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自分なりの立ち上がり方

前回は、そんなこんなで仕事を辞めた話でした。

そんなちょっとした心の傷を抱えて、なんだかんだその後も上手くいかないことが多く。
結果的に3年以上もの間、何もできずに楽しいこともあまりなく暗い日々を送りましたよ無職として。

その間、めっちゃもがいてました。

なんで自分はこうなんだろうって、自分の考えてること全てをとにかくアウトプットしてた。
ノートを100冊近く、ボールペンも何十本も消費して。
お金も使った。人にも頼った。時間ばかりを浪費した。

一言で言えば、もがきまくっていた、でしょうか。

まあ、ここまでやってしまったのには、単に仕事が無くなったからだけでなく、私の心がマヒしてたせいもあるんですね。
だって自分の仕事を馬鹿にされても、命令されても、実は腹が全く立たなかったのだから。悲しくもなかった。ぞんざいな扱いをされてもね。

それどころか、「私もそう思う。」なんて心の中で相手に迎合してた。
腹が立って辞めた、というのは結果的にそうなのであって、当時はまったく腹など立っていなかったから。

おそらくだけど、それをそのまま受け止めたら心臓が死んでしまうと危惧した思考が、無理やり全てを停止させてマヒらせることで、守ろうとしたわけです。

本当に傷つきやすい人は、投げられたものをそのまま受け止めるなんてことは絶対しないです。
それをしてしまったら、一撃死ですから。
だから深く落ち込むこともないのです。
マヒってるから、いつもヘラヘラと調子がよかったりする。なんでもポジティブにとらえようとする。
ただ身体だけは正直で、いつも肌荒れしてたり腹痛が起きたりしてました。

だからこそ、そのマヒった状態から立て直しを図ろうとすると、どうしても時間がかかってしまったのですね。
そのおかげで今ではすぐに腹が立つし、すぐに泣く。過去の出来事に、ちゃんと怒りが沸いてくる。
毎日のお昼ご飯のおいしさに感動して顔がほころぶ。

正直、振り回されて大変です。
「でも、生きてるって感じするでしょ?」と言われた時、確かにその通りだと思いました。

もちろん今でも全ての過去だとか、後悔だとか傷だとか。
そういうものを吹っ切ったわけではないし、捨てたわけでもない。

正直、立て直すのには回り道、無駄なことばかりしてた。
社会生活を送りたいと思いながらも、それを思ったら行動しなきゃならない。また失敗したら、、、
そんな葛藤にも揺れ、あらゆる一歩がなかなか踏み出せず。
そして時間が経てば経つほど、周りからなんて思われるか怖くて。

この間、友人たちは何百万のお金を稼いだことか。貴重な20代を捨てた後悔もある。恨みもある。
正直、何が正しかったのなんて分からない。何をすべきだったのかも、そんなこと今でも分からないですよ。

でも、いいんじゃないですか?
どんなに時間がかかっても、どんな方法を取ろうと、自分でやり直したい、もう一度頑張りたいって自分から思って。で、自分主体で小さなことからやってみる。
そしたら、そのうち何かが流れ出しますよ。
あとは、それに乗っかってみればいい。
立ち止まった状態ではどこにも行きつかないけれど、少しでも歩いていれば、どこかに行きあたる。

自分なりの立ち上がり方でいいんだと思います。
何が正解かは誰にも答えの出せない問いだけど、だからこそ、それだけ数があって当然。
万人向けに用意された答えが、納得できるものであるとは限らないのです。
(そもそも1年ちょっとで辞めてる時点で、その傷を3年以上も抱えている時点で、一般からちょっと外れてるし)

まあ、それでも誰かに「これが正解です」と言ってくれた方が楽なんですけどね。

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