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メイクアガールを観てきました。

こんばんわ。

今日はメイクアガールという映画を観てきました。
私が概要を紹介するよりも公式さんの方がうまいと思いますので、こちら💁

舞台となるのは、現在より少しだけ先の未来。 人々の生活をサポートするロボット・ソルトを開発、製品化することに成功した天才的な頭脳を持つ
科学少年・水溜明(みずたまり・あきら)は、新たな発明がことごとく失敗し、行き詰まりを感じていた。 そんなとき友人からカノジョを作れば「パワーアップ」できるという話を聞いて、
文字通り人造人間のカノジョ“0号”(ぜろごう)を科学的に作り出してしまう。
プログラムされた感情と、成長していく気持ちの狭間で揺れ動く0号。
人と心を通わせることに不慣れな明との間に芽生えるのは“恋”なのか、それとも……?

https://make-a-girl.com

まずは薄ーーい感想から。
なんと言っても0号ちゃんがかわいい!
そして茜ちゃんの一途なツンデレがよい!!
明の要所要所でチャンスを逃してる感がもどかしい…

さて、以下Episode0と映画本編のネタバレを含む感想ですので、これから楽しみにされてる方は引き返してくださいね。いいですか?

主人公は水溜明、そして度々回想シーンで出てくる母、稲葉。
Episode0では水溜稲葉が登場人物として出てきますが、最後にはガンであることをカミングアウトしており、死期が近いことを悟っている描写があります。
おそらくその稲葉が作り上げたのが明。つまり明は稲葉の作った第二人類(明確な定義は不明ですが、おそらく第一人類が稲葉を含む純粋な人間、それ以降は人間の記憶や感情を宿したロボットを指すのでは)で、研究が完璧でなかったため、自分の代わりに研究を進めて納得のいくロボットを作成しようという腹積りだったのではないかと思います。つまり、明にいきなさい…と銀杏並木で声をかけるシーンがありましたが、生きて私の代わりに研究を進めてその成果である第三人類を作りなさいということだったのではないかと思います。
後半の回想シーンでは明が稲葉に女の子を作りましたというシーンがありますが、そこでは褒めるような喜ぶようなセリフがあったように記憶しています。それもつまりは明の存在が第三人類を作るための自分の手足の代わりとして正しく動いたことを嬉しく思ったのだと思います。
話が脱線しますが、明は0号に対し、0号が自分のことを好きになるのはそのようにプログラムしたからだ!と何度も言い放っていますが、そのように明が作るように稲葉が設計したというのも皮肉的で、ミステリー的な多重構造だなぁと感じました。

後半のバトルシーン後に0号と明が揉み合いになって刺されるシーンですが、色々複雑だったので0号の思考回路を整理してみようと思います。

  1. 0号は自分の意思で明のことを好きと信じている

  2. しかし、明はプログラムされた通りの感情で、自発的なものではないと信じない

  3. 愧死機構がプログラム通りに働いてしまった

  4. この愧死機構を乗り越えることができれば、私の感情はプログラムの想定を超えている=自発的な好意を証明できる

結果的に愧死機構に抗うことができず、0号は自我を保つことができなくなってしまいます。そして最後のシーンでの0号の笑みと声。稲葉さんになってましたね。不気味でゾッとしました。

内容に関する考察は以上です。違うところもあるのでしょうけどね。
演出はエヴァを想起させるようなタイポグラフィや敵キャラクターのデザイン、終盤の天気の子を思い出すような独り言を叫びながらの階段駆け降りシーン(天気の子では昇ってましたね)などなどあの映画っぽいと思うシーンがいくつもあったり、安田現象先生のアイコンであるメジェド様が序盤の雑誌裏表紙にいたりと細かい芸に驚きました。

実は2回目の鑑賞だったのですが、Episode0を読んだこともあってより違った楽しみ方ができたかなと思います。せっかくなのでもう一回くらい行きたいですね。
続編も出るような感じだったので、また違う顔の0号ちゃんが見れることを楽しみにしています。ちなみにイチオシの0号ちゃんのかわいいシーンはバイト先でハンバーグプレートを一人で作って絵里さんの机に持って行く時の自信に満ちた笑顔です。
だんだん感情が乗ってくる笑顔がかわいい!!

それではまた!

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