見出し画像

横浜DeNAベイスターズ☆2025年春季キャンプを観に行こう~奄美大島編

球春到来 あけましておめでとうございます。
 かねてより2025年春季キャンプの概要参加選手コーチの振り分けが公式発表され、キャンプインとなりました。A班は例年通り沖縄県・ユニオンですからスタジアム宜野湾での実施です。一方、B班は沖縄県・嘉手納かでな野球場での実施の予定でしたが、一昨年・昨年に引き続き3年連続で「奄美大島・奄美川商球場(名瀬なぜ運動公園市民球場)での実施」となっています。
 2022年の12月に奄美でのキャンプ実施が発表された際には、「何で奄美大島なんかでやるの🤬」「嘉手納はどうしたんだよ😤😤」「宜野湾と嘉手納は近くて良かったのに😵😵」「奄美なんて行けない😩😩😩」といった声が散見されました。
 球団公式サイトにも2025年春季キャンプの特設ページが開きましたが、残念ながら「アクセス」欄には奄美川商球場への交通機関の記載がありません。また、過去に球団公式で奄美への見学ツアーが開催された実績も無く、団体旅行で奄美キャンプを、というのは現実的ではありません。

 当記事ではキャンプ地の「奄美川商球場」へのレンタカー無しでのアクセス等を中心にまとめましたので、お役立て頂ければと思います。また、2024年12月現在の情報を元にしています。古い情報がありましたら随時加筆修正をしていきますので、お知らせ頂ければ幸いです。
 宜野湾キャンプについてはこちらの記事をご覧下さい。

⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️
各種交通機関の情報も掲載していますが、誤りがあった場合でもその責は負いかねます。悪しからずご了承下さい。
⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️

 以前はTwitterのモーメントを使用してまとめを作っていましたが、モーメント作成機能が廃止されてしまったため、今回はnoteを使用しております。



0.嘉手納野球場で実施する予定だった

 そもそも奄美大島は2019年までの秋季キャンプ地で、ベイスターズの春季キャンプは1軍はユニオンですからスタジアム宜野湾(宜野湾市立野球場)、ファームは嘉手納野球場を使っていました。
 今回、春季キャンプの日程がリリースされた段階で、3年連続でA班は宜野湾で、B班は奄美で、それぞれ実施する旨が公式発表された格好になっています。

嘉手納"名物"の野球場に通じる連絡通路

0-1.なぜ嘉手納ではないの?

 結論から先に言いますと、「老朽化した嘉手納の建て替え工事が計画より遅れているため、その間は奄美大島を使う」ということになります。

建て替え工事が始まる直前の嘉手納野球場 2022年の春季キャンプで見納めに

0-1-1.野球場の老朽化が著しかった
スコアボードの時計が動いていなかったり、カウント表示器のガラスが割れたままだったり、フェンスが錆びついていたりと、客席から見える所だけでも至る所がボロボロになっているのが良くわかる状態でした。これで、選手が使用する球場内部が綺麗で快適だったとは到底思えません。

嘉手納野球場のメインスコアボードはパネル式 随所に傷みが目立っていました
牧歌的な雰囲気で、それはそれで良かったという意見もありますが…

0-1-2.グラウンドも狭かった
中堅こそ120メートルですが、両翼は91.5メートルとなっていました。

レフト側ポール際の「91.5M」の文字も汚れで消えかかっています

0-1-3.嘉手納の建て替え工事が遅れ
そんな中、2021年12月26日付けで日刊スポーツからこんなニュース〔2022.12.24.閲覧〕が出ました。当ニュースによると「総工費30億円以上をかけて全面人工芝、LED照明、高い防球ネットを備えた球場として建て替えられ、2024年12月完成予定」とあります。

ところが2024年の春季キャンプ期間中、スポーツニッポンから嘉手納野球場に関するニュースが〔2024.12.24.閲覧〕報じられ、「沖縄特有の巨大台風などの影響」があったとされています。工期が2025年3月までに伸びたとの情報もあります。結果的に、2025年の春季キャンプには間に合わず、3年連続で奄美での開催となりました。

0-1-4.ネーミングライツ導入?
ベイスターズA班が使用する宜野湾市立野球場も2018年から2022年まで「アトムホームスタジアム宜野湾」、2023年以降は「ユニオンですからスタジアム宜野湾」、また、今回の名瀬運動公園市民球場も2023年以降は「奄美川商球場」と呼称されるようになりました。この流れは他球団が使用する球場についても同様で、ドラゴンズの一軍が使用する北谷公園野球場は2025年2月まで「Agreスタジアム北谷」、ファイターズのファームが使用するくにがみ球場は2026年3月まで「かいぎんスタジアム国頭」となっています。

ネーミングライツ導入が今の潮流 “奄美川商球場”の呼称は2028年3月まで

0-1-5.嘉手納野球場の現在は?
Googleマップのストリートビューを確認すると、2024年5月の段階で球場本体の建設が進められていることが判ります。

0-2.A班B班って何?

 ベイスターズ春季キャンプ概要の発表に当たっては、「A班B班って何?1軍ファームでいいじゃん😅」という声も一部からありました。ベイスターズの春季キャンプではこれまで「1軍」「ファーム」と呼んできたので、確かにあまり馴染みの無い言葉ではあります。
 2022年までは、春季キャンプ中の1軍昇格・ファーム降格がしばしば行われ、その度に当該選手は宿舎と練習場所を移るといった状況になっていました。しかし、現状では沖縄と奄美大島で物理的に離れているため、たとえ負傷であっても異動による移動を頻繁に行うことが難しくなります。
 そこで、「A班B班」と呼ぶのは「1軍キャンプなのに終日トレーナー指示のリハビリ組がいる」などといった矛盾を解消する手立てだったのかな、という筆者個人の憶測・感想です。

※ライオンズが2024年まで「A班B班」という呼び方をしていて、ベイスターズもこれに倣ったものと思われます(2025年より「一軍二軍三軍」に変更)。
また、バファローズは「A組B組」と呼んでいますが、実施場所は同一敷地内の球場となっています。


1.奄美大島へはどうやって行けばいいの?

 ここからが当記事の本題です。まずは奄美へのアクセスについて。
 奄美大島へは飛行機が飛んでいます。フェリーもありますが飛行機の方が一般的だと思います。

天気が良ければ奄美大島を眺めながら空港に進入します

1-1.飛行機

 関東からの直行便としては羽田空港から日本航空成田空港からPeach、関西からの直行便としては伊丹空港から日本航空関西空港からPeachが、それぞれ就航しています。

羽田~奄美間は日本航空が就航
毎日運航ではないものの成田~奄美間はPeachが就航
PeachはLCCなので、搭乗手続き締切時間や機内持ち込み手荷物等には注意が必要です


 奄美空港にANAは就航していませんが、2022年10月より一部の日本航空便とのコードシェアが始まりました。ANA便名で日本航空の便を予約出来ます。⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️
航空ダイヤについては季節変動がある上、昨今の情勢による減便や変更等が行われる場合があります。必ず各航空会社のwebサイトでご確認下さい。
⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️

1-1-1.直行便
羽田と伊丹はいずれも1日1往復です。成田は週に5往復、関空は週に3往復で、Peachは週末を中心とした運航で、毎日運航ではありません。

便数こそ限られますがやはり直行便は便利です

1-1-2.乗り継ぎ便
日本航空便同士またはスカイマーク便同士で、羽田から鹿児島乗り継ぎで奄美に行くことも出来ます。鹿児島空港~奄美空港間はスカイマークが1日2往復、日本航空が7往復です。

日本航空の鹿児島発奄美行き 写真の便はJ-AIR機材を使用しています
スカイマークで乗り継ぐ時は搭乗券にその旨が記載されます

LCCのPeachは搭乗手続きの締切時刻がかなり早めになっています。機材から係員から、やり繰りがシビアである(=効率化されている)からこそ、安価な運賃を設定出来るのです。Peachを利用する場合は、時間に余裕を持って行動する必要があります。

手続き締切時刻を過ぎると搭乗出来ません
レンタカー移動であっても道が混むことを計算して

1-2.フェリー

 鹿児島から奄美へのフェリーが出ています。また、沖縄から奄美へのフェリーもあります。
 飛行機の所要時間は羽田・成田~奄美間で2~3時間程度ですが、鹿児島~奄美間のフェリーは夜に出港して翌朝に入港するダイヤになっていて、11時間を要します。自動車を航送する手段としては有効ですが、冬場は海が荒れやすく欠航することも珍しくありません(現に筆者は予約していた便が欠航になったことがあります)。
 奄美キャンプを観に行く他にも「船旅を楽しみたい」という目的でなければ、フェリーで行くのはあまり一般的ではないかなと思います。

フェリーでの旅も楽しいですが、キャンプ遠征では所要時間が第一のネック

1-2-1.“鹿児島航路”
鹿児島奄美大島~徳之島~沖永良部島~与論島~沖縄間を「マルエーフェリー」と「マリックスライン」の2社による交互運航で、合わせて毎日1往復の運航です。「フェリーあけぼの」「フェリー波之上」「クイーンコーラルプラス」「クイーンコーラルクロス」の4隻が交互に運航されています。
下り便は鹿児島新港を夕方に出港して翌日早朝に奄美大島の名瀬新港へ入港するダイヤ、上り便は奄美大島を夜に出港して翌朝に鹿児島へ入港するダイヤとなっています。

鹿児島新港の奄美・沖縄フェリーターミナル
同じ航路を「マルエーフェリー」と「マリックスライン」の2社で交互に運航しています
マルエーフェリーの「フェリーあけぼの」 全長145メートル・8,083トン・旅客定員678名
マリックスラインの「クイーンコーラルプラス」 全長143メートル・5,910トン・旅客定員604名
“鹿児島航路”は生活物資運搬の側面も強く、大量のコンテナが積み込まれます

1-2-2.“鹿児島~喜界~知名航路”
マルエー奄美海運」による航路で、鹿児島~喜界島~奄美大島~徳之島~沖永良部島間の運航です。「フェリーあまみ」「フェリーきかい」が交互に運航され、1日1往復となっていますが、「フェリーきかい」は一部の港に寄港しないダイヤとなっています。
途中、喜界島を経由するのに加えて船舶そのものが小さい分、上の“鹿児島航路”より所要時間が長くなっています。

奄美海運の「フェリーあまみ」 全長112メートル・2,942トン・旅客定員243名
“鹿児島航路”よりもふた回り小さな船舶で運航します

1-2-3.「フェリーとしま2
鹿児島県十島村が運航する航路で、鹿児島本港南埠頭~トカラ列島7島経由~奄美大島名瀬港佐大熊岸壁間を週に2回運航されてます。鹿児島~奄美間の所要は16時間20分となっています。
トカラ列島へ向かう人のための便ですので、ここで敢えて「フェリーとしま2」を選択する手は無いと思います。

あくまで筆者個人の感想ですが、鹿児島~奄美間の移動かつ夜に出発して翌朝に到着したいのであれば1-2-1の“鹿児島航路”が何とか使えるかも、といった所でしょうか…。
参考までに、以前筆者が“鹿児島航路”の鹿児島から奄美まで「クイーンコーラルプラス」に乗った時のポストの一部をposfie(旧min.t)にまとめました。この時はキャンプ見学目当てではなかった点をご了承頂いた上で、船旅の様子が何となく伝われば嬉しいですが、そうならなくてもいいです😅

1-3.沖縄~奄美大島間の移動手段

 A班のキャンプはこれまで通り沖縄の宜野湾で行われるため、沖縄から奄美へ移動したいという方もいると思います。沖縄から奄美への移動手段も飛行機もしくはフェリーの2択となりますが、やはり実用的・現実的なのは飛行機だと思います。
 ⚠️沖縄と奄美大島の間にアクアラインのような道路はありませんので念のため⚠️

1-3-1.飛行機(直行便)
2022年夏までは同じJALグループの琉球エアーコミューターによる1日1往復の運航でしたが、現在は那覇空港発奄美空港行きの日本航空が1日1本片道路線として出ています。奄美発那覇行きの直行便はありません。

那覇空港のJALグループ出発案内板 奄美大島行きの表示が見える
写真のような日本エアコミューター機材を使用する便はANAからも予約可能

1-3-2.飛行機(乗り継ぎ便)
奄美空港から那覇空港へ移動する場合、上記のように直行便がありません。奄美~与論~那覇という乗り継ぎでの移動となります。奄美から与論へは日本航空による1日1本の片道路線です。与論から那覇へは日本航空が片道1本と琉球エアーコミューター1往復となっています。

与論空港はごく小規模ながら奄美〜那覇間の乗り継ぎ拠点 ※2021年撮影
与論空港発着の日本航空便
与論空港にボーディングブリッジは無く、徒歩とスロープによる搭乗となります

上記両方向とも1日1便ずつとなるため、利用したい時間帯によっては鹿児島空港や福岡空港での乗り継ぎとなる場合が起こり得ます。基本的には運賃が跳ね上がりますが、鹿児島~奄美間の本数の多さはメリットになるかと思われます。

鹿児島空港の出発案内板 奄美大島行きの表示が3便見える

1-3-3.フェリー
1-2で紹介した“鹿児島航路”となります。上り便は沖縄・那覇港を7時00分に出港して20時30分に奄美大島・名瀬新港に入港します。反対の下り便は名瀬新港を5時50分に出港して那覇港に19時00分に入港するダイヤです。

“鹿児島航路”が発着する那覇港ターミナルはゆいレール旭橋駅から徒歩で10分強
マルエーフェリーの「フェリー波之上」 全長145メートル・8,072トン・旅客定員707名

「キャンプ中にA班とB班で異動する場合はフェリーで移動するのか🤔」という声もあるようですが、移動手段として丸一日を費やすフェリーはかなり厳しいことがわかります
蛇足ながら、沖縄・本部から奄美まで「フェリーあけぼの」に乗った時のポストの一部をposfie(旧min.t)にまとめました。この時もキャンプ目的ではなく、しかも那覇港ではなく本部港からの乗船となっていますが、ゆったりとした船旅の空気感からキャンプ時の移動手段としてはアレだよなと思って頂けると嬉しいですが、別にそれはいいです😅😅


2.奄美空港に着いてもクルマが無いと動けないでしょ?

 「免許持ってないからレンタカー使えないんだけど💢」という方もいるかと思います。
 ご安心下さい。奄美大島には全島に渡って路線バスしまバスが走っています。1日に2~3本しか運行が無いような地域や10人乗りの”ジャンボタクシー”による運行、事前に電話予約が必要なデマンド運行の路線も勿論ありますが、奄美市名瀬の中心部を拠点に行動するのであればさほど不便は無いかと思われます。

奄美大島全島を走る路線バスの「しまバス」 離島で運行するバスとしては破格の本数

しまバス公式webサイトはこちらです。

 ホテルは島内各地にありますが、レンタカーを前提としないのであれば名瀬中心部のホテルを押さえると良いでしょう。

かつて秋季キャンプでベイスターズ選手宿舎だった名瀬港町の「奄美サンプラザホテル」
2022年12月には「ホテルサンデイズ奄美」と改めて名瀬矢之脇町に移転しました
ちなみに最寄りバス停は「矢の脇町」

2-1.奄美空港に着いたら

 奄美空港から奄美市名瀬の中心部に移動するには次の行先のいずれかのバスに乗って下さい。合わせて1時間に2本程度の運行本数です。

  • こしゅく第1公園」行き

  • 平田町奥又」行き(赤木名あかきな外金久そとがねく始発)

  • 平田町奥又」行き(赤木名外金久経由)

「奄美空港」バス停 「平田町奥又」行きは奄美市名瀬の中心部へ向かう便です

 名瀬中心部に向かう時に注意が必要なのは赤木名外金久行きですこれに乗らないように注意して下さい。「赤木名外金久行きは名瀬中心部から奄美空港を経由して赤木名外金久に向かう便」となります。名瀬中心部から空港に到着した便ですので、名瀬中心部には行きません

奄美空港において行先が「赤木名外金久」となっているバスは名瀬中心部には行きません

 詳しくはしまバスサイトを参照して下さい。

2-2.キャンプ地に向かうバス

 「キャンプ地の奄美川商球場に行く都合のいいバスなんてあるの?😩」という方へ。
 ご安心下さい。もの凄く都合のいいバスが走っています
 「こしゅく第1公園行きに乗れば、奄美川商球場に行くことが出来ます。球場の最寄りバス停は浜里町」です。
 1日にごく僅かしか走っていない「虹の丘行きに乗れたら、それは非常にラッキーです。この場合はキャンプ地の目の前にある「名瀬運動公園陸上競技場前」バス停で降りましょう。

「こしゅく第1公園」行きのしまバス

 「どこ行きのバスに乗ればいいかはわかったけど、どのバス停から乗ればいいの?😫」という方へ。
 名瀬中心部はいくつか運行系統があり、全部を把握するのは正直難しいです。ただ、「末広通りバス停から浜里町バス停の間は一本道の経路になっていますので、この区間で「こしゅく第1公園」か「虹の丘」行きを利用すればほぼ間違いは無いと思います。

キャンプ地へ向かう時は「こしゅく第1公園行き、もしくは「虹の丘行きに乗って下さい
奄美川商球場最寄りの「浜里町」バス停
写真のベイスターズラッピング車は2024年に除籍されました

2-3.キャンプ地から帰って来るバス

 「キャンプ地から名瀬中心部に帰るバスは?😣」という方へ。
  往路で下車したバス停は「浜里町」でしたが、復路ではキャンプ地の奄美川商球場により近い「浜里入口バス停があります。見た目は完全に民家の玄関先ですが正規のバス停です。
 復路では「平田町奥又行き、「せとうち海の駅行き、「大熊行き浦上奥万田行き、「奄美空港行きのいずれかに乗れば名瀬の中心部を通ります。
 ⚠️2025年シーズンからの注意点として、「浜里入口」バス停には1日に8本ほど"里・根瀬部ねせぶ循環線"と呼ばれる「こしゅく第1公園行きのジャンボタクシーが来るようになりましたので、これには乗らないで下さい。名瀬中心部には行かず、この周辺を8の字運転する便です。

「浜里入口」バス停 帰路ではこちらが最寄りとなる
名瀬中心部へ向かう「大熊」行き

 「矢の脇町バス停より先は6つに枝分かれしていて、非常に複雑で判りにくいです。
 「奄美空港行きは特殊な走行ルートを取るので、それ以外の「平田町奥又」「せとうち海の駅」「大熊行きは浜里入口バス停から入舟町バス停まで一本道とざっくり把握出来れば十分かなと思われます。

奄美空港行きの便は名瀬中心部を時計回りに周回して走るので注意して下さい

 奄美川商球場と「浜里町」バス停、「浜里入口」バス停の位置関係については上記マップを参照して下さい。
 マップ中灰色で表示されているバス停「こしゅく第1公園」を起点に運行しているジャンボタクシー“虹の丘線”を主とする停留所です。便利そうに見えますが、基本的には無視して下さい。名瀬中心部に行くバスは平日昼前に1本だけしか来ません。ですので「浜里入口バス停から乗る方が間違いが無いと思います。

キャンプ地周辺はジャンボタクシーによる路線バスが走っています
⚠️名瀬総合体育館の前にあるこれは廃バス停です⚠️

2-4.奄美空港に戻るには

 「奄美空港行きのバスに乗るのはわかるけど、どこのバス停から乗ればいいの?😖」という方へ。
 奄美空港へは次の行先のいずれかのバスに乗って下さい

  • 奄美空港」行き(こしゅく第1公園始発)

  • 奄美空港経由赤木名外金久」行き(平田町奥又始発)

  • 「赤木名外金久経由奄美空港」行き(平田町奥又始発)(平日朝2本のみ・土休日朝夜各1本のみ)

  • 奄美空港経由佐仁」行き(平田町奥又始発)(平日夜2本のみ・土休日夜1本のみ)

 これらの便が全てが停車するバス停は名瀬郵便局前」「奄美市役所前」「末広通りの3か所です。いずれも市街地線や他の郊外線が多数発着するバス停ですが、行先さえ確認すれば、乗り間違いはほぼ無いと思います。
 ⚠️2025年シーズンからの注意点として、港町待合所前バス停から奄美空港に行くバスは平日は早朝と夜の一部のみとなり、日中はルートから外れています昨年・一昨年とは運行ダイヤが大きく変わっていますので、過去に奄美に来られたことがある方はくれぐれも注意して下さい
 その他のバス停はそれぞれの運行系統を参照して下さい。奄美空港を出る便と同様、合わせて1時間に2本程度の運行本数です。

「奄美空港経由赤木名外金久」行き

 こちらも詳しくはしまバスサイトを参照して下さい。

2-5.しまバスのすすめ

 「レンタカーのが方が便利でいいじゃん🤣」というご意見はその通りですが、しまバスを利用することによるメリットも当然あります。
免許が要らない
 そもそも当然の話ですが、しまバスに乗れば免許の無い方や運転に自信が無い方でも奄美大島を安心して移動が出来ます。
燃料代がかからない
 これも当然として、「奄美空港」バス停からキャンプ地最寄りの「浜里町」バス停までの運賃は大人片道1,270円、名瀬中心部から「浜里町」バス停までは同200円です。もちろん複数人の場合だと話が変わりますが、一人でキャンプを観に行く方にとってはレンタカーより安くなる可能性が高いと考えられます。
酒を飲んだ後でも移動出来る
 前の日の夜、ついつい屋仁川通りで遅くまで深酒をしてしまって酔いが抜けきらない、などという事態が想定されるかと思います。たとえ一晩寝た後で酔っていなくても、基準値を超えた酒気帯びでの運転は許されない犯罪です。

この時刻表では20時01分発を除き、全てキャンプ地へ向かう便
想像以上に便利です

2-6.しまバス乗車時の注意点

 「なんだよ、やっぱり注意点あるんじゃん😱😱😱」とおっしゃるのもご尤もです。注意する点はあります。

2-5-1.支払いは現金のみ
しまバスではSuicaやPASMOICOCA等の交通系ICカードは使用出来ません。現金のみとなります。乗る時に整理券を取り降りる時に運賃を支払う後払い制です。
釣銭が出ませんので、運賃箱に現金を入れる前に両替機で両替をする必要があります。両替出来る紙幣は千円札のみです。
旧態依然とした支払い方法ですが、離島のバス会社の経営は非常に厳しく、新たな機器類の導入が難しい状況です。

しまバスの運賃は現金払いのみで交通系ICカードは使えません

ちなみにですが、しまバスでは「路線バス乗り放題券」(紙券版/バスもり!アプリ版)も発売されています。詳しくは下記リンクからどうぞ。

2-5-2.定時制に難あり
鉄道ではありませんので時刻表通りに来ないことが多々あります。定刻より少し早めにバス停に着いて待つようにするのをお勧めします。
遅れることも最初から計算に入れておいて下さい。このことで運転手さんにブチ切れるとかされても他の乗客の迷惑以外の何物でもないです。
帰路、奄美空港に向かう時は「アクセスの定時性に難がある」ことを常に頭に入れておく必要があります。しまバスでもレンタカーでも渋滞に巻き込まれるとアウトなのは同じです。前の内容と重複しますが、Peachを利用する場合は特に注意して下さい。
ついでに申し上げますと、奄美大島には高速道路はありません

くどいですが、Peachの搭乗手続き締切時刻にはにはくれぐれもご注意下さい

2-5-3.その他
その他の注意として、バスの車両が大型から小型まで多くの種類が走っていて、しかも塗装は一定していません。様々なラッピングバスが走っています。バスの形や塗装は全く参考になりません。また「前乗り前降り」の車両と「後ろ乗り前降り」の車両が混在しています。

前乗り前降り・"日産シビリアン"はしまバスでは最もポピュラーな車両の一種
前乗り前降り・"三菱ふそうエアロエース"ハイデッカー車の「奄美空港経由赤木名外金久」行き
後ろ乗り前降り・"日野レインボー7W"によるベイスターズのラッピング車
残念ながら2024年に除籍され、もう見ることは出来ません

2-5-4.困った時は
目的地へ行くかどうか判断がつきかねる時は運転手さんに聞いて下さい。しまバスの運転手さんは総じて親切です。


3.奄美川商球場ってどんな場所?

 ここからはキャンプ地の様子について、写真を中心に紹介したいと思います。雰囲気が少しでも伝われば幸いです。

奄美川商球場がある「名瀬運動公園」の入口 ※2024年撮影

3-1.メイン球場(奄美川商球場)

奄美川商球場 練習時のメインのグラウンドとなります ※2024年撮影
メイン球場での守備練習 ※2024年撮影
フリー打撃中の実践形式での走塁練習もここで行われます ※2024年撮影
メインスタンドはバックネット裏のみ屋根付きでセパレート式でそれ以外はベンチシート
ネット裏中央には関係者専用エリア有り ※2024年撮影
メインスタンドからはこのような眺め ※2024年撮影
一塁側・三塁側スタンドエリアに座席は無く、小規模な地方球場に良く見られる形態
春季キャンプでは関係者以外立入禁止となっていました ※2023年撮影
メインスコアボードは磁気反転式で、こういった表示を出すことも可能 ※2024年撮影

3-2.サブグラウンド

サブグラウンドの外観 ※2024年撮影
メイン球場から少し離れているため選手やコーチは自転車で移動します ※2023年撮影
サブグラウンドはフェンス越しに見学する形になります ※2023年撮影
客席等はありませんがグラウンドレベルで観られます ※2023年撮影

3-3.陸上競技場

運動公園敷地内にある陸上競技場全景 ※2020年撮影
練習メニューによってはこちらを使用します ※2017年撮影
この日は体幹トレーニングが行われていました ※2019年撮影

3-4.クロスカントリーコース

運動公園の外周に設置されている1キロないし2キロのクロスカントリーコース ※2024年撮影
ベイスターズのキャンプ以外でも利用されています ※2024年撮影
選手のランニングやクールダウンに使われる場合もあります ※2024年撮影

3-5.ブルペン(奄美川商ブルペン)

ブルペンの外観 手前の柵は駐輪場 ※2024年撮影
サブグラウンド同様に選手・コーチは自転車移動となります ※2024年撮影
ブルペンは最大で7人まで使用可能で、比較的大規模な設備です ※2024年撮影

3-6.ミニサブグラウンド

ブルペンに隣接しているミニサブグラウンド ※2024年撮影
投手陣のノックや捕手のブロッキング等の練習で使用されることが多いようです ※2024年撮影

3-7.室内練習場

室内練習場の外観 ※2024年撮影
見学は開放されているドアの外からネット越しに ※2024年撮影
屋外が使えない悪天候時かつ来場者が少なかった日は室内練習場の2階部分が開放されて
見下ろす形で見学させて貰えたこともあったようです ※2024年撮影

3-8.「Meet☆Greeting Zone」

 ベイスターズでは、2023年の宜野湾キャンプにおいて初導入されたオフィシャル出待ちゾーンで、奄美キャンプでも設置されています。場所はメイン球場と室内練習場の間、柵で囲われたゾーン内となります。声掛けや選手の支障にならない範囲内でのコミュニケーションが可能ですが、状況によっては選手が応じられない場合も多分にあるので、その辺りはこちらも承知した上で、ということになっています。
 また、公式で設置された出待ちゾーンとは言え、節度・マナーを守った行動は必要です。球団の方から選手への迷惑行為になったり安全を確保出来なかったりという判断があれば、こういったファンサービスが取り止めになることは想像に難くないはずです。
 切ったら血が出ます。自分の行動が何を引き起こすかの想像力が必要だと考えます。

※2024年撮影
🚫シート貼りや荷物等を置いての場所取り行為は禁止です ※2024年撮影

3-9.グッズショップ「まち色SHOP」

 2024年の春季キャンプでは、グッズショップは設置されませんでした。奄美キャンプにおいてベイスターズグッズを買うことは出来ません。また、奄美限定グッズの販売もありません。

2023年「まち色SHOP」だったプレハブはメディア受付所になっていました ※2024年撮影
残念ながら2024年のキャンプでグッズ販売はありませんでした ※2023年撮影
※2023年撮影

3-10.三儀山さんぎやま

※名瀬の地元の方は運動公園一帯を「三儀山」と呼ぶことが多いようです。

メイン球場裏手に流れている三儀山川
かつて、チームスタッフだった入来祐作コーチが鰻を獲っていた川です
澄みきった流れです

3-11.キャンプガイド

 「マチイロマガジン」より公式の奄美キャンプガイドが無料で発行されています。キャンプ地をはじめ、島内の各所で配布されている他、オンラインで電子版を見る事が出来ます。マップの他、選手名鑑も載っていますので一読の要ありです。2025年版は下記リンクからどうぞ。

3-12.球場周辺の飲食事情

 最寄りのコンビニは「ファミリーマート・名瀬朝仁店」となります。もっと近くにはスーパー「タイヨー朝仁店」があり、こちらはローカル色が強くて個人的には好みだったりもします。
 食事処で言えば、レストランの「白南風しらはえ」(月・火定休日)や「ピッコラフォレスタ」(ランチは火~金平日のみ)、二郎インスパイアのラーメン「きんぐすとん(月・火定休日)があります。

それぞれの施設の位置関係は下のマップで確認してみて下さい。

 状況に応じてですが、食事のために一時的に奄美川商球場を離脱して名瀬中心部へ戻るのもありだと思います


4.そもそも奄美大島はどこにあるの?

 鹿児島と沖縄のほぼ中間に位置する島です。周囲の島々と共に「奄美群島」を形成していますが、その中でも最大の面積と人口を持ちます。
 誤解されがちですが、奄美大島は沖縄県ではなく鹿児島県です沖縄の離島の1つではありません


4-1.奄美大島ってどんな所?

4-1-1.海が綺麗です

島北東部のあやまる岬
島北西部の赤木名海岸
大浜海浜公園 名瀬運動公園から4キロほどの場所で、夏場は島有数の海水浴場に
大島海峡の海底はサンゴ礁が 水中観光船「せと」船内より

それはもう、息をのむほど海が綺麗です。

⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️注意⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️
奄美大島の海岸に猛毒を持つカツオノエボシが漂着することがあります。
🙅‍♀️🙅‍♀️🙅‍♀️カツオノエボシが漂着したという情報が入った時は、裸足で海に出たり、砂遊びをしたりするのはやめましょう🙅‍♀️🙅‍♀️🙅‍♀️

4-1-2.南部に行くとマングローブ原生林があります
マングローブとは特定の植物の名前ではなく、海水と淡水が混ざり合う河口付近に生える植物の総称で、熱帯や亜熱帯気候に見られるものを指します。

「マングローブパーク」園内の展望台から望むマングローブ原生林全景

マングローブの中をカヌーで見学することも出来ます。何とも言えない神秘的な光景です。

マングローブでのカヌーは「マングローブパーク」園内で受け付けている他、
「アイランドサービス」のツアーや「マングローブ茶屋」等で体験可能
ヒルギ科の樹木のトンネルの中
筆者は過去3回ほどカヌーで見学しましたが、マングローブは毎回違った姿を見せてくれました

4-1-3.豊かな自然が残されています
山がちで平地が少ない上に開発が進んでいないため、アマミノクロウサギルリカケスといった奄美大島固有種が生息している所でもあります。また、奄美大島は沖縄と並ぶハブの生息地ですのでくれぐれも注意して下さい。

名瀬長浜町の「ハブセンター」
日の当たらない場所に潜み、動物のニオイと体温に反応して攻撃するハブ
無暗に草むらに入らないよう注意

国道と言えど道が険しい奄美大島。特別天然記念物のアマミノクロウサギはその山の中に棲んでいるようで、国道58号線上にはこんな標識がありました。標示にも「クロウサギに注意」。

山深い地域はアマミノクロウサギの生息地
この標識は新村の県道85号分岐点~網野子トンネル間にあります

4-1-4.沖縄の中南部に似ている所もあります
北東部はサンゴ礁が隆起した地形で、なだらかな丘陵があります。

龍郷町加世間かせけん峠 通称「二つの海が見える丘」
山が険しい奄美大島において、ここから見下ろした場所はなだらかな地形になっています

4-1-5.戦争遺跡もいくつか残されています
太平洋戦争末期においては場所柄、防衛の最前線となり、特攻基地も建設されていました。奄美群島が日本に返還されたのは終戦から8年経った1953年12月25日でした。

これは龍郷町の「赤尾木送受信所」 1938年に開設されたコンクリート製の無線塔跡
太平洋戦争時には米軍の攻撃目標となり、機銃掃射により付近の住民に死者が出ました

4-2.奄美大島って食べ物は何が美味しいの? 

4-2-1.鶏飯けいはん
まずは鶏飯。とりめしではなく「けいはん」です。
変化球として「鶏飯ラーメン」を出しているお店もあります。

鶏飯"二大有名店"の1つ「ひさ倉」の鶏飯はあっさり味で食べやすく優しい味
鶏飯"二大有名店"のもう1つが「みなとや」 油多めのこってりストロング系
店ごとに違う鶏飯スープを食べ比べるのも楽しいものです🤤
ホテルの朝食で鶏飯が食べられる所もあり
「てっちゃん・名瀬店」の鶏飯ラーメン 変化球もまた美味しいのが鶏飯

4-2-2.油そうめん
奄美大島の郷土料理の一つがこの油そうめんです。「油ぞうめん」とも呼ばれます。沖縄のソーミンチャンプルーと似た料理です。

「居酒屋・脇田丸」の油そうめん

4-2-3.奄美黒豚
奄美のオリジナルブランドの黒豚です。

地産地消レストラン「瀬里奈」の奄美黒豚とんかつ定食  ※2018年訪店
香ばしく揚がった豚の脂の甘味が美味しい😋

4-2-4.山羊(ひんじゃー)
沖縄のように山羊汁、そして山羊カレーを出しているお店もあります。沖縄では「ヒージャー」と言いますが、奄美では「ひんじゃー」と少し発音が変わります。 

奄美鶏飯と島料理の「鳥しん」のヤギ汁 独特のくせはほとんど無く比較的食べやすい
カフェ「T−BIRD」のひんじゃーカレー ※2015年訪店
沖縄でも奄美でも山羊料理はスタミナ食

4-2-5.いのしし
いのししはタンパク源として古くから狩猟されてきました。奄美に生息するリュウキュウイノシシはスダジイの実(どんぐり)を食べて育っています。

「居酒屋・脇田丸」奄美産しし焼き

4-2-6.みき
みき」と呼ばれる伝統的な飲み物もあります。どろどろとした甘酒のような飲み物ですが独特の酸味があります。

お米とサツマイモと砂糖を発酵させた飲料 コンビニ等でも手に入る

4-2-7.マグロ
奄美大島南部に位置する瀬戸内町は「クロマグロ養殖日本一のまち」。ベイスターズ春季キャンプの冠スポンサーのマルハニチロも同町内で養殖場を運営しています。

というわけでクロマグロは絶品です。

瀬戸内町古仁屋「あま」のクロマグロ丼
口の中でとろける脂にはここまで食べに来るだけの価値があります😋

4-2-8.鶏刺し
鹿児島県では県の衛生基準をクリアした施設で調理されたものが提供されています。これは奄美でも適用され、島内で鶏の刺身が食べられます。

「鳥しん」で食べられる鶏もも刺し

4-2-9.フルーツ
たんかん
マンゴーパッションフルーツドラゴンフルーツといった温暖な気候を生かしたフルーツの栽培も盛んです。

奄美ではちょうど春季キャンプの頃にたんかんが旬を迎えます
龍郷町内にある「ビッグⅡ」自社栽培のドラゴンフルーツ果樹園
奄美産のマンゴーは奄美と酸味のバランスが良く、また身が締まっていて大変美味
マンゴーが苦手な筆者に「これは美味しい」と言わしめた😋

4-2-10.サトウキビ
あとはサトウキビですかね。奄美はサトウキビの産地で、島内には黒糖やザラメの製糖工場がいくつかあります。

サトウキビは主に島北部での栽培が盛ん
奄美市笠利にある「富国製糖」の製糖工場

4-2-11.自販機飲料
沖縄ボトラーズの管轄になっているため、自販機の品揃えが極めて沖縄に近いのも特徴です。

名瀬運動公園内の自販機 沖縄と見紛うばかりのラインナップ

4-3.奄美大島ってお酒は何が美味しいの?

 焼酎です。焼酎と言えば麦や芋から作るものが主流ですが、奄美では日本で唯一黒糖焼酎の製造が許可されています。黒糖焼酎自体には甘さはありませんが、甘い香りと風味、すっきりした後味の良さが特徴です。

多くの飲み屋が集まる屋仁川通り(通称やんご通り)

4-4.奄美大島は大島紬おおしまつむぎっていうのが有名らしいけど、どんなものなの?

 以前、ベイスターズ公式グッズとして大島紬が発売されたことがありますが、反物が1反20万円という一見するとべらぼうなお値段でした。
 詳しくは2015年の球団公式ニュースからどうぞ( ・ิω・ิ)👉

 大島紬は先に染めた絹糸を設計図を基に手織りされるといった大量生産が出来ない伝統工芸品であり、手間がかかる分だけ高品質で世界的にも高い評価を得ている織物と言えます。
 相場だけで言えば1反の値段は百万円オーバーもあるという価格帯ですので、この時に球団で発売された反物は、言葉は悪いですが“安物“に入るということがわかります。また、柄の目が細かいほど高級品とされますので、1反20万円という数字は相応といったところでしょうか。

龍郷町の「大島紬村」にて 絹糸を泥染めする様子
シャリンバイに含まれるタンニンと泥田に含まれる酸化鉄によって色落ちしない独特の渋い発色に
設計図を基に職人さんが手作業で織り上げる 気の遠くなるような工程を経て完成する一点もの
ベイスターズから2015年に発売された文庫本カバー(5,700円)
表面に張られた大島紬は決して最高級品とは言えないものの、
この渋くてオトナな色合いとしなやかさを併せ持った丈夫さが筆者のお気に入りポイント😊

5.昨季、実際に行ってみた

 2024年2月3日から6日まで、実際に奄美に行ってきました。ベイスターズ選手の写真は少なく、旅行記になっていますが、posfie(旧min.t)にまとめましたので、何となくの雰囲気だけでも伝われば幸いです。


6.当記事の結論として

 言いたいことは「奄美はいいぞ」という一言に尽きます。
 私事ではありますが、秋季キャンプを初めて観に行ったのが2015年の11月で、それから5年連続で遠征に行きました。ベイスターズが秋季練習を横須賀で行うようになった後も筆者は奄美に旅行に行っていて、気付けば10年連続というドハマり状況になっています。
 2021年には世界自然遺産に認定され、沖縄のようなリゾート地とは違った魅力のある奄美大島に、春季キャンプを観に行ってみませんか😎😎😎


⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️
各種交通機関の情報も掲載しましたが、誤りがあった場合でもその責は負いかねます。悪しからずご了承下さい。実際の確認はご自身でお願いします。
⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️

  1. 当記事は横浜DeNAベイスターズ球団公式のものではありません( ・ิω・ิ)👉

  2. 奄美大島公式の団体のものでもありません( ・ิω・ิ)👉

  3. 各種交通機関とも一切関係ありません( ・ิω・ิ)👉

  4. 完全なる個人のお気持ち表明noteというものですご了承下さい( ・ิω・ิ)👉


更新履歴
2025年1月1日 公開
(パイロット版)
2025年1月15日 宜野湾キャンプへのリンクを追加
2025年1月18日 リンクを追加
2025年1月23日 キャンプガイドの項目を追加・衍字と旧情報等を修正
2025年1月27日 脱字等を修正
2025年1月30日 バス路線図を修正
2025年1月31日 キャンプガイド2025年版を修正
2025年2月1日  記事冒頭を変更