Xデザイン学校ベーシックコース #3
本日は「行動観察」の講義で、1時間の座学のあと浅草まで移動して外国人の「写真を撮る」事に対しての行動観察を行い、永田町まで戻って撮ってきた写真をピックアップする・・という講義内容でした。
今回の講義はかなり楽しみにしていて、課題である「ただ、見る」事がどのくらいできるのか?を試すいい機会だと考えていました。
そのためには、
・バイアスをかけないように気を付けよう とか、
・先入観なく物事を見よう、
などと考えてのぞみました。
そして講義が終わり、帰りの電車や、帰宅してお風呂に入りながら、夕食をとりながら、「今日は何ができて、何ができていなかったかな・・」と振り返りを行い、
・本当につたない英語で話を聞いたけど、その場で翻訳アプリを使うなどやり方を変えれたなぁ・・とか、
・それって撮らなきゃいけない写真枚数に追われて近視眼的に陥っていたからだよな・・
などと振り返っていたのですが、
「あれ、これ今回、そもそもの所でやらかしちゃってるんじゃないか・・・??」
と思うに至りました。。
それは、今回の行動観察の目的・ゴールをちゃんと考えられていたのだろうか?という所からの振り返りで、
講義中にも先生から指摘がありましたが、
「ただ写真を撮っている所を撮ってきてないか?」
「ちゃんとインサイトを見つけてきているか?」
というところが、ちゃんと意識して行動できていなかった為です。
なので20枚の写真を選択する際にも先生にも、
「どういう基準で選ぶのでしょうか?例えば自分たちが理解できないような行動をとっているものを選ぶとか・・?」
という質問をしてしまい、
ちゃんと目的が考えられていなかった事を、露呈する形となってしまいました。
今回、浅草に到着後、チームを2つに分けて、自分のチームは雷門から離れました。
これは、片方のチームはおそらくメジャーどころに行くだろうから、自分のチームはメジャーどころじゃないところ(マイナーなところ)からアプローチしてみようという考えからです。
今思うと、このメジャーとマイナーに分けた考え方は、この分け方で本当に良かったのか・・?
結果、写真を撮っている人にはまばらに出会う形で、その場所で写真を撮る・・という行動の再現性は高くありませんでした。
そして時間制限の中で枚数をクリアする事に意識が行き、本当につたない英語のまま、ちゃんと聞き取れない部分があるけどインタビューを続ける・・という事を行ってしまったのでした。
結果的に、インサイトらしきものはおぼろげながら浮かびはしましたが、もうちょっとじっくり観察するような事ができたのでは?と考えます。
例えば2チームに分けた中でも、同じ雷門や浅草寺を場所として選んでいたとしても、そこで行う「行動」に注目をして、
この人はこういう撮り方をしている、こっちの人はこんな撮り方・・という観察と、そこでのなぜ?のもうちょっと深いヒアリングができたのではと思います。
(英語能力問題はまた別途解決が必要・・)
(ちなみにマイナー路線に行ったのは自分の好みというか、ひねくれている自分の性格の問題です。。)
こういう写真を撮っている姿を見て、なんでこんなところで浴衣を撮影しているんだ・・???という違和感、問いを持つことはできました。
なんかちょっとネガティブに陥ってしまったので、最後にその中でもできたことも振り返り、今回は終わりにします。
■できたこと
・チームとして活動するためのベース部分を整え始める事ができた。
Facebookグループの作成、講義後の振り返りの体験談共有
・行動観察実施における最低限のリードができた。
戻り時間の認識共有、語学能力ベースのチーム分け提案(結果誰も語学強くなく適当にはなったが。)
・写真を撮っている外国人に対して、ただ見て、違和感を持つ部分のヒアリング(なぜそれを撮るのか?撮ったあと何に使うのか?)が行えた。
■できなかったこと、問題だなと感じたこと
・目的、ゴールを見失ってしまっていた。
・バイアスをかけないように気を付けようとか、先入観なく物事を見ようと考えすぎて、何も考えず感覚的に生きすぎてしまった。
・近視眼的になり、その場での改善行動ができなかった。(言語問題をどう解決するか?)
・結果的に「外国人は何か突飛な事をしているのではないか?」というバイアスがかかってしまっていた。マイナーな方に行ったのはこの影響もあり。
■できるようにトライすること
・ゴールを見失わないようにする。
つい、見失ってしまうので、どこか分かりやすい所に掲示しておくなども必要。