98台
制限:機械式H1550,W1850,L5000,2300kg
   自走式H2100,W2000,L5600,2300kg
営業:24h
料金:平日200円/20分
   土休日年始400円/30分
   全日最大2000円/24時間
   B3F機械式のみ平日最大1000円/24時間
支払方法:現金・クレジットカード・交通系ICカード
山下公園駐車場
台数:立体自走式222台
制限:H2100,W2500,L6000,kg
営業:24h
料金:平日260円/30分・最大2080円
   土休日300円/30分
支払方法:現金
横浜市伊勢佐木長者町地下駐車場(伊勢佐木長者町駅直結)
台数:機械式198台・ハイルーフ車68台
制限:H1550(ハイルーフ車2200),W1900,L5200,2300kg
営業:24h
料金:7-19 200円/30分・19-7時 100円/60分・全日最大1000円
支払方法:現金・クレジットカード・交通系ICカード
横浜市馬車道地下駐車場
台数:機械式173台・自走式27台
制限:H2100,W2000,L5600,2300kg
営業:24h
料金:8-20時 300円/30分・20-8時 100円/60分・最大1700円
支払方法:現金・クレジットカード・交通系ICカード
ヨコハマパークビル駐車場
台数:立体機械式・台数不明(96台?)
制限:H1580,W1850,L5050,1600kg
営業:不明・日ごとに変動(一例・7時~22時/23時45分等)?
料金:500円/60分 以降250円/30分・12時間最大1500円
支払方法:現金

 恐らく一番人気は横浜スタジアムから最も近い➊で、試合の日にはほぼほぼ満車になります。球場に近い割に穴場なのは➍ですが、24時間営業ではないためナイトゲーム観戦には向きません。
 ➓⓫⓬⓭は電車で一駅移動した所にある駐車場です。都市型スタジアムであってもいわゆる「パーク&ライド」方式も有効で、特に➓は駅と地下通路で直結していますので非常に便利です
 ⓮についてですが、横浜スタジアムから非常に近く便利に見えるのですが公式サイト等が無く、詳細が出てきませんでした。情報を頂けると助かります。
⚠️一般的にですが、試合日は球場周辺の道路が非常に混みます。また、週末や連休中は駐車料金が比較的高いにも関わらず、コインロッカーと同様すぐに満車になってしまいます。十分注意して下さい。


5.横浜スタジアム球場内は?

5-0.開門時刻

 横浜スタジアムの開門時刻は土休日と平日で違っています。下の表のとおりで、18時開始の試合では平日ではエントランス開門および外野入口開門とスタンド入場開始は16時となります。土休日は、エントランスが開いてからスタンドに入れるまで30分の時差があるのが特徴です。

「Yデッキ通行規制開始」から「エントランス開門」までの1時間は、
横浜スタジアム周辺のYデッキが関係者以外立入禁止となります。

 シーズン開幕戦等、球場運営に特別な準備が要る場合はその日に限って時刻が変更されます。
 入場の列があまりに伸びた場合はエントランス開門が臨時に繰り上げられる場合が稀にあります。また、悪天候時は開門が見合わせになったり、繰り下げられるケースもあります。これらは球団公式のその他のニュースページに掲載されます。

5-1A.エントランス

 横浜スタジアムには外野専用の入口がライトとレフトに各1か所ずつとエントランスが4か所、計6か所の入場口があります。誤解されやすい点ですが、横浜スタジアムでは「ゲート」はコンコースの出入口を指すもので、外部からの出入口ではありません。
 各エントランスおよび外野専用の入口は次の写真のようになっています。

スターサイドエントランス
JR関内駅南口に最も近いため、一番混雑するエントランスです
ベイサイドエントランス
一塁側(ベイサイド)の内野とウィングに近いエントランスながら、
他のエントランスと比べると空いています
ザ・ウィングスターサイドエントランス
スターサイドエントランスに隣接していて、中央の階段を昇った先に手荷物検査とチケットチェックがあります
左側「ザ・ウィングベイサイドエントランス」・右側「外野ライト側入口
みなとみらい線日本大通り駅から最も近いエントランスです
左側は「7ゲート」「8ゲート」と記載されたチケットを含め全てのチケットで利用可能ですが、右側は「8ゲート」と記載されているチケット専用のエントランスとなります
外野レフト側入口
「7ゲート」と記載されたチケット専用の入口で、他と独立しているため比較的空いています
「7ゲート」と記載されたチケットで「外野レフト側入口」以外のエントランスから入場した場合は、この階段を降りてレフト側コンコースに行くことが出来ます

 もう一点、こちらも誤解されやすいのですが、外野専用の入口を除く4か所のエントランスはチケットの種別や塁側に関わらず利用出来ます
 三塁側(スターサイド)のチケットではスターサイドエントランスからしか入れないように思えますが、全くそんなことはありません。一塁側(ベイサイド)のチケットでもザ・ウィングスターサイドエントランスから入れますし、外野レフト側のチケットでベイサイドエントランスを通っても全く問題はないわけです。

○:利用可能 ✕:利用不可
外野の専用入口を除き、どこからでも入れます

 空いているエントランスから入るのが横浜スタジアムでの最大のコツです
 エントランスには各種レーンが設置されていますが、ベイサイドエントランスとスターサイドエントランスにある「シーズンシート専用レーン」以外は非常に流動的というか、形骸化しています。「ベイチケ専用レーン」も「一般レーン」も一体化していて、区別が行われていないのが実態です

5-1B.再入場

 横浜スタジアムでは7回終了時まで一旦退出・再入場が出来ます。入場に使用したチケットを持った上で手の甲へブラックライトインクのスタンプを押す方式です。
 再入場口は各エントランスおよび外野レフト側コンコースの計5か所にあります。レフト側の再入場口は外野レフト側のチケットを持つ人専用ですが、それ以外の4か所はチケットの種別や塁側を問わず利用出来ます
 「ザ・ウィングベイサイドエントランス」の再入場口はエントランスと反対側、少し判りにくい所にありますので注意して下さい。

左側「スターサイドエントランス」の再入場口
右側「ベイサイドエントランス」の再入場口
左側「ザ・ウィングスターサイドエントランス」の再入場口
右側「ザ・ウィングベイサイドエントランス」の再入場口
外野レフト側コンコースの再入場口

5-2.Yデッキとコンコース

 そもそも「Yデッキ」とは「コミュニティボールパーク構想」内で回遊性を高めるために導入されたもので、球場外周の人口台地を横浜スタジアムの場内扱いとするものです。場内扱いとなる床面積が単純に拡大されるため、Yデッキは混雑緩和にもなっています。
 2020年には外野部分にまで延伸したことによって、球場の外を同一レベルで一周出来る構造になりました。
 試合開催日には、平日は試合開始3時間前から、土休日は試合開始3時間30分前から、それぞれ開門時刻まではYデッキは立入禁止となります。
 繰り返しになりますが、Yデッキは場内扱いです。開門後はチケットを持っていれば種別・塁側に関わらず通行出来ます。

※外野の場合はYデッキ~コンコース間にチケットの確認があり、
逆にコンコースからスタンドへはフリーで通行出来ます

 コンコースについても誤解の多いポイントがあります。外野コンコースを除いて、チケットの内野・ウィング・外野の種別や塁側に関わらず、どこでも通行することが出来ます。外野の7ゲートと8ゲートを除いて、ゲートに通行規制やチケットチェックはありません。
 つまり、内野やウィングのコンコースにある売店は全て来場者であれば誰でも利用が出来る、ということになります。外野チケットでは内野やウィングの売店には行けないというのは間違いです。誤解の無いようお願いします。

○:立入および利用可能 ✕:立入不可

 ただし、コンコースからスタンドへ出る「通路」にはチケットチェックがあり、チケット記載の通路を通らなければいけません(外野を除く)。
⚠️横浜スタジアムはゲート(1〜12)も通路(1〜31、51〜56、61〜64)も両方とも数字で表すため、混同しがちになります。注意して下さい。

5-3.ビジターグッズうりば

 横浜スタジアムには常設のグッズショップ「BAY STORE HOME(ベイストアホーム)」と「BAY STORE PARK(ベイストアパーク)」があります。試合開催日、「BAY STORE HOME」は場内扱いとなり、利用するにはチケットが必要です。
 本題のビジターチームのグッズですが、どちらの「BAY STORE」でも発売はありません。ビジターチームのグッズの取扱いは、三塁側(スターサイド)内野コンコース5ゲートを入って左のビジターグッズワゴンと、三塁側(スターサイド)ウィング11ゲート階段下VISITOR STORE(ビジターストア)」、レフト側外野コンコース27通路階段下VISITOR STORE」の3か所となります。27通路階段下の「VISITOR STORE」は外野レフト側のチケットが無いと利用出来ません。
 どれも試合日開門後のみ営業される非常設店舗ですので、利用するにはチケットが必要です。

三塁側(スターサイド)内野コンコース5ゲート入って左のビジターグッズワゴン
内野コンコース内にあるためうりばは狭く、初見で場所を把握するのは難しいかも
三塁側(スターサイド)ウィング11ゲート階段下「VISITOR STORE」
ザ・ウィングスターサイドエントランスの隣にある広めのうりばで、見た目のインパクトもあって判りやすい
レフト側外野コンコース27通路階段下「VISITOR STORE」
外野ビジターなら専らここ ⚠️内野席やウィングのチケットでは利用出来ません

 残念ながら、品揃えはあまり良いとは言えません。実際には大して珍しくもないありきたりのグッズが申し訳程度に並ぶ規模で、利用する価値はほとんど無いでしょう。
 ただし、時として“横浜限定”のオリジナルデザイングッズが発売される場合があります。これはDeNAベイスターズの球団公式ページには掲載されず、SNS等でのこれといった発表もありません。また、対戦相手の公式からも発表はされていないかと思われます。
 2024年シーズン初頭は、タオルやタオルマフラー、アクリルキーホルダー等々が発売されました。

横浜限定発売のビジター球団アクリルキーホルダー 2024年春発売バージョン

 横浜限定グッズは必ずしも取扱いがあるわけではなく、完売したら在庫が補充されることもまず無いのですが、気になる方は上記のうりばを確認してみて下さい。

5-4.球場グルメ

 横浜スタジアム名物は「みかん氷」「シウマイ弁当」なら知ってるよ、という方は多いと思います。
 「ベイスターズエール」「ベイスターズラガー」「青星寮せいせいりょうカレー「ベイスターズドッグ」(2024年6月16日限りで店舗営業は終了)「ベイカラ」「ベイメンチ」「ベイ餃子」「目玉チャーハン」「ベイマグロ」「ベイチキンレッグ」、そして「濱星樓はますたろう」の中華メニュー等々、球団オリジナルフードメニューは枚挙にいとまがありません。

球場内グルメマップ
みかん氷は🔵2・3・4・6・23🔴8・10・15・24🟢29・31🟡34で購入出来ます
🍺ベイスターズエール
このベイスターズエールとベイスターズラガー、ベイスターズホワイトは球団オリジナルのクラフトビール。今でこそ複数の球団がオリジナル醸造ビールを手掛けていますが、ベイスターズエールはそのパイオニアとして2015年に発売されました
DeNAベイスターズ選手寮「青星寮せいせいりょう」で選手がいつでも食べられる🍛青星寮カレー
選手と同じ物を食べられることから高い人気を誇ります
また、横浜市横須賀市学校給食の献立にもなりました
🍳目玉チャーハンはチャーハンに目玉焼きを乗せただけ
もともと横浜スタジアムの関係者専用食堂の名物で、ファンからの強い要望で球場グルメ化されました。一般には出回らないメニューが球場グルメになった珍しいケースです
濱星樓はますたろうは「横浜中華街発展会協同組合」監修
中華街のモノホンのお店は全てこの発展会の会員。要するにお墨付きの本格中華なので「横浜遠征には来たけど中華街では食べられなかった😢」という方は是非どうぞ

⚾選手プロデュースメニュー
 ベイスターズの選手が実際にプロデュースしたフードやドリンクメニューで、期間限定で発売されます。具体的なメニューや発売場所、発売期間は球団公式サイトのフードニュースページに掲載されます。気になる方はチェックしてみて下さい。

牧選手プロデュースの「ホームランドーン(丼)」と
石田投手プロデュース「ジンジャーパインドリンク

📲モバイルオーダー「HaMaMo!」
 残念ながら、横浜スタジアムの飲食売店はどこも非常に混雑します。試合開始1時間前くらいから売り切れるまで、ほぼほぼ常時行列が出来ています。
 この混雑緩和を目的として、2023年よりモバイルオーダー「HaMaMo!」が導入されました。
⚠️ただし、ベルーナドームのようなデリバリーサービスではありませんので注意して下さい。

HaMaMo!の決済はクレジットカードとau PAY

 HaMaMo!は専用サイトから注文と決済を行った後に、「B Original Food Base」でピックアップするというステップになります。
 筆者の体感的な待ち時間ですが、ほぼゼロです。注文出来るメニューが予め決まっていて、選手プロデュースメニューはその対象外だったり、ドリンクメニューがオリジナル醸造ビール3種類とペットボトル3種類しか無かったり、結局はB Original Food Baseまで遠路遥々出向かないといけなかったりと、痒い所に手が届かない残念さも確かにあります。

2024年現在、HaMaMo!で取り扱っているドリンクメニューはこれだけ

 しかし、行列に並ぶストレスから解放されるメリットは大きいはず。上手に活用して下さい。

🚚キッチンカー
 2022年シーズンから、サッカーJ1リーグ横浜Fマリノスの試合に出店する「CDA」のキッチンカーを中心に、横浜スタジアムのコンコース内や球場外周にキッチンカーが日替わり出店するようになりました。
 スケジュールは球団公式サイトのフードニュースページに掲載されます。
 キッチンカーは球団オリジナルフードメニューとは全く毛色が違い、しかも列に並ぶ時間は比較的短めです。混雑回避の点からも非常にお勧めです。
 何が食べられるかはその日ごとに違いますが、固定のファンを持つキッチンカーも度々来ますので、是非チェックしてみて下さい。

横浜スタジアムに日替わり出店するキッチンカーの例
宗谷岬間宮堂」 は炙りホタテ丼のキッチンカー。うっかり優勝してしまいます
横浜スタジアムに日替わり出店するキッチンカーの例
注文後に車内の窯で焼き上げる超本格派の「pizza van」。野球場のピザの次元を軽く超えています
横浜スタジアムに日替わり出店するキッチンカーの例
おどるめんAKIRA」は二郎系まぜそばのキッチンカーで、極太麺とブタとヤサイとアブラ、そしてニンニクというガッツリ感。パンチ力の中に繊細な旨味を楽しめます

5-5.雨天時

 阪神甲子園球場の銀傘下や明治神宮野球場のバックネット裏パノラマルーフ等、他の屋外球場ではスタンドの一部が屋根にかかっていて、雨でも濡れずに観戦出来る座席が存在するケースがあります。

🌧横浜スタジアムでは、個室観覧席とベイディスカバリーBOXシートの一部を除き、屋根のある座席は存在しません。雨具を着るしかないのが実情です。
 ビジター席でも着られる白色無地のレインコートも一部売店で売っていますが、数に限りがあります。レインコートと鞄を入れる大きなビニール袋の用意を忘れないで下さい。
 また、スタンド内で傘をさす行為は日傘を含めて禁止となっています。他の人の視界を遮る迷惑行為になるばかりか、横浜スタジアムの狭いスタンドでは周りの人に当たったり目に刺さったりする危険があります。
 悪天候時や日陰に入りたい場合はコンコース内に避難して下さい。ウィングの場合はスタンドより1フロア下の3Fコンコース、外野の場合はYデッキの軒下も利用出来ます。

5-6.喫煙所

🚭横浜スタジアム内はYデッキを含めて全面禁煙です。喫煙所は球場の外に出ないとありません。
 試合開催日に限り、球場外横浜公園内に特設の喫煙テントが設置されます。場所は①ベイサイドエントランススロープ下・彼我庭園前、②外野レフト側入口向かい・ハマスタ入口交差点前、③ザ・ウィングスターサイドエントランス向かい側の3か所となります。また、紙巻き煙草・電子煙草いずれも吸うことが出来ます。

①ベイサイドエントランススロープ下・彼我庭園前喫煙テント
②外野レフト側入口向かい・ハマスタ入口交差点前喫煙テント
③ザ・ウィングスターサイドエントランス向かい側喫煙テント

 前述しましたが、横浜スタジアムでは7回終了まで再入場が出来ますので、一時的に球場を出て煙草を吸うことになります。なお、再入場の取扱いが終了した時点でこの喫煙テントは撤去されます。8回以降は煙草を吸うことが出来なくなりますのでご注意を。


6.おわりに

 長文乱文へのお付き合いありがとうございました。
 横浜スタジアムは1978年に開場した球場で、内野・外野とも座席は非常に窮屈で、雨が降ったらおしまいです。さらに、キャパシティ34073人のところ1試合平均の来場者数は32000人以上と、座席稼働率が90%を超えているため、エントランスやコンコース内の売店の混雑が慢性的に続いています。
 横浜スタジアムは後年になって出来た球場と比べて、お世辞にも快適な観戦環境とは言えません。筆者がエスコンフィールドHOKKAIDOに行った時、あの座席が心の底から羨ましく思いました。そんな中でも、遠征で来られている方が横浜スタジアムを少しでも楽しんで頂ければと思い、当記事を書かせて頂きました。
 ビジター遠征のスタイルは十人十色、百人百色です。「お前に言われんでも」な内容だと思いますが、初めて横浜スタジアムに遠征される方にとって何かの一助になれば幸いです。
 また、情報が古かったり、間違っていたりする可能性があります。記事を訂正・更新しますので、情報をお寄せ頂けると幸いです。

更新履歴
2024年5月23日 パイロット版公開
2024年5月24日 コインロッカーの項に追記
2024年5月25日 写真を追加・細部表現変更
2024年5月27日 写真を追加
2024年5月31日 写真を追加
2024年6月2日 画像を修正・一部文章を変更
2024年6月5日 写真・一部内容を追加
2024年6月7日 一部内容を修正
2024年6月10日 写真を追加
2024年6月28日 ベイスターズドッグ店舗終了に伴う差替
2024年7月9日 みかん氷発売箇所へのリンク追加
2024年7月12日 開門時刻・座席間隔等の内容を追加
🆕2024年7月19日 アクセス図を訂正